つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

これって、おかしくない?・・・

2006-07-30 | Weblog
 昨日のサーカス行きの続き。帰りは初体験の列車内で駅弁を食べるために、自分好みの駅弁を選ばせた。列車は満員だったが、子ども達は「景色を見ながら食べるのっておいしいね」と喜び、おかずを交換し合ったり、私の弁当と変えてくれなど、みんなきれいに平らげた。普通列車なので1時間30分掛かったが、退屈もせずおしゃべりに花が咲いた。子どもに社会勉強をということだったが、近頃は子ども達の方が時代の先端を行っており、かえって私が勉強をさせてもらったような気もする。多額の出費は痛かったけど、子ども達も喜んでくれ、いい経験と思い出ができて、私が遊んでもらったような楽しい一日だった。 

 さて、一つどうにも納得のいかないことがある。少し前の愛読紙に観客が写した、サーカスの芸をする象の写真が氏名入りで紹介されていたが、これを見る限り、当然みんなはサーカスでは撮影が可能だと思うだろう。ところが会場では「撮影は禁止されています」と係員から注意の声が聞こえる。子どもが「どうしてダメなのかな?」というが、明確な説明もないので私も返事の仕様がなかった。デジカメのシャッター音やフラッシュが妨げになるような雰囲気の会場では、規則に従うべきである。が、あの会場の、にぎやかな音楽、きらめく照明の中で、デジカメ撮影がどんな支障をきたすのか。今やデジカメは大人も子どもも一般的に使われており、子どもが楽しみながら挑戦できるチャンスであり、より一層楽しいサーカスになると思うのだが…。だが、催し会場で撮影禁止というのはよくあることだし、TPOをわきまえるのは常識で、規則であればそれは納得しよう。
 ところが、29日付けの朝刊をみてびっくり。33面の全県版にサーカスをテーマにした写真コンテスト受賞の作品展が会場で開かれており、30日にはステージで表彰式が行われるという記事である。えっ、撮影禁止なのに、一体いつ、どんな人が、どのような状態で撮影したの? 撮影禁止が建前のサーカス側が写真を募集しコンテスト? 規則に違反して撮影した写真で応募する人? また、違和感も持たずそれを記事にする新聞社、みんなどうかしてないか? 注意を聞かないで撮影するならカメラを取り上げるとまで言われた人がいるとか。これが社会常識で通るなら、正直者がバカをみたということで、どう考えても納得がいかない。
 そこで、うるさいババは新聞社の「紙面のご意見はこちらへ」とある電話番号を回したのである。「コンテスト出品写真は特別に撮影が許可されたものなのか。写真コンテストを催すなら全ての人に平等に機会を与え、広く公募すべきである。また、たった一枚の写真でも、親子・家族の対話を生み、昨今の殺伐たる家族関係荒廃の歯止めの一助ともなれば、サーカスの存在自体に社会的意義があると思うのだが…。しかし、一番納得できないのは、この公演主催の新聞社が、規則を無視し撮影した写真を掲載し、コンテスト受賞作品展を行うなどの記事で、公平中立の新聞社が不合理を容認したことにならないか。この矛盾を、もし子ども達に聞かれたらどう説明したらいいのか、ご意見をお聞きしたい」と。
 担当社員は「この件については多くの苦情が寄せられており、事務局へも伝えてあるのだが申し訳ない。次の会議でぜひこの問題を提起して、何らかの形で対応したい」ということであったが、たくさんの苦情が寄せられていることを認識した上で、なおこの記事を掲載した新聞社のモラルを問いたい。読者は何も気づかない、誰も指摘しないと高をくくっているのだろうか。そう思うと腹立たしくなり、小難しいことを言って、だから年寄りは…と言われるのは承知の上で物申したのである。不公平は許せない、ゲンコツでも外れるのはイヤな欲張りババである
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