ロシアがウクライナに侵攻した翌日の25日、首都キエフ周辺で攻防が繰り広げられている。ウクライナ軍が効果的に対応できなければ、戦時中に首都が陥落するという重大な危機に陥る可能性がある。

2022-02-28 09:29:29 | 真の解決目指して
ロシア、キエフの目前に進撃…

プーチン大統領「ウクライナと高官級交渉を希望」

登録:2022-02-26 00:30 修正:2022-02-26 08:22
 
「ロシア軍、25日中に戦車でキエフ攻撃」との見通しも 
ウクライナ軍が対応できなかった場合、「首都陥落」の重大危機 
米国防総省「ウクライナの現政権排除し、政権移植狙う」
 
 
ロシアがウクライナに対する軍事作戦を開始した今月24日(現地時間)、ウクライナ第2の都市ハルキウ(ロシア名・ハリコフ)近くのチュグエフ軍空港で黒煙が上がっている/聯合ニュース

 ロシアがウクライナに侵攻した翌日の25日、首都キエフ周辺で攻防が繰り広げられている。ウクライナ軍が効果的に対応できなければ、戦時中に首都が陥落するという重大な危機に陥る可能性がある。米国防総省はキエフを狙うロシア軍の目的について「ウクライナの現政権を排除し、独自の統治体制を導入しようとしている」と警戒した。

 オースティン米国防長官は24日、米下院ブリーフィングで「ロシアの機械化部隊がベラルーシを通ってウクライナに進入し、キエフから20マイル(32キロメートル)付近まで接近した。ロシアから進入した他の部隊も少し離れているが、いずれもキエフに向かっている。都市を取り囲み、政府を転覆させるためのものとみられる」と述べた。

 米国防総省の高官はウクライナ東部、南部、北部で交戦が行われているとし、「この3つの軸はウクライナの人口密集地域を狙ったもの」だと述べた。さらに「ロシア軍は基本的に現政権を斬首し(decapitating the government)、独自の統治体制を導入しようとする意図を持っているというのが我々の分析だ。(開戦)初期から始まったキエフを狙った動きがこれを裏付ける」と明らかにした。

 このような見通し通り、ロシア軍は侵攻当日からヘリコプターなどを動員し、空輸部隊の兵力をキエフ近くの空港に投入して、ウクライナ軍と交戦を繰り広げている。米CNNの現地取材陣によると、25日未明に轟音を2回聞き、少なくとも3回の爆発音が確認されたという。AFP通信はこの日、キエフ中心から北10キロの距離にあるオボロンスキー地域で爆発音と銃撃音が聞こえたと報道した。

 ウクライナと北方国境を接しているベラルーシから進入したロシア兵力は、1986年、チェルノブイリ原発事故で有名な北部都市チェルノブイリをすでに占領したことが確認されている。ロシア軍が24日に行ったウクライナ空軍基地に対する160回のミサイル攻撃で、ウクライナ軍の防空網が機能不全に陥っており、空輸部隊を動員したロシア軍の進入作戦はこれからも続くものと見られる。ウクライナ内務省のアントン・ゲラシェンコ顧問は「キエフに向かってロシアの巡航ミサイルまたは弾道ミサイル攻撃が続いている」と述べた。

 西側の情報関係者は、キエフが近いうちに過酷な運命に置かれる恐れがあると憂慮している。 欧州のある情報当局者は「多くがウクライナの抵抗にかかっているが、ロシアが数時間以内に首都キエフに圧倒的な戦力を集結させるものと確信している」と述べた。

 ロシア国防省は、キエフ西方20キロのホストメリ空港をロシア軍が掌握し、空輸部隊を成功裏に投入したと明らかにした。 同空港は、ロシア軍にはキエフ包囲のためのより多くの兵力を空輸できる重要な施設になりうる。キエフ西側のアントノフ空軍基地をめぐる攻防戦も繰り広げられている。BBCの報道によると、ロシア軍が現在この基地を占領しているが、ウクライナ軍が奪還戦を繰り広げているという。

 
ロシアの攻撃が始まった今月24日、キエフ中心部の独立広場に人影がまばらに見える。ロシアは開戦初期からキエフに向けた攻勢を強化している=キエフ/EPA・聯合ニュース

 ゼレンスキー大統領は抗戦の意思を貫いている。彼はロシアの侵攻に対応して90日間有効な総動員令に署名した。ウクライナ当局は18~60歳の成人男性がウクライナ国外に出ることを認めない方針だ。

 ゼレンスキー大統領は同日夜に行った演説で、ロシア侵攻の初日、軍人と民間人を含むウクライナ人137人が死亡し、316人が負傷したと明らかにした。彼は「ロシアが今日ウクライナ全域を攻撃した。我々の将兵は非常によく戦った」と述べた。 また「周辺には我々だけが残って国を守っている。誰が我々とともに戦おうとしているのか。誰もいない。誰がウクライナにNATO(北大西洋条約機構)加盟を認める用意ができているのか。皆恐れている」と述べ、国際社会の対応に不満を示し、国民の団結を訴えた。またロシアの「破壊工作グループ」がキエフに入ったとして、市民に警戒を緩めず通行禁止をきちんと守るよう呼び掛けた。彼自身はロシア軍の「攻撃目標第1号」だが、家族と共にウクライナに滞在していると述べた。

 こうした中、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナと交渉する意思を明らかにし、対話が行われるかどうかが注目される。プーチン大統領は25日、中国の習近平国家主席と通話し、「ロシアはウクライナと高官級談判をすることを望んでいる」と述べたと、中国外交部が明らかにした。習主席は「中国はロシアとウクライナが談判を通じて問題を解決することを支持する」と応えた。この発表に続き、ロシアのクレムリン宮は、ロシアはウクライナと対話するために外交・国防省の官僚を含む代表団をウクライナ国境地域のベラルーシの首都ミンスクに送る準備ができていると明らかにした。

 ゼレンスキー大統領も同日テレビ演説で、ロシアが要求する「ウクライナの中立国地位」についても話し合えると述べ、交渉の扉を開いた。

チョン・ウィギル、パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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ところどころ、写真がアップできませんでした。ご勘弁を!

2022-02-27 10:33:04 | 科学最前線

火星で撮影されたヤバイ画像10

  • 6,377,191

  • author George Dvorsky - Gizmodo US
  • [原文]
  • 山田ちとら
7225火星で撮影されたヤバイ画像10
Image: NASA/JPL-Caltech / Gizmodo US

めくるめく火星のトリックアートギャラリーへようこそ。

19世紀イタリアの天文学者・スキャパレリが当時最先端の望遠鏡で火星を眺めていたところ、直線でできた構造物らしきものを発見して大興奮。それをまたアメリカの天文学者・ローウェルが「火星人が作った運河だ!」と吹聴したものだから、地球はしばらく火星人ブームに湧きました

火星からは、これまでスプーンやらリスやらドレスをまとった謎の女やら、ほんとうは(たぶん)存在しないのにそう見えてしまう写真がたくさん届いています。どうしても火星に生命体を発見したいばっかりに、あたかも火星が巨大なロールシャッハテストかのように希望や願望を投影してしまうんでしょうか。

そもそも衛星やローバーが撮影した火星の写真は、画質が荒くて距離感をつかみにくいものばかり。だからつい、異世界の風景に私たちが見慣れているものを当てはめてしまうのかもしれません。

火星の人面岩

Image: NASA via GIzmodo US

火星の見間違い、これが一番有名かも。

バイキング1号が1976年にサイドニア領域で捉えたこの画像について、NASAは「陰影が両目・鼻・口のような錯覚を結び、人の頭部に似た印象を与える巨大な岩石層」と表現しています。長さは3km超もあるそう。

もちろん、発見当時「火星人文明の遺跡だ!」と早合点した人はたくさんいたんですが、その後別アングルから撮った写真で明らかになったのはただの岩、というか

今となっては無機質なものに顔などを投影するパレイドリア効果の典型例となっています。トライポフォビアの人には、この小さな黒い点々も相当キモい。

捨てられたスプーン

Image: NASA/JPL-Caltech via Gizmodo US

ポイ捨てはダメよ〜と言いたくなる光景ですが、これも火星のトリック。

NASAのキュリオシティ探査機が火星人のピクニックを台無しにしたか、偶然が重なってできた奇妙な岩石層かどっちか。さらにふしぎなのは、これ以外にもスプーンぽい形が発見されていること。

もしも火星人がスプーンを使ってたら、きっとこのゼリーを食べてたんだろうなあ。

遠方に吹き上がる火柱

Image: NASA/JPL-Caltech/Gizmodo US

遠くのだれかがSOS?

2016年に火星探査機キュリオシティが、クレーター「ゲール」のキンバーリー地点を撮った画像ですが、のろしが上がっているような光景にみな釘づけに。地下帝国を築いた火星人からのメッセージじゃないかとかいろいろ言われましたが、結局は宇宙線が干渉してできた光の反射であることが判明。

火星人のキャンプファイヤーっていうのも夢があっていいですけどね。スモアなんか焼いちゃったりして。酸素がない火星の大気圏で、どうやって火が燃えたのかは別として。

火星の金塊

Image: NASA/JPL-Caltech/LANL via Gizmodo US

ゴールドラッシュ! 火星だけど!

探査機キュリオシティが2018年11月に撮ったこの写真は、ツヤッととしていかにも貴金属ぽいかんじ。ヴェラ・ルービン・リッジを探索している最中に出くわしたものですが、残念ながら金ではなくニッケル鉄合金製の隕石だと考えられています。同じくメタリックな隕石が2015年2016年にも見つかっているそう。

火星のブルーベリー

Image: NASA/JPL-Caltech/Cornell/USGS via Gizmodo US

2004年にNASAの火星探査機・オポチュニティ先輩がメリディアニ平原を探索中に見つけたまんまる小石たち。ベリーっぽいおいしそうな色なので「ブルーベリー」の愛称がつきました。

NASAでは正式に「spherule (小球)」と名づけましたが、火星の地形に散らばっている様子を「マフィンに入ってるブルーベリーのよう」と表現しています。小球のサイズはばらつきがあり、大きいもので直径602マイクロメートル、小さくて100マイクロメートル。

ブルーベリーをお皿にのっけてどうぞ
Image: Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA via Gizmodo US

水によって形成されたヘマタイト粒子のコンクリーションだとか、隕石の衝撃によるものだとか、カルサイト鉱物からできたとか諸説はあるものの、発見から16年経った今でもこのブルーベリーがどうやってできたのかは謎。とりあえず(たぶん)有機物ではなさそうです。

骨でしかない

Image: NASA/JPL-Caltech via Gizmodo US

いやこれ人間の足の骨にしか見えないんですけど。

それか、石か。どっちに見えるかは、あなた次第。

火星にもかわいらしいリスが

Image: NASA/JPL-Caltech/Gizmodo via Gizmodo US

一度見てしまったら、もうリス以外なにものでもない。

2012年9月28日、キュリオシティは「ロックネスト」と呼ばれる石だらけのエリアを撮影しました。タカの目を持つ男・UFO研究家のScott Waring氏がいち早くこのリスに気づき、「火星にもかわいい齧歯類がいるもんだ」とコメント。確かに地面にぴったり体を寄せたジリスそっくり

もちろん、ただの石なんですけどね。でも一度見たらもうリスを見えなくできない!

プラスチックごみ

Image: NASA/JPL-Caltech via Gizmodo US

火星に到着した直後、火星探査機・キュリオシティは火星の表面にプラごみっぽいものを発見し、調べてみた結果……プラごみと判明

これにはNASAの人たちも頭をかしげるしかなかったんですが、よくよく考えたあげくキュリオシティそのものからはがれ落ちたプラスチックの破片だとわかりました。

火星人のポイ捨てではなかったようで一安心。ちなみに2018年にもうひとつプラスチックっぽいモノを発見したんですが、こちらは石の薄片だったそうです。

手招きする女

200520_weirdmars_martianwoman

2007年9月5日にNASAのローバー「スピリット」が、クレーター「グセフ」のパノラマ写真を撮った結果がこれ。岩の上に腰かけるようにして、右腕を体の前へ突き出した謎の女性の姿が…。

手招きしているようでもあり、キョンシーのようでもあり、ホラーこのうえない

上のジリスのようにただの錯覚でしかないんですが、一気に火星に移住したくなくなるインパクトです。

メソポタミアの神、おやすみ中

200520_weirdmars_assyrianstatue

火星探査機・オポチュニティ先輩が、2010年にクレーター「コンセプシオン」で激写した一枚は、古代メソポタミアの新アッシリア王国で崇められていた神にそっくり、とUFO研究家のみなさんはおっしゃってます。わたしには枕とふとんも見えるんですけど。

おやすみなさい、神。しばらくは安心して眠れそうですよ。人類が火星に到達するまで、まだちょっと時間がかかりそうです。

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日本弁護士会:会長・荒 中 声明

2022-02-26 12:01:27 | 歴史に照らして整合性を!

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今も生きる3・1の心!

2022-02-25 13:16:46 | 31朝鮮独立運動の教訓

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これはウクライナの主権と領土を侵し、国連憲章、国際法を踏みにじる、まぎれもない侵略行為であり、断固糾弾する。ただちに軍事行動をやめ、撤退させることを強く求める。

2022-02-25 10:30:32 | 世界平和を実現するために

ウクライナ侵略を断固糾弾する 

ロシアは軍事作戦を直ちに中止せよ

志位委員長が緊急声明

 日本共産党の志位和夫委員長は24日、国会内で記者会見し、「ウクライナ侵略を断固糾弾する ロシアは軍事作戦を直ちに中止せよ」と題する声明を緊急に発表しました。声明はロシア、ウクライナをはじめ各国大使館に送りました。声明の全文は次のとおりです。


 一、ロシアは24日、一方的に「独立」承認したウクライナの東部地域にロシア軍を侵入させるとともに、ウクライナ各地の軍事施設、キエフ、オデッサなどへの攻撃を始めた。これはウクライナの主権と領土を侵し、国連憲章、国際法を踏みにじる、まぎれもない侵略行為であり、断固糾弾する。ただちに軍事行動をやめ、撤退させることを強く求める。国際社会が、ロシアのウクライナ侵略反対の一点で団結し、侵略をやめさせることを呼びかける。

 一、プーチン大統領は同日の演説で、今回の軍事行動はウクライナ東部地域の「要請」を受けたもので、国連憲章51条の「集団的自衛」だとしている。しかし、一方的に「独立」を認めた地域・集団との「集団的自衛」などありえず、国際法上まったく根拠がない暴論である。

 大統領はまた、ウクライナの「脱軍事化、脱ナチス化」を進めるとのべ、東部にとどまらず、ウクライナ全土でロシア軍を展開させる構えを見せている。ロシア国防省はウクライナの各地の軍事施設への攻撃も明らかにした。ウクライナを独立国・主権国家として認めない態度であり、厳しく非難する。

 一、プーチン大統領は、この侵略行為にあたって、ロシアが核兵器大国であることを誇示し、欧米の批判や制裁の動きに対抗する姿勢を見せている。核兵器で世界の諸国を威嚇するものであり、今日の世界において、決して許されるものではなく、怒りを込めて糾弾する。

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