わがマンションの大規模修繕工事が始まって1ヶ月と25日。やっとという感じだが、9月は台風などの影響で雨の日が多く、予定より約2週間の遅れとなっているそうだ。
10月始めの工事が休みの日曜日、衣替えをしようとクローゼット内の洋服を出してみたら、冬物の喪服に白いカビが…。何年か前にも冬物のコートや喪服、スーツなどに、表地だけでなく裏地までびっしりカビがついて、慌ててクリーニング屋へ持っていったことがある。
工事が始まってから閉め切っているので、部屋中が湿気ているようには感じていたが、やはりクローゼットはヤバイ。今回のカビは少しだったので濡れタオルで拭いて、冬物全部をカーテンレールにぶら下げて日光に当ててやった。あれ以来、なるべくクローゼットと押入れはあけ放ち、風を入れるようにしているが、やはり直射日光が当たらないのはよくないようだ。
先日、うちの部屋の前で作業している気配がしたので、戸を開けて「ご苦労様です」というと、「いえ、どうも」。あれっ、女性だ! 従来、男性の職場と考えられていた分野への、女性の進出が目覚ましいとは聞いていたが、実際に目にしたのは初めてだ。すごい女子力!
ヘルメットと作業服姿は男性みたいだが、やはり小柄な体格は女性そのもの、物腰も優しくて丁寧だ。「高い所へ上がるの怖くないですか?」「いいえ、怖いです」と笑っていう。が、それはウソ、男並みに立派に仕事をこなしているのをみて、「頑張ってください」と応援の言葉をかけずにはいられなかった。
19日、とうとう半軟禁状態になった。外壁塗装をするのでガラスやサッシに塗料が付かないようにベランダのガラス戸はすべてビニールで覆われた。真ん中の部屋のガラス戸には、「28日まではベランダへの出入り禁止」という貼り紙。薄いビニールで外からは一切見えないのでカーテンは閉めなくてもいいが、ベランダに出られないのは勿論、外の景色がまったく見えなくなって息が詰まりそう。天気のいい日にガラス戸を開けてみたが、ビニールに覆われているので開けても意味がない。あーあ、風通しのいい、あの明るい夏の日が恋しい。
22日の土曜日、工事委員会と理事会が一緒に開かれた。これまでの進捗状況の報告と今後の工事についての説明があって、工事の遅れを取り戻すため来月からは日曜・祝日も作業を行うという。予定ではお正月前までに工事を終了させ、年が明けてから工事委員会と理事会・管理会社・施工業者の三者で完了検査を行い、大規模修繕工事終了としたいという。今年はうっとうしいお正月になるのかと思っていたが、初日の出が拝めるようになるとはうれしい。どうか、何事もなく予定通り工事が進んでくれますように。
ほんと、やらなくてもいいようなものの、やはり定期的に修繕しなくては早く傷むそうです。
壁を塗るといっても大変な作業だということを初めて知りました。職人さんの大変さもよく分かりましたが、意外と若い人が多いのに安堵しました。
総費用は約7千万円、幸い負担金がなくて助かりましたが、15年先はやりたくありません。私だけ反対しても無理か…。
衣食住の中で一番重点を置きたいのが住です。暗い家では気持ちまで暗くなりそう、というのを今回本当に実感しました。1日でも早く明るい部屋を、切実な思いです。
今回の工事がすめばあとは15年先、もうこんな思いをするのはイヤ。それまでにこの世からおさらばしなくては…(笑)
其でもお正月は改装成った、気持ち良い
マンションで、万歳ですね。
寒さに向かう時季、カビは遠慮願いたいですが、冷たい外気遮断といたしましょう。
くれぐれも健康第一でお過ごし下さい