10年前の11月、ちょうど今頃だった。隣市のお寺に宗派不問の霊園があり、永代供養の生前予約をしていると知って見学に行った。永代供養墓は供養塔の下に多くの人々の遺骨が埋められ、一緒に供養される合祀墓である。お寺は真言宗の由緒ある大きなお寺で、霊園は門前の小高い丘の上にあった。永代供養料は30万円と安いし、日当たりもよく見晴らしもよい。日当たり見晴らしなど死後の私には関係ないが、気に入ったのですぐに生前契約をした。
以後10年、どのようになっているか知らないままだ。が、そろそろ死後の住処くらい確認しておかねばなるまい。というわけで県北の親友に車で連れて行ってもらうことにした。
9日に2人友人が一緒に来たので、こうなったらお寺はついでだ。4人で紅葉を探すドライブに出かけた。紅葉は期待外れだったが、道の駅の駐車場に緋寒桜がチラホラ咲いていた。
高速道の山道を20分ほど行くと霊園に到着。4人で探してやっと見つけた。戒名は断ったので石板プレートに赤文字で俗名が彫ってあるだけ、見つからないはずだわ。でも、これでもういつでも入れるから安心だ。
分家のわが家は両親の墓が初代で、長男が明石市の某寺内にある宗派不問の霊園に墓地を借りてお墓を建てた。その長男夫婦も相次いで亡くなり、今では小さなお墓に両親ともども4人、私が入ると窮屈だろうから遠慮したのである。
さて用事は済んだしそろそろランチタイム、今日は私のおごりだ。予定していた日生諸島の一つである頭島「ひなせうみラボ」へ。海洋学習の拠点施設「ひなせうみラボ」(動画の景色が素晴らしい)は開所して1か月半ほどだから人がいっぱい。海が一望できるレストランは予約記入して待たなければならない。待つ間に周囲を歩いたが、景色は抜群だった。
日生諸島のひとつ、鴻島はかつてリゾートアイランドとして別荘開発が進み、バブル景気を謳歌していた。が、今では別荘はほとんどが無人で荒れ放題だという。
ランチの順番が待ちきれなくて予約はキャンセル。本土に戻って和食の食事処でランチして我が家に戻った。わが家から車で20分も掛からないからいつでも行ける。またの楽しみがひとつできたよ!
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