つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

あれやこれやとてんこ盛り・・・

2021-11-11 | うんざりしてます

 今朝はぐんと冷え込んで、指先が冷たかった。そろそろ手袋がいるなあ。

 自民、公明両党は9日、18歳以下への10万円の給付について年内に5万円を現金で給付。来年の春をメドに5万円相当のクーポンを支給することで合意した。が、それにはクーポン券の印刷費、送料、人件費等々、無駄な経費が掛かるのに…。
 自民党が提示した所得制限については、対象を年収960万円以下とする案で合意した。が、それだと18歳以下の90%が対象となるそうで、所得制限なんて何の意味もなさない。単なるバラマキ批判をかわすための口実としか思えない。
 公明党の山口代表は「大人の所得で子ども分断すべきでない」といったが、18歳以下というのは分断ではないのか? また親が富裕層か貧困層かで、子どもの遊び・趣味・習い事などには極めて大きな差があるのは誰もが知っている。それも分断されている証拠だと思うけど…ネ。
 そして自民党は18歳以下への給付とは別に、住民税非課税世帯を対象に10万円給付を。また一時的な生活資金を提供する「緊急小口資金」や、学生らを対象にした住居費支援も行うという。 
 オマケはマイナンバーカードの「マイナポイント」付与で、最大で2万円分を段階的に付与するという。が、これは登録したキャッシュレス決済を利用した人が対象で、現金支払いは付与対象外である。これはスマホを持たない人や高齢者、低所得者に対する差別であり、不公平だろう。

 いよいよ来月からコロナワクチンの3回目接種が始まるそうだ。そしてPCR検査や抗原検査を無症状者も無料で受けられるようになるとか。この調子だと、コロナ終息までにはまだまだ莫大なお金が必要になるだろう。それなのに確たる財源保障の見通しも示さないであれやこれやの大盤振る舞い。バラマキ批判は無視か?
 自民党は参院選に向け、引き続き公明党支持者の票を当て込んでいるという。今回、公明党の主張をほぼ丸のみ、なにもそこまでおおもねることはあるまいに…。すべてが政治的な駆け引きや忖度で決められてはかなわない。この先、岸田政権は強気な公明党を抑えられるのか。あまり期待はしないでおこう。

 10日の新聞に「会計検査院報告」と題した記事があった。2020年度決算検査報告で明らかになった新型コロナウイルス対策費の実態を、大まかなものだけ挙げてみた。
 何かと物議を醸した「アベノマスク」と呼ばれた布製マスクは、まだ8200枚(115億円相当)の在庫が判明、保管費に6億円が掛かっていたという。
 また企業への「丸投げ」契約の実態にはあきれる。持続化給付金事業では延べ約700事業者が参加して9次請けまでしていたという。その間にどれだけの金が動いたか、いい思いをした人はたくさんいただろうな。
 「GO TOトラベル」でも、キャンセルを受けた旅行会社などへの補償1157億円も不透明な状態になっているとか。安倍・菅両政権の責任は重い!
 コロナ対策の予算額65兆円のうち、実際に支出されたのは42兆円で、3割超に当たる23兆円が執行されなかったとか。検査院はまだ全容をつかみきれていないそうだが、コロナ事業は巨費が投じられているだけに、継続した調査が必要だという。今後、政府はコロナ対策の再点検を含めて、盛り込む事業を十分に精査していかねばならない。当然のことながら岸田政権がどこまでやるか、お手並み拝見と行こう・


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