つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

心臓移植支援募金 目標わずかに届かず渡航不可能・・・

2015-06-26 | お気の毒です

 ネットで気になる記事を見つけた。千葉県流山市の金沢佳代ちゃん(1)の支援者らが緊急の助けを求めている。佳代ちゃんは心筋の一部が硬くなる難病『拘束型心筋症』を患っている。『拘束型心筋症』は乳幼児の場合1年後の生存率は50%程度といわれる病気で、佳代ちゃんは心臓移植が必要と診断されている。移植ネットワークにも登録しているが、肺高血圧症の合併もあり国内での移植を長期待つことができない。そこで米国での移植手術を希望し、6月渡航を目標に支援者らが募金活動を行っていたが、開始から2カ月たった現在、2億4500万円の目標に対し、約6900万円届いていない。
 
米国での移植にあたっては、渡航の2週間前に移植費用「185万ドル=2億2200万円(1ドル=120円試算)」を前払いすることになっている。納められなければ渡航しても、心臓移植の待機すらさせてもらえない状況。そのため目標の6月渡航はほぼ不可能とされており、佳代ちゃんの体調をみつつ、今度は7月末を目標に準備が進められている。続きはネットで
 
小さな子どもが重い病で苦しんでいるという記事を読むとかわいそうでならない。募金が目標額に届いて渡航、手術と順調にゆけばいいが、目標額に達しないため、小さな命が危険に晒されるケースが少なくないという。以前は、テレビの情報番組などで取り上げられ、全国からの募金で、無事手術に至ったという話はよく聞いたが、テレビの力は大きい。どこかのテレビ局で取り上げてくれるといいのだが…。
 
自慢げに話すことではないが、私は2005年末に千葉県茂原市の今井友輝くん(当時6歳)、2006年に埼玉県川越市の赤石朱理ちゃん(当時3歳)に銀行振込みで協力させていただいたことがある。友輝くんのことはTBS「みのもんたの朝ズバッ!」で取り上げられ、千葉ロッテの選手たちを始め、日本全国から善意が寄せられ無事手術を終えることができた。朱理ちゃんの場合は、両親が埼玉県庁で記者会見し、募金を呼びかけるニュースを見たのである。募金はすぐに目標額に達し、渡航したのを知って喜んだものである。
 
2人とも手術は無事に成功。それぞれの救う会会長と両親連名でお礼と近況を知らせるメールが届いたのを覚えている。あれから10年、2人は今どうしているだろうか。友輝くんはもう高校生になったか。朱里ちゃんは中学生だろうか、元気でいてくれたらうれしい。だが、2010年に協力させていただいた、岡山県倉敷市の小比賀姫那ちゃん(1)の場合、目標を超える金額に達したものの、待機中に心不全で死亡という残念な結果となった。両親は1億8千万円の募金を「子どもの死を無駄にしないために」と、経費を差し引いた残り全額を岡山医大と、同じように病気の治療で募金活動をしている団体へ寄付したそうである。

 その後、2010年7月本格施行の改正臓器移植法で
15歳未満からの脳死臓器提供が可能となった。しかし、提供者がいなければどうにもならない。佳代ちゃんの場合は合併症もあり、早期手術が必要だという。「かよちゃんを救う会」のHPでみると、現在の金額は243,464,765円で、目標募金額245,000,000円の99%に達しているという。HPでみる佳代ちゃんの可愛らしい笑顔に、この笑顔を絶やしてはならないと願う気持ちが強くなった。今日は朝からずっと降り続く雨で出られないが、明日にでも銀行へ行こうと決めた。

 

 

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