ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

異物混入騒ぎが続くマクドナルドと藤田田(でん)さん

2015-01-08 21:25:30 | 街を徘徊して


もともと売り上げの落ちていたマクドナルドですが、
中国の不衛生肉を使ったチキンナゲットで評判を落し、今度はビニールが入っていた、
ひもが入っていた、アクセサリーも、人の歯も入っていたなどと騒がれていますが、
弱り目にたたり目とはこのことでしょう。
日本のマクドナルド店は故人である藤田田(でん)という人が40年以上前に東京銀座の三越百貨店の1Fに1号店を開店させたのが始まりです。
日本では全く馴染みのないハンバーガーを売るに当たって、最初の店舗場所は「高級品販売のイメージがある三越」と決めて、分からない商売には乗り気でなかった三越を説得し続けたそうです。
出店が決まっても三越としては1Fの一等地を何日も工事中には出来ないということで、1晩で店舗を完成させることを条件にしたとのこと。
それで藤田さんとしては別の場所で店舗の組立てを何度も行い、時間内に全部が仕上がるように訓練を続けていたそうです。
そうして迎えた開店前日、三越のシャッターが閉まると同時に改装が始まり、翌日シャッターが開いた時には「いらっしゃいませ」と売れる状態になっていました。
馴染みがないので直ぐには売れないだろうと思っていたところ、すごい売れ行きだったそうです。
ハンバーガーは当時始まった銀座の歩行者天国とも相まって若者のファッションとなりました。
商売に関しては妥協をしない、約束は必ず守ると「日本のユダヤ人」と自称していた藤田田さんですが、今の状況を見て何と言うでしょうか。(しかしマスコミはいつもですが過剰報道だと思います。)
この騒ぎから思い出しました。