博多どんたく、博多山笠開催期間以外の時に福岡市に来ても、
これと言って観光できる場所がありません。
実際、友人とか来ても、さてどこに連れて行こうかとなる筈。
京都とは大きく違っているところです。
ところで、国が制定した「グローバルMICE都市」というものがあります。
国際会議とかイベントを通じて世界に開かれた都市にしなさいというもので、
現在12都市が指定されています。
もちろん福岡市も。
ところが実際の年間実績となると、
国内順位で1位が東京で101件のイベント、
2位が京都で50件、
そして名古屋、札幌と次いで5位が大阪と福岡の17件。
世界順位では東京が18位、京都が50位、
大阪、福岡が156位となっています。
博多港には大型クルーズ船が頻繁に来ていますが(接岸数は日本一です)
これはインバウンド実績にはなるものの、MICE実績にはなりません。
通常、国際学会があると必ず参加者相手に観光ツアーが組まれます。
京都の強みは単なる神社仏閣の観光だけではなく、体験ツアーが楽しめること。
お茶とか、生け花、着物着付け、座禅、和菓子作りなどなど。
同じようなことを福岡がやろうとしても背景がありません。
京都だからできること。
東京から近くて、世界的にも有名で、日本文化を体験できる、
そのようなことから京都が選ばれるのは仕方ないでしょう。
福岡市は高島市長に代わってからガラリと変わりました。
更に頑張ってもらって福岡市の地位を上げてもらいたいと思います。
グローバル化の必須条件、
英語が通じることとキャッシュレス化。
先月から福岡市主導で電子決済の実証試験が始まりました。
これには屋台も参加しています。