東京都議会選挙が終わって、自民党は惨敗、都民ファーストの会が議席の4割を占めました。
これを見て民主党(今の民進党)の時を思い出してしまいました。
この時は、自民党の体たらくが続いていた時に、うまいことばかりを公約に並べた民主党が大勝し政権が変わりました。そして誰もが良くなるという幻想を持ちました。
しかし所詮は経験のない新人の集まり。省庁の動かし方を知らない、官僚を動かせない。
財界、産業界の上とは何のつながりもないので景気対策も打てず沈むだけ。
外交は、アメリカで「Trust me」と大見栄は切ったものの、まともにやれませんでした。
政治ごっこの国政だったと思います。
(この時のことをいろいろ思い出しますね。コンクリから人間へ、しかし結局は一貫性がなかった公共事業。
津波と原発の初期対応混乱。被災地に来て「考えないやつは助けない」と復興大臣発言。
開発予算を削減しようと「2位ではだめですか」で科学者が総反発。
尖閣で巡視船に確信衝突させた中国船長を無罪放免・・・・)
それで今回の結果を見て「また民主党の再来では?」とどうしても思ってしまう私のこの器量の無さ。
よそ者なのに余計なお世話ですが。
都政と国政は違いますが、政治不信をもたらしてしまった、民進党の二の舞にならないようにと願います。
ところで純粋で本気で臨んだ若い人も多かったようです。
政治家を目指したいならこれを機会に多くの経験研鑽を積んで国政へも進んでほしいと思います
(小池党を踏み台にして次は自分がやりたい道へ行ったら良い)。
一度に30人以上の「未経験者」に政治へ参加できる機会が与えられたということは、めったにないチャンス、これを大切に活かしてほしい。
と、彼らにはエールを送ります。