いくら悔しくてもそこまでは

公訴時効が成立した警察庁長官狙撃事件について、
警視庁が「オウム真理教による組織的テロと認めた」とする捜査結果概要をＨＰに公開し、
さらに公安部長が「事件の重大性、国民の関心の高さ、
オウム真理教が法に基づき危険性が認められる団体として観察処分を受けていることにかんがみ、
人権にも配慮して公益性があると判断した」と異例の会見説明した。

さっそく、当の宗教団体は、「職権を乱用した重大な人権侵害」と抗議しＨＰからの削除要請書を郵送した。
さらに記者会見した広報部長は、削除されなければ名誉棄損による
国家賠償訴訟を起こすことも検討する意向を示した。

公安部長の会見では、犯人を特定できるほどの具体的な証拠を
揚げていたが、そこまで解っていながら起訴まで持ち込めなかったということは
証拠不十分だったのだろう。

しかし、いくら相手は極悪非道だった団体であっても
そこまでも、名指しでＨＰや会見で公表してもいいのだろうか？

なんだか、一生懸命操作したけど結局時効になってしまって
悔しさのあまり、捜査資料を公開しているような感じだ。

いくら悔しくても・・・そこまでやるか