サッカー映画「ゴール」が27日に封切・・・

　昨日のお昼のテレビを見ていたら、前日のＷ杯日本代表が選ばれたニュースに関連して、サッカーファンが喜びそうな映画が紹介された。題名は「ＧＯＡＬ！ ゴール」、三部作になっているそうで、日本公開は5月27日封切の予定であるという。
　この「ＧＯＡＬ！ ゴール」は、ＦＩＦＡ公認のサッカー映画である。物語は、メキシコから米国へ不法入国したサッカー好きの青年が、イングランドプレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド入団を果たして、世界のトッププレーヤーになるまでを描いた力作である。この映画には、ベッカム選手やジダン選手ら本物のサッカー選手も登場する。
　「ＧＯＡＬ！ ゴール」の製作国は米国で、この映画には続編が控えている。第二弾はイギリス製作の「Ｇｏａｌ！ 2 (2006)」で、すでに製作済みであるという。第三弾はドイツ製作の「Ｇｏａｌ！ 3 (2007)」で製作準備中である。こういう「ＧＯＡＬ！ 三部作」は、第一弾「ＧＯＡＬ！ ゴール」が封切りされる前から計画されてきたもので、ＦＩＦＡが制作費の一部を支援しており、撮影にも全面協力しているという。
　試写会でこの映画をみた番組の司会者たちは、「おもしろい映画だ。サッカーファンにとってはたまらないだろう」と絶賛していた。
　ＦＩＦＡが撮影に全面協力しているので、実際に行われた数々の試合場面が登場し、その中に主演の俳優を自然に入り込ませてあり、目を凝らしていればアッという場面もあるという。
　番組中にも撮影の様子が放映されたが、実際の試合がすんで、選手が抱き合って喜びを分かち合っているピッチへ、主役の青年と親友役の二人が入って行き、同じように抱き合ったり、相手チームの選手にエールを送ったりする様子を撮影して、いかにも自然にそれらしい映画のシーンになっている。
　また、練習中にチームの仲間に入り、同じようにファンにせがまれてサインしたり、俳優であるのに当人たちも選手になりきっていたとか。
　そして昨年、スペイン1部リーグの名門、レアル・マドリードが来日したときの成田空港の様子が放映されたが、そろいの黒いポロシャツを着たベッカムらスター選手が空港でファンの歓声に迎えられたその一団の中に、本当にその青年役の俳優の顔も見えた。
　このように、すべての試合シーンは実際の試合を撮影したものだから、熱狂するサポーターの様子などは、真に迫って迫力あるものだそうである。第三弾は6月から始まるドイツ大会を背景に撮影されるそうで、実際に中田英寿選手が本人役で出演することになっているという。その撮影現場で中田選手と主役の俳優が話している場面も放送された。
　また、試合展開によっては、日本チームも映画に出演ということもあるかもしれないというから、ファンにとっては一つ楽しみが増えたといえよう。