第3波が、再拡散する傾向が表れている」とし「患者数、実効再生産数、流行の様相など、すべての指標が良くない方向に展開されており、もう一度警戒心を持つ必要がある」と述べた。

2021-03-16 07:23:55 | 韓国・コロナ対策

韓国、新規感染者1日400人台で下げ止まり…

「第3波、再び拡散」警戒を呼びかけ

登録:2021-03-15 02:25 修正:2021-03-15 08:09
 
実効再生産数も「1」超え 
慶尚南道晋州のサウナで累計149人 
保険会社、家具工場でさらに拡散
 
14日午前、京畿道の水原駅広場に設置されたコロナ臨時選別検査所で。市民と「京畿道内外国人労働者コロナ全数検査」行政命令により検査を受けに来た移住労働者たちが長蛇の列をなしている/聯合ニュース

 防疫当局は、昨年11月末から始まった新型コロナウイルス感染症流行の第3波が、一時期の減少傾向から下げ止まりを経て、再び拡散に転じたと明らかにした。

 中央防疫対策本部(防対本)によると、14日午前0時現在で、過去24時間以内に新たに確認されたコロナ感染者は459人。感染者数は6日連続で400人台となった。平日には6万人以上にのぼる検査件数は、週末であったことによる影響で4万4621件に減ったが、感染者数は前日の474人に比べて小幅な減少にとどまっている。このうち、国内で発生した新規感染者は436人で、直近の一週間の1日平均の感染確認数は433.6人となった。社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)レベル2.5への引き上げ基準(全国で1日平均感染確認400人~500人以上など)を超えている。全国の実効再生産数も2週間前の0.94から先週は1.07と、1を上回った。実効再生産数が1を超えたということは、流行が広がっているということになる。

 中央事故収拾本部のソン・ヨンネ社会戦略班長はこの日のブリーフィングで「この8週間、300~400人台を維持していた第3波が、再拡散する傾向が表れている」とし「患者数、実効再生産数、流行の様相など、すべての指標が良くない方向に展開されており、もう一度警戒心を持つ必要がある」と述べた。

 慶尚南道晋州市(チンジュシ)の「パロス・ヘルスサウナ」ではこの日、さらに17人が陽性判定を受け、9日に最初の感染者が確認されてからの累計感染者は149人となった。防疫当局が利用者600人に対する調査を進めているため、感染者はさらに増える見通しだ。晋州市は前日から、ソーシャル・ディスタンシングをレベル1.5からレベル2へと引き上げている。京畿道富川市(プチョンシ)にある保険会社では、今月3日に最初の感染者が確認されてからこの日までに10人の感染が確認されている。4日に最初の感染者が確認された京畿道安城市(アンソンシ)の家具工場ではこの日、9人の感染が新たに確認された。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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