財務省は10日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が9月末時点で1080兆4405億円になったと発表。主に長期国債の残高が増えたことから6月末と比べ1兆4741億円増加し、過去最高となったという。
安倍さん、諸外国に気前よく振舞って、感謝されるのはいい気分だろう。が、毎年増え続ける莫大な「国の借金」、これを何とかしようとは思わないのかネ。
家庭の「借金」が増え続けるのは、家計のやりくりが下手な主婦の責任とされる。ならば「国の借金」が減らないのはだれの責任か。責任者、出てこい! と言ったら安倍さんが出て来るのかな?
この先、借金がどんどん増え続けたら日本はどうなるのか。野党が反対する消費増税はやむを得まい。また、今、検討されている「高齢者の窓口負担を1割から2割へ」「高額所得者の増税」「出国税」などなど、国民も少しは痛みを受け入れなければならないと思う。だが、一番の問題は税金の無駄遣いである。
先日8日、会計検査院は2016年度決算の検査報告に、計874億円(423件)の税金のムダ遣いや不適切な経理処理などがあったと指摘した。このうち補助金の過大交付や法令違反に当たる不当事項は137億円(333件)。指摘額が1千億円を下回ったのは06年度以来で、過去10年で最も少なくなった、と…。
1番多いのは国土交通省の384億円(30件)、2番目は農林水産省の157億円(34件)、件数では厚生労働省への指摘が135件(80億円)である。これらは会計処理が著しく不適切だったり、領収書が水増しされたり、虚偽の内容の領収書を作成したり、雇用保険に関連した助成金の支給が不適正なケースなどがあったという。お役人って、自分の懐が痛まないから好き勝手に使い、誰も責任を取らないから腹立つー!
そして同じ8日、厚生労働省は健康保険証の番号を国民一人ひとりに割り当てて、健康診断の結果などを継続的にインターネット上で閲覧できるシステムを2020年度までに構築する方針を決めたという。だが、ちょっと待てよ! 以前、厚生労働省はマイナンバーの個人番号カードに健康保険証の機能を持たせることを検討しているとのことだったが、それとは別のことなのか? 実施までには多額の費用を要するそうだが、また新たな既得権益層ができるだけだろう。
話は変わるが、先日来日したトランプ氏の長女・イバンカ大統領補佐官への厚遇ぶりにあきれた。また、安倍さんは女性起業家を支援する基金への5000万ドル(約57億円)拠出を表明した。これもトランプ氏への「おべっか」だネ。
そしてトランプ氏来日、その警備は過去最大規模だったとか。到着早々のゴルフ、夕食会や晩餐会などなど、その歓待ぶりは異常にも思えた。今回のトランプ氏への「おべっか外交」にどれだけの税金が使われたか。約束した武器購入の代金も、基金への拠出金も、“おもてなし”費用も、当然日本の税金だ。ムダと思われる使途もたくさんあったろうと思われる。
おもしろい話がある。2017年4月のことだが、当時、野党第一党だった民進党が、「あなたの身の回りの税金のムダ遣い情報をお寄せ下さい」というアンケートをとったそうだ。ところが、ネット上で「税金のムダ遣いは民進党」という想定外の結果がでたという。ブーメラン芸が得意な民進党らしいオチだと笑う人もいたそうだが、その後、民進党は雲散霧消。これ以上最高のオチってあるかなあ。
国の借金が幾らあろうと、貸しているのは日銀である限り関係がないんだって。
日銀以外でも貸しているのは国民だったら大した問題がないんだって。
外国からの借金だったら深刻な問題になるが国内だったらそんなに深刻に考える必要はない。問題は国民が老後のためだとか何とかと言って銀行にお金を預けるということ。
稼いだお金を預金せずにすぐ使わないと景気は良くなりません。その為には国民に将来の生活に不安を与えない政策を立てる必要がりますね。難しいことだけど。
国債のほとんどを国民が所有しており、外国が持っているのはわずかだから心配ない、というのは以前から言われていることです。でも安心はできません。日本も過去には財政破綻(デフォルト)の経験があります。
今は金利ゼロの時代、銀行経営が危ぶまれ、3万人以上のリストラが行われようとしています。
国債も昔ほどうま味はありません。国民が消費を控え、国債を買わなくなったりお金を使わなくなったら日本経済はどうなるでしょうか。