年頭からの“ドジ”、でも「そんなの関係ねー」？・・・

　私の今年初の“ドジ”は６日、スイミングプールでのこと。「食っちゃ寝、食っちゃ寝」でしっかりためた脂肪を燃焼すべく、泳ぎ始めはがんばりましたよ。
　シャワーを浴びて髪を乾かし、さあ、“壁土塗り”をとファンデーションケースを開くと、「あれッ、スポンジがない！　ン？」。考えてみたら年末にスポンジを洗ったとき、代わりのスポンジを入れるのを忘れていたのです。というのも、年末近くなってファンデーションが残り少なくなったので、ついでにケースも買い替えて、外出のときだけ持って出ていました。家では、もったいないので古いファンデーションの四隅をほじくりながら使っていたので気づかなかったのですネ。
　その日は１時に美容院の予約をしていたので、スッピンでは恥ずかしくて行けません。さあ困った！　どうしょう。あいにく回りには誰もいない。たとえいても、スポンジを貸してなんて言えないわ。エーイッ、手があるわ。５本指があるわ…。で、指の腹にファンデーションをつけて顔に延ばす。クリームを塗っていたので何回も同じ動作を繰り返すとなんとか伸びてくれたが、伸びが悪かったらまだらになって見られたものじゃあなかったと思うわ。きっと知らない人が見たら、「この人おかしいんじゃあないかしら？」と思ったでしょうネ。
　帰りに、カウンター・レディに話をすると、大笑い。これが今年の初笑いでした。まあ、それでも公衆の面前で恥をかいたのではなくてよかったわあ。　

　年初からの“ドジ”といえば、麻生さん。やっぱりやってくれましたね。このお方、４日の年頭記者会見で並み居る記者たちの目前で堂々と書き初めを披露しました。上手か下手か、ごらんになってどう思われました？　私、この方のボールペンで書いたものを一度だけテレビで見たことがありますが、「ウァー、下手クソッ！」と思いましたネ。政治家にはわりと達筆な人が多いのですが、はっきり言ってこの方は「チョー下手クソ」でした。　
　まあ、上手い、下手はどうでもいいのですが、色紙の年号がヘンでした。「平成廿十一年」？　何て読むのでしょうかネ。「廿」はこれ１文字で二十と読むし、三十は「卅」の１文字です。「廿」の字は広島県の「廿日市市（はつかいちし）」にも使われています。大昔、定期的に開かれた市（いち）などに、「十日市（とうかいち）」、「廿日市（はつかいち）」、「卅日市（みそかいち）」などがあったようです。
　しかし、書の世界では「廿十」と書くこともあるそうなので、全くの間違いではないようですが、普通は、「廿（にじゅう）」だけですよね。知ったかぶりで書いたのはいいが、恥をかきました。さすがにマズイと思ったのか、自民党のホームページに掲載された色紙の画像では「十」が消去されていますし、麻生さんの年賀状の画像からも始めはあった「十」が消されているそうです。どうやって消したのでしょうか？　
　「廿十一年」を算用数字で表すと「２０１１年」、代表質問で民主党幹事長の鳩山さんに「３年先にあなたが総理でいる可能性はゼロ以下」と言われましたが、３年先の２０１１年に総理でいられるようにとの願望のあらわれかな？　なーんてネ。　
　でも、色紙には年号と名前は最初から書かれていたそうですが、なぜ誰１人として気づかなかったのか、いかにブレーンの補佐がないかが分かりますネ。麻生さんにはこの際、「ＫＹ（空気が読めない）、ＫＹ（漢字が読めない）」に加えて、「ＫＫ（漢字が書けない）」も加えてあげましょうネ。　

　また、昨年から麻生さんの誤読が話題になっていますが、またまた６日午後の衆院本会議の答弁で「低迷」を「ていまい」と読み間違え、すぐに言い直しものの議場内から失笑が漏れたそうです。以前にも「ていまい」と読んだのを指摘され、「ていめいと言い直したでしょうが…」と気色ばんだことがありましたが、「まい」と読むのは「迷子」だけ。迷走し続けている麻生さん、「迷（めい）」の字はよくご存知のはずですけどねエ。　
　あら捜しをしているつもりはないのですが、昨日の答弁でも「……有効なセサク？」とおっしゃった。ン？　テレビを見たら画面下のテロップは「施策」、どうも「しさく」のことらしい。「施策」といえば重要な政治用語、これを読み間違えるようでは…ネ。　
　年初から数々の“ドジ”で、公の場で恥をかいた麻生さん、でも「そんなの関係ねー」でしょうか、自信満々、自意識過剰は相変わらずのようですネ。