先月中頃、BSテレビ番組表に懐かしい映画名を見つけて録画した。1942年製作の「心の旅路」で、この映画名と主演女優のグリア・ガースンの名は、今でもよく覚えている。
10数年前、我流でたくさんハリウッドスターの似顔絵を描いたが、その中にグリア・ガースンの絵もあった。
私が「心の旅路」を観たのは、中学3年か高校1年の頃だったと思う。よく覚えているということは、純な少女(?)時代、きっと胸をときめかし、感動し涙して観たのだろう。が、あれから65年、今では世の中の裏も表も知り尽くした古狸だ。価値観や感性が違っているのは当然だし、若かりし頃の感性は枯れてしまったのだろう。ハッピーエンドで終わる単なるラブロマンスに感動も涙することもなかった。
その2、3日後、今度は1940年製作の「哀愁」が放映された。主演はヴィヴィアン・リー。似顔絵の中に、1939年製作の「風と共に去りぬ」の彼女の絵があった。
やはりこの映画も、65年前に見た時はもっと感動したような気がしたけど…。これは悲しい恋の物語で、ラストシーンが衝撃的だ。後悔と罪悪感に苛まれた主人公は突進して来る軍用トラックの前に身を投げて最期をとげる。ここはちょっぴり泣けた。
ところで「心の旅路」もそうだが、この「哀愁」も古いからか、ハイビジョンで観ると顔や体型が横に広く見える。顔をアップにするとぽっちゃり顔に、それに2人とも踊り子なのに足が太い。これはちょっと興ざめした。
ネットに「U-NEXTで観られるおすすめのクラシック映画トップ15」というサイトがあって、次の15本が挙げられていた。
1. ローマの休日(1953)
2.ティファニーで朝食を(1961) 3.風と共に去りぬ(1939)
4.情婦(1957) 5.禁じられた遊び(1952) 6.エデンの東(1954)
7.雨に唄えば(1952) 8.オズの魔法使い(1939) 9.レベッカ(1940)
10.お熱いのがお好き(1959) 11.カサブランカ(1942) 12.狩人の夜(1955)
13.哀愁(1940) 14.心の旅路(1942) 15.邂逅 “めぐりあい”(1939)
上記の2本も№13と№14にランクされている。これらの映画は私の青春そのものだ。青春時代を思い出すとき、その時々に観た映画を思い出す。
しかし「ローマの休日」と「風と共に去りぬ」は特別だ。映画館やテレビで何回観ただろうか。観るたびに新たな感動と胸のときめきを覚えるから不思議である。
これ以外にも洋画はたくさん観てきた。古き良き時代を彩った洋画、いつまでも消えることはないだろう。
ウ‘‘ィウ‘‘ィアン・リーの美しい髪型。もう忘れるくらい遠い昔。
青春時代の洋画は総て「胸キュン」
クラシック映画ベスト15。再映されたものを含めればなんと100%観ています
1950年~1960年代はハリウッド映画、フランス、イタリア盛況極めてはなやかでしたね。
素敵な思い出の1ページふり返って楽しみました
有り難うございます。
ビビアンリーは手が大きいのがコンプレックスだったそうです。
そうか、足も太かったのか_| ̄|○
子供を捨てて女優になり、ローレンスオリビエと略奪愛、恋に落ち、亡くなったら自宅の庭に散骨、なかなかドラマチックな人生。
「風と共に去りぬ」は、原作が良い。
そして、続編、別の作家リプリーが書いた「スカーレット 森瑤子訳」、これも面白いです。是非。
いやあ、すばらしいです。!
絵画の御才能には、脱帽いたしました。
古き良き時代の映画には郷愁を感じますね。
娯楽は映画だけ、同年代の方なら青春時代はみんな同じだったでしょう。あの頃は世界文学作品を映画化したものがたくさんありました。「戦争と平和」はオードリーヘップバーン主演と、ソ連映画界が総力を結集して製作した映画と2作ありましたが、どちらも見応えある名作でした。
今は観たいと思う作品はゼロ。現在、ベストテンを挙げるとしたらどんな映画があるしょうか、私などまったく思いもつきませんね。
いい思い出があって幸せです。
いえいえ、ビビアンリーの足が太かったのではありません。以前、古い映画を観ると、テレビ画面の両端が黒く、画面が狭くなっていることがありましたね。ハイビジョン用に画像処理しなかったら横に広くなり、すべてが幅広く見えてしまうのだろうと思います。
昨今は白黒映画をカラーに変えたり、ハイビジョン用に画像処理したり、古い映画でも新作品のように見えます。そうした技術は進歩しています。内容までは変わると困りますけど…
子どもの頃からお絵描きは好きでした。10数年前、ふと思い立って水彩画セットを買いました。
次は鉛筆1本あれば描ける似顔絵に挑戦してみた、まあまあの出来でした。授業料がもったいないので習いには行かず、まったくの我流です。
私のブログの「ブックマーク」にある『老いの一日』は初めて開設したHPです。そこに水彩で描いたのもあります。おひまな折にでもみていただけたら幸いです。
「風と共に去りぬ」は、名作ですね。
昔のハリウッド映画は、ロマンが溢れていてしっとりとした雰囲気があり、今のようなアクション映画のような派手なそれとは違って好きです。
オードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」が一番好きですね。
我流ですが、まあ待似ているかなと自己満足。最近は集中力、持続力低下で描く気になりません。
最近はしっとりしたロマンいっぱいの映画というのは流行らないのでしょうね。私の年代では古い映画で昔を懐かしむしかないようです。