ウイグルの人権問題を攻撃ばかりする人は、自国の人権がどうなっているか知らねばならない!変化も正しく見なければならない!

2021-03-06 06:44:47 | 中国を知らなければ世界はわからない

「学校であり、強制収容所ではない」 

新疆ウイグル自治区職業訓練センターを訪問した

パキスタン人記者

人民網日本語版 2021年03月05日14:38
 

広々として、秩序が保たれ、活力と希望に満ちている。これがムハンマド・アスガル氏が2019年に新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)市の職業技能教育訓練センター(以下、「職業訓練センター」)を訪問した際の第一印象だ。人民網が伝えた。

人民網の取材を受けるパキスタン国営通信APPの中国駐在記者ムハンマド・アスガル氏(撮影・劉寧)。

アスガル氏は、「訪問前、私は西側メディアの言う『訓練収容所』は人々がひしめき合う、非常に狭い場所だと考えていた。そしてその生活環境は劣悪で、鉄条網で囲まれ、入り口には銃を手にした警備員が立っていると思っていた」と語った。

だが実際に訪れて見たところ、そこは大学のキャンパスに似ていた。職業訓練センターには5階建ての寮が5棟あり、全ての部屋が2人部屋となっている。広々としたバイキング式レストランは500人以上が同時に利用できる規模を誇る上、イスラム教徒のためのハラル食品を提供している。

パキスタン国営通信APPの中国駐在記者であるアスガル氏は英国、ロシア、カザフスタン、インドネシアの4人の記者と共にホータンの職業訓練センター2ヶ所を訪問。彼は、「両センターはほぼ同じような状況だった」とする。

ウイグル族の学生と言葉を交わして交流した結果、アスガル氏は彼らが自ら進んで訓練に参加していることを知った。学生は週末や休日には帰宅し、親族や友人に会いに行くこともできる。しかもカリキュラムは無料で、調理技術から縫製、美容、普通話(標準中国語) 、宗教及び法律知識などが設けられている。

アディラさんという名の失業した女性の学歴は小卒。ある村民委員から職業訓練センターの事を聞いて入所を申請し、飲食サービスを学び始めたという。アディラさんは、「全ての施設が無料なので嬉しい」と語り、将来良い仕事に就けるよう普通話やその他のスキルを学びたいと語った。

またアブドラさんという男性は、これまでずっと農業に従事していたが、訓練完了後は商売をしたいとその思いを語った。

新疆の職業訓練センターで踊る学生(写真はムハンマド・アスガル氏が提供)。

こうした学生たちは脅されていたり、演技をしているのだろうと考える人々がいるかもしれない。これについてアスガル氏は、「もし中国政府がこれほど多くの優れた役者を探し出すことができるのなら、それも余りに不思議なことだ。幸せな笑顔は演技してできるものではない」と語る。

この訪問は、アスガル氏の訓練センターへの印象を根本から覆すことになった。アスガル氏は職業訓練センターの設立について、テロリズムを解決し、少数民族に利益をもたらす良いアイディアだと考えるようになった。

アスガル氏の見解の証左となる統計や事実が多くある。中国政府が2019年に発表した白書によると、職業訓練センターの設立から、新疆ではテロ襲撃事件が1件も起きていない。2018年に新疆の観光業は急速に成長し、国内外から訪れる観光客は延べ1億5000万人を超え、前年比40%増加した。2019年に新疆が受け入れた観光客は延べ2億人を突破し、前年比41.6%増加した。

28年にわたり、新疆における劇的な変化を目撃

多くの女学生が衣料品・靴・帽子加工カリキュラムを選択(写真はムハンマド・アスガル氏が提供)。

アスガル氏は新疆を5回訪問した経験がある。その一番最初は28年前だった。

1993年にアスガル氏は観光客として初めてカシュガルを訪れた。当時、新疆は中国の他の地域と比べて経済発展面でも安全面でも大きく立ち遅れており、活力もなければ、秩序もなかった。怒りっぽい商人がぼろぼろの露店の後ろに座り、商品はぬかるんだ地面に滅茶苦茶に置かれていた。ロバの引く車が人込みの中に突っ込んできては、一面に砂埃を巻き上げていた。そして刃物を手にした失業者が町のあちこちにいて、道行く人々をにらみつけていた。

10年後にアスガル氏がカシュガルを再訪すると、ロバの引く車は自動車や現代的な交通機関に取って代わられていた。10年前に泊まった3階建ての小さなホテルは、すでに星つきの大きなホテルに改築されていた。

アスガル氏は2014年と2015年、そして2019年にも新疆を訪れた。新型コロナのパンデミックのために、最近計画していた新疆訪問は延期したが、新疆のさらに多くの場所を訪れて、現地の発展をその目で見てみたいと考えているという。

そして、「過去28年間、私は新疆の発展を自分の目で目撃してきた。また私は多くの場所へ行き、現地の多くの人々と言葉を交わし、交流してきた。数多くの雇用機会や繁栄、発展から、ウイグル族や他の民族はいずれもその恩恵を受けている」とする。

アスガル氏は、「平和と安全なしに、発展はない。私は2018年にウルムチに地下鉄が開通し、新疆の道路インフラもどんどん良くなっていくのを目にしてきた」と語る。

良心的な報道と悪意に満ちた嘘

イスラム教徒であるアスガル氏は西側メディアの無数の報道を読んできた。新疆のウイグル族は宗教的権利が剥奪されているとの報道があった。真実を探るため、新疆の様々な地区を訪問し、様々なモスクのイマームや職業訓練センターのウイグル族と交流した。

アスガル氏は、イスラム教徒がモスクに行きたいと思えば、完全に自由に行けることを知った。職業訓練センターでも、学生は制限されずに礼拝ができ、宗教とその信仰が尊重されていることを知った。

職業訓練センターで絵を描く学生(写真はムハンマド・アスガル氏が提供)。

アスガル氏はカシュガルとウルムチで宗教活動に数回参加したことがあり、「私のような外国のイスラム教徒と地元の人が一緒に礼拝する。私にとってこれは素晴らしい経験であり、思い出だ。中国の新疆の宗教政策に対する告発は完全なデマだと私は信じる」とする。

中国がウイグル族の文化を破壊し、ウイグル族に普通話の学習を強い、しかもいわゆる「ジェノサイド」を行っているとの西側メディアの告発について、アスガル氏は「こうした主張は事実の根拠を全く欠く嘘だ」と語る。

「私がウルムチの定期市で見たのは、様々な民族の人々だ。市場では、中国語とウイグル語の二言語の看板が見られる。新疆各地ですでに二言語学校が建てられ始め、現地の文化はきちんと保護されている」とする。

職業訓練センターの学生と言葉を交わし、交流した際、彼らの中に以前、宗教過激主義の影響を受け、法律知識の不足から不注意にも罪を犯してしまった人たちもいることを、アスガル氏は知った。普通話が分からない上、学歴も低い彼らの多くは、職業訓練センターに入所する前は無職だった。

アスガル氏は、「もし中国国民でありながら、自分の国で普通話を話せないとしたら、どうやっていい仕事を見つけられるだろうか?他省に行った時、他の人とどうやって交流すればよく、他省の人とどうやって商売をするのか?国で通じる言語と基本的な法律知識を学ぶのは非常に重要なことだ。学習を終えれば、社会に融け込み、もっと良い暮らしをすることができる。この事に何の問題があるのか?」とする。

そして、「テロを望む人はいない。パキスタンで私達はテロが人々にもたらす苦しみと、経済への破壊を目にした」と語るアスガル氏は、「平和と繁栄を望むのは私たちの天性だと言える。私が出会った学生たちは本当の気持ちを示したと思う。彼らは生活がもっとよくなることを望んでいる。彼らの表情やボディーランゲージから、彼らの喜びが感じられた」とする。

記者であるアスガル氏は、新疆の現在の状況に関する真実の報道は、世界がこの地域にとっての最良の道を知る助けになると考えており、何か疑問や質問のある西側メディアには、新疆に行って実際の状況を見てみることを勧めている。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年3月5日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする