紅葉というにはほど遠いが、前の山のてっぺんに青い空と白い雲、色づいた樹々。ああ、秋だなあ!
2025年開催の大阪・関西万博の準備で膨らむ経費に、大阪府や国が財政負担のあり方で頭を抱えているそうだ。万博開催まで約540日。一方、会場建設費が450億円近く増加し、開催に伴う総費用が大幅に膨らむ見通しだとか。
しかし「これは今、誰がどうだったと言ってもしょうがない。何より成功させるということが重要だ」と茂木幹事長はのたまう。イヤハヤ! 金の生る木があるならいいが、もう万博撤退という選択肢はないのかなあ。
2025年の開催が大阪に決まったのが2018年。大阪での開催は1970年以来55年ぶりだ。ちなみに当時の入場料は大人(23歳以上):800円、青年(15~22歳):600円、小人(4~14歳):400円。※当時の平均月収は5万円だとか。
私は1970年の大阪万博へは2回行った。1回目は開催間もない4月半ば、友人と2人だ。会場は連日超満員で、人気パビリオンともなると2時間3時間待ちなど当たり前。それにも不服そうな顔もせず、みんな辛抱強く並んで待ったものだ。
パビリオンの中で1番人気はアメリカ館。私はアポロが持ち帰った「月の石」を見るために4時間並んで待った。やっと真ん前にたどり着いたら「止まらないでください」、遠目にチラッと眺めただけで押し出されてしまった。「月の石」と言っても、私には何の変哲もないただの岩の塊にしか見えなかったなあ。
2回目は8月始め、弟の彼女との初お目見えという目的があった。夏休みだからどこへ行っても家族連れやカップルで超満員だった。食事はキッコーマン出店の水中レストランへ。円形で周囲がガラス張りの水槽、回遊する魚を見ながらの食事は珍しかった。目の玉が飛び出すほどの料金も、弟の彼女への点数稼ぎ…。その後2人は結婚、息子と娘が誕生した。あれから半世紀後、すでに2人ともあの世の人に…、遠い昔がありありと思い出される。
1970年の万博でデビューしたものは、ワイヤレステレホン(携帯電話のもと)・エアドーム・リニアモーターカー・電気自動車・缶コーヒーなど。今回は「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマで、人口知能(AI)や仮想現実(VR)など最先端の技術を活用した「医療・健康・スポーツや娯楽など」の新しいことを集めて世界の人々に未来の社会を示そうと考えられているとか。
2025年の大阪万博の入場券の基本料金は大人7,500円だとか。高いッ! 今では誰でも海外へ行けるようになった。わざわざ高いカネを払って行列作ってパビリオンに並ばなくても、世界の情報はネットでわかる。バーチャル空間だって作れるようになったのに、今以上に新しいことって何だろうね。
新幹線は超高速になり、スマホはパソコンより便利になって、日常生活の必需品になっている。人間の生活にまだこれ以上の科学の進歩が必要だろうか。私は思う。この厳しい世情のなか、誰もが安心・安全に、生き生きと暮らせることこそが一番の願いではないか…と。
膨大な建設費用の増加については色々意見や苦情は話題になっていますが、「未来社会のデザイン」の現実化は何時の事やら
なんでも!容姿、声は複製 その人の価値観を学習した「わたし」が動き自然な言葉を交わすとかアバターでも驚いている私など
デジタル世界の奇妙な!働きには「お手上げ!」
2025年めでたく大阪万博が開催されたら
このデジタル分身で未来の世界をちょっと覗いて貰って経験したこと面白かったことなど伝えて欲しいと想像して
よぼよぼ老女が混雑する会場へ出かけるより
主催者側も観客側にもコスパ最強?では
コロナ禍は撤退の理由としては十分だったろうに、是が非でもやり抜くからには失敗は許されません。この責任はだれがとるのでしょうね。柳の下にドジョウは1匹だけですよ。
世の仕組みは、自民党と経済界で成り立っていて、それを良しとする親方日の丸の我ら国民は、政治家にすっかり舐められてしまっている現状ですね(笑)
どんな政策を発表しようと一向に上がらぬ支持率。どれもみな中途半端な気がします。ばらまけば国民は喜ぶという考ももはや通用しないようですし、岸田さんも頭の痛いことでしょう。
今解散したら多くの票を減らすでしょうが、それでも野党に託すことにはならないでしょう。もういい加減に世代交代を、世襲議員は排除してほしいです。
手を挙げたときにはここまで資材など高騰するとは思わず、各国も悩んでいるのでしょう。
延期もしくわ取りやめる勇気も必要ですね。自分が後2年後どうなってるか・・と思えば、無責任なことは言えないのですが・・・。
2018年といえばコロナの前年、コロナ禍の3年間で日本は貧乏になってしまいました。あの時に撤退すべきではなかったかと…。最終的に決めたのは吉村知事、撤退も知事の決断次第でしょう。
札幌が冬季五輪招致を断念しましたが、よかったと思いますね。何をするにも財源はすべて国民の税金です。誰かが「国民は政府のATMじゃあないぞ」って。そうだ、そうだ!