つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

またもや選挙目当ての愚策?・・・

2022-04-12 | あきれています

 十数年前から無人だったが、今年のはじめ、電線に木の枝が覆いかぶさって危険だからと中国電力がきれいに伐採してくれた。うっそうと周囲に木々が茂って暗くて不気味だったが、いい散歩道になった。昔だったら登れただろうになあ…。



 8日、自民党の世耕参院幹事長は子育て世帯を含む生活困窮世帯にに対し、1人10万円の現金給付を行うべきだと提言したとか。が、つい最近、「年金生活者に5000円支給」で批判続出、白紙になったばかりなのに、性懲りもなくまたか…。
 先日、親友たちが来たとき「確認書が来た?」という。「何のこと?」「国から10万円支給されるって話。私はもう申請したわ」。何のことか腑に落ちなかったが、あとでよくよく考えてみて合点がいった。
 昨年11月に18歳以下の子どもに対して、1人あたり10万円相当の給付が閣議決定された。それと同時期に、住民税非課税世帯等に対しても1世帯あたり10万円の臨時特別給付金の支給が決定された。それのことだった。
 今年1月下旬から確認書を発送、申請すれば支給されるという。もう済んだと思っていたが、これからだったなんて…ネ。それなのにまた7月までに、生活困窮世帯に対し1人10万円の現金給付をしようというのである。7月といえば参院選前だ。これを「選挙目当てのバラマキ」ではないとだれが信じるだろうか。まったくあきれてものが言えない。
 申請した2人の友人は息子や娘と同居で、年金生活者だがとても生活に困っているようには見えない。それなのに住民税非課税だという。私はほんの少し多いだけなのに住民税は課税される。非課税基準すれすれというのがどうにも腹立たしい。

 昨日、自民党の西田参院議員は、日銀がもつ国債について、①満期が来ても新たな借金で借り換える ②政府が日銀に支払う利払い費の多くは政府の財布に戻ってくる―ことを前提にすれば、国債は政府の借金ではないとの持論を展開。鈴木財務相が「その通り」などと認めたという。
 素人考えかも知れないが、これは一種の自転車操業だろう。が、自転車操業では借金は減らない。最後に残るのは膨れ上がった謝金だけ、そうなったらもう日本はお終いなのに…。
 国の借金がどうなろうと責任の所在は不明だ。だから財政再建の必要性を唱える政治家はいない。そもそも国の財政状況を的確に把握している政治家がどれほどいるだろうか。ただ自分が生き残るためだけを考えているように思える。
 いつも同じことを言うようだが、これから先、4回目接種のためのワクチン供給と接種費用、さらなる感染増加に備えた医療提供体制の整備、それに自然災害の発生など、不測の事態へ対処するにはお金はいくらあっても足りないだろう。
 その上、ワクチンの発展途上国への供給支援のため新たに最大で5億ドルを拠出するという。またG7首脳会議で、ウクライナへ1億ドルの追加支援を行う方針を表明した。それに避難民受入れにも多額の費用が必要だ。本当に日本は大丈夫なのか、私でも心配なのに…。
 国民はみんな社会的な扶養と援助を受ける権利がある。本当に生活に困っているなら地域の相談窓口へ行って堂々と支援を求めればいい。そして支援が必要と判断したなら、つべこべ言わずすぐに対処すること。だれかれなしに大判振る舞いしても悪くいわれるだけ、もっと賢いやり方を考える人はいないのかネ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 散歩が嫌いな犬もいるんだ!... | トップ | 本紙折込みの「子どもしんぶ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お蔵にドッサリこ( ´艸`) (sirousagi gamanoho)
2022-04-12 18:11:35
国の借金の後始末?は誰がするのか?なんて疑問はだあれも持たないが!?前提で政治家もお役人も行きあたりばったりの大判振る舞いでお仕事邁進中
本当に「日本国」の近未来は大丈夫なのでしょうか。

話変わりますが「八十路のつぶやき」ブログページが2か月更新されていませんね。
端正な文章がお気に入り❓でしたので
心配しています。
どうなさったのでしょう
返信する
Unknown (オールドレディー)
2022-04-13 09:20:38
★shirousagi gamanohoさま
金のなる木があるなら一度拝ませてほしいですね。国際協力に持ちだす金もバカになりません。
岸田首相はすべてにおいて、何だか力み過ぎみたい。公明党や自民党議員の言いなりになって人気取りのために動くのではなく、国民の納得が得られるような確実な施策の実行を願いたい。
「八十路の…」ブロガーさんは私のメル友で、もう20年近くになります。奥様は療養中ですが、ご家族みんなお元気のようです。千葉県のマンションの住所も知ってます。早速メールで心配してくださっていることを伝えておきますね。
返信する

コメントを投稿

あきれています」カテゴリの最新記事