安倍内閣が誕生した12月から、株価は毎月1000円単位で上昇して、あれよあれよという間に1万5700円まで値を上げた。特に「異次元の量的緩和」が発表された4月に上昇幅が大きくなり、5月に入ってからもその勢いは衰えなかった。参院選までは大丈夫というエコノミストの予想に期待した人が多かっただろうが、やっぱり!
5月23日、日経平均は1143円の大暴落。その後も一進一退どころか、一歩進んで3歩下がるという乱高下が続いている。まるでジェットコースターのような市場変動に、行け行けムードに浮かれていた個人投資家も冷水を浴びせられたような気持ちだったろうネ。
13日には、とうとう前日より843円94銭安の1万2445円38銭、下げ幅は先月23日に次いで、ことし2番目の大きさとなった。これは、日銀が4月4日に「量的・質的金融緩和」という新たな金融緩和を打ち出した日の終値を下回り、たった20日間で平均株価は約3000円もの大幅下落となった。
株価が急落したのは、アメリカの中央銀行に当たるFRB(連邦準備制度理事会)が金融緩和策を早期に縮小するのではないかという懸念などから、欧米市場からアジア市場へと株価の下落は広まっていったという。円相場も一時、およそ2か月ぶりに1ドル=93円台をつけるなど大きく値上がりした。
アベノミクスの「3本の矢」はすべて放たれたが、株式市場の反応はいま一つ。「成長戦略第3弾」「骨太の方針」では、10年後の1人あたり国民総所得を150万円以上増やす。基礎的財政収支赤字を2015年度までに半減し、20年度に黒字化する。難しいことは分からないけど、10年後、15年後と安部政権が続かなかったらどうなるのかネ。
証券会社には個人投資家からの問合せ電話が鳴りっぱなしだとか。が、上がれば下がるのが世の習い、今さらあわててどうなるものでもない。私はずっと無関心でいたが、キャンドゥが大反発、20万円ほど利益が出るところまで行って、明日あたり売ろうかとのん気に構えていたら、23日の1143円の大暴落。今度は急降下で買値を切って、また当分放っておくよりない。
今日の前場は先週末より152円高で終えた。これまでのように一本調子で上がるなんて事はありえない。が、証券各社は売り買いしてくれれば手数料収入が入るのだから、今が底値だとまた煽るのだろうね。各証券会社は強気な姿勢を崩していないそうだが、信じられる?
■証券会社が予想する年末の日経平均株価
野村証券 1万8000円
ゴールドマン・サックス証券 1万5600円
SMBC日興証券 1万5500円
メリルリンチ 日本証券 1万5000~1万5500円
松井証券 1万4000円
亭主も歳だから・・・と株に手を出さなかったが、やっぱり
我慢できず、本の少し買ったらこの有り様。
昔のようになが~く持って配当を!というより、身辺整理しておいてくれた方が有難いのですが・・(笑)
あれだけ騒げば乗りたくなりますよね。
本当に半年ほどの夢でした。
どこが政権を取ろうが、株式市場だけは日本だけで動くものではないだけに難しいですね。
儲けたのは元金をたくさん持ってる富裕層だけ、元手のない庶民は蚊帳の外。
アベノミクスの恩恵を蒙るまで我慢できればいいのですが…。