畠山鈴香容疑者の供述はほんと？・・・

　この母親、母親って言えるのかな？　畠山鈴香容疑者がまたまた意外な供述をしたとか、警察も弁護士もいいように翻弄されているかのようにみえる。
　元をただせば、彩香ちゃんの水死を事故と断定した警察の捜査が、彼女にとっては不満だったらしい。テレビ局の番組へ調査を依頼したり、情報を求めるチラシを作ったり人の関心を引こうとする行動は、子どもを亡くした直後の母親の行動とはとても思えなかった。常識で考えるなら、子どもへの追慕や、助けてやれなかった無力さを悔やむ思いで、何もする気力もなく悲しみに打ちひしがれているというのが普通の姿であろう。　
　もし今回の供述どおり、彼女が綾香ちゃんの水死に関与しているならば、事故と片付けた警察の無能さを腹の中で笑いながら、真実を見抜けない警察への挑戦の気持ちもあってあれだけの大芝居をしたのではと、へそ曲がりの私は考える(^_-)。
　「２人で大沢橋の上にいるときに過って落ちた」という供述らしいが、自分の娘が目の前で川に転落したのに助けを求めない親がいるだろうか。彼女はこれまでも供述や説明を覆すことがたびたびあり、捜査本部は、この供述を裏付けのないまま信用するのは難しく、さらに説明が変転していく可能性もあるとして慎重に調べているという。
　昨日からまたマスコミが報道を繰り返しているが、約８メートルある橋から転落して流されたにしては、服の乱れも体の損傷もそれほどなかったという。今月10日には、大沢橋付近から綾香ちゃんの体格に近い人形を流すなどして実況見分を実施したというが、果たしてその結果はどうであったのだろう。こうなったら、娘の命までも奪ったかもしれないと疑いたくなるのもいたし方なかろう。　
　豪憲君の殺害状況などの供述も二転三転変転しており、彼女の言うことのどこまでが真実でどこまでが嘘なのか、彼女の人間性すべてが虚像に思え、全く不可解でこんな女性も珍しいのではないか。マスコミの前であれだけ演技が出来るとはたいした度胸の持ち主で、警察やマスコミ、世間を相手に一世一代の大芝居を打ったということか……。

　昨日美容院へ行ったら、置いてある雑誌の中に嘘か誠が知らぬが、彼女は自宅売春で生計をたてており、インターネットを介して客を集めていた男がいてパソコンを押収されたとか、戸口に300円が置いてあったら綾香ちゃんに家に入るなという合図だったとか、色々書いてあるのには驚いた。テレビや新聞などは、たとえ事実でもあからさまには報道しないが、週刊誌は書き得というのか、書いたが勝ちっていうような無責任さがある。これが一人歩きするのを止める事が出来ないだけに、刃物でなく活字でもって、社会から人一人抹殺するくらいのことはたやすく、つくづく活字の怖さを感じた。
　
　もうすぐ二人の幼子の初盆がやって来る。早く真実を述べて二人の成仏を祈ってやる気になれないものだろうか。