今年の博多山笠が終わりました。
見るだけで参加もしていないのに何か気が抜けたような感じです。
博多の住民ではありませんが毎年山笠を見ないと夏が来ないという気持ちになっています。
今年の追い山も終わり帰り支度をしていた矢先、競争を終わった舁き山が早々に町内に戻って来てしまい、混雑で身動きが取れなくなりました。
そんな騒ぎの中、道路の真ん中に舁き山が止まり、全員で祝いめでたを唄って博多一本締めでお開きになったのですがその後がすごかったのです。
担いでいた人の数人が大声を出しながら(わめくような感じ)舁き山に上り飾りの分解にかかりました。
荒れ高ぶった神様が降りて来て憑依したのではないかと思うくらいすごい気迫でした。
この異様な光景を皆が固唾を呑んで見ていました。鳥肌が立ちました。
ところで櫛田神社では追い山で高ぶっている神様を鎮める能を演じて博多祇園山笠の祭事が全て終わりになりますので、この時はこれもその行事の一環で始まったかと思いました。
*早速調べました。これは「山くずし」とか「山とき」「とき山」と言うそうです。
大声を出して縁起の良い飾りを取り合う(取った物は持ち帰って良い)そうですが、これを行うかどうかは流れの総責任者(総務という)がその年に決めることになっているそうです。しかし舁き山は後日展示されることも多く、この山くずしが行われるのは7つの流れのうち西流だけになってしまっているそうです。だからこれを見ることができたのは本当にラッキーでした。
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