ネットには色々なニュースサイトがある。その中の1つに、元朝日新聞の記者が作ったJ-CASTニュースというのがある。このサイトについては、「J-CASTニュースの中身だが、確かにおもしろい。しかし・・・。いつも、他人のふんどしで相撲を取っているような記事しかない。―中略―。ネットのブログなどからの引用がやたら多い。取材といっても他人が報じたものをとりあえず確認するだけが目立つ」などという声もあるそうだ。
それはともかくとして、このJ-CASTニュースで意外な記事を見つけた。
先日、電車内で悪ふざけした高校生を平手打ちしたとして、神奈川県警大和署の小磯巡査長が逮捕された。この警官の行為を支持する声が多い中、同県警は9月6日夜、担当記者を集めて当初の説明を変える異例の釈明を行ったという。巡査長は、高校生に注意せず、いきなり捕まえて行為に及んだというのだ。さらに、車内はガラガラで、「拳銃」を向けられた人はいなかったというのである。
県警による当初の説明では、「小磯巡査長は高校生を注意した」としていた。しかし、その後、高校生の母親から、「事実関係が間違って伝えられている」と苦情が寄せられたという。広報県民課の報道係の話では、「訂正したということではなく、各社の報道内容には事実がきちんと伝わっていない部分があった。また、関係者に話を聞くなど捜査をしていく中で事実関係が分かってきたということで、誤解があるといけないので再度説明した」というのである。神奈川県警では、小磯巡査長は「注意したというより、因縁をつけて殴った状況」としているそうだ。
高校生に注意したのと、最初から暴力を振るったのではまるで違う。本当に、暴力を振るうほどの迷惑行為が電車内であったのだろうかということについて、相鉄の車掌の証言から意外な事実が判明したという。
高校生は、友人と2人で二俣川駅に停車中の電車に駆け込んできた。そして、友人が座席に寝転がり、高校生は扉付近でホームに向けて例の拳銃型ライターを構えていた。そこに、たまたま車内巡回中の車掌が通りがかり「止めて下さい」と声をかけた。高校生は、「すいませんでした」と車掌に謝り、ライターをバックにしまい、友人も起き上がった。特に口論などはなかったという。火曜日の午後10時半ごろだったが、横浜駅方向に向かう上り線であったため乗客は少なく、拳銃型ライターを向けられて困った人がホームにいたわけでもないという。しかし、拳銃のようなものを持っていたので、当然車掌は注意したという。また、隣の車両にいたという小磯巡査長については、車掌は知らないという。
車掌が去った後に高校生が友人と談笑しているのをみて、小磯巡査長は乗客に迷惑をかけたことに憤ったというよりも、高校生が反省していないように見え、その後を追って短絡的につかみかかったということらしい。
これが真実だとすると、当初の報道は全くいいかげんということになる。なぜそうなったのか。マスコミ報道を信じた人たちからは、警察官の行為を容認する2000件ものメールや電話が寄せられ、さらには高校生に対する批判の声も少なくなかったそうである。
大体、高校生がライターを持っているというのは問題で、彼らにも非がなかったとはいえない。が、相手が警察官だとなると、警察官は正しいという先入観から当初のような記事になったのではないだろうか。考えてみれば恐ろしいことである。我が子可愛さの当世流の母親かどうかは知らないが、母親からの抗議がなければどうなっていたか。しかし、それと同時に我が子がライターを持っていたのを知っていたのか。それが原因でこういう事件が起きたということに、親子ともに反省すべき点はある。また、マスコミも取材は公正にきちんと行うべきで、いたずらな先入観を持って記事を書いてもらっては困る。
酒は人を狂わせる。この警察官も酔っていなければきっと手を出すことはしなかっただろうに…。正義感あふれる人物だったのかもしれないが、酒を飲んでいたことが不運であったとしかいいようがない。
それはともかくとして、このJ-CASTニュースで意外な記事を見つけた。
先日、電車内で悪ふざけした高校生を平手打ちしたとして、神奈川県警大和署の小磯巡査長が逮捕された。この警官の行為を支持する声が多い中、同県警は9月6日夜、担当記者を集めて当初の説明を変える異例の釈明を行ったという。巡査長は、高校生に注意せず、いきなり捕まえて行為に及んだというのだ。さらに、車内はガラガラで、「拳銃」を向けられた人はいなかったというのである。
県警による当初の説明では、「小磯巡査長は高校生を注意した」としていた。しかし、その後、高校生の母親から、「事実関係が間違って伝えられている」と苦情が寄せられたという。広報県民課の報道係の話では、「訂正したということではなく、各社の報道内容には事実がきちんと伝わっていない部分があった。また、関係者に話を聞くなど捜査をしていく中で事実関係が分かってきたということで、誤解があるといけないので再度説明した」というのである。神奈川県警では、小磯巡査長は「注意したというより、因縁をつけて殴った状況」としているそうだ。
高校生に注意したのと、最初から暴力を振るったのではまるで違う。本当に、暴力を振るうほどの迷惑行為が電車内であったのだろうかということについて、相鉄の車掌の証言から意外な事実が判明したという。
高校生は、友人と2人で二俣川駅に停車中の電車に駆け込んできた。そして、友人が座席に寝転がり、高校生は扉付近でホームに向けて例の拳銃型ライターを構えていた。そこに、たまたま車内巡回中の車掌が通りがかり「止めて下さい」と声をかけた。高校生は、「すいませんでした」と車掌に謝り、ライターをバックにしまい、友人も起き上がった。特に口論などはなかったという。火曜日の午後10時半ごろだったが、横浜駅方向に向かう上り線であったため乗客は少なく、拳銃型ライターを向けられて困った人がホームにいたわけでもないという。しかし、拳銃のようなものを持っていたので、当然車掌は注意したという。また、隣の車両にいたという小磯巡査長については、車掌は知らないという。
車掌が去った後に高校生が友人と談笑しているのをみて、小磯巡査長は乗客に迷惑をかけたことに憤ったというよりも、高校生が反省していないように見え、その後を追って短絡的につかみかかったということらしい。
これが真実だとすると、当初の報道は全くいいかげんということになる。なぜそうなったのか。マスコミ報道を信じた人たちからは、警察官の行為を容認する2000件ものメールや電話が寄せられ、さらには高校生に対する批判の声も少なくなかったそうである。
大体、高校生がライターを持っているというのは問題で、彼らにも非がなかったとはいえない。が、相手が警察官だとなると、警察官は正しいという先入観から当初のような記事になったのではないだろうか。考えてみれば恐ろしいことである。我が子可愛さの当世流の母親かどうかは知らないが、母親からの抗議がなければどうなっていたか。しかし、それと同時に我が子がライターを持っていたのを知っていたのか。それが原因でこういう事件が起きたということに、親子ともに反省すべき点はある。また、マスコミも取材は公正にきちんと行うべきで、いたずらな先入観を持って記事を書いてもらっては困る。
酒は人を狂わせる。この警察官も酔っていなければきっと手を出すことはしなかっただろうに…。正義感あふれる人物だったのかもしれないが、酒を飲んでいたことが不運であったとしかいいようがない。
ライター持つのも悪い
今の父兄の横暴さも話題中
高校生が大人しくしてりゃ事が起らなかったが
まだまだ社会人になれない子供だし
やっぱり酔って切れてしまった警官が大人げないのかな~、私も一杯未熟者だし、こまったな~~
どうしてこうなったのか、よくよく捜査もせず発表した警察署も、裏付けを取らず記事にした新聞社も悪い。また、ライターを持っていた高校生も悪い。
一番悪いのは酔っ払って手を出した警官だろうが、日頃の若者の態度に頭にきていたのでしょうね。
気の毒な気もします。
警察官と聞いたら、コメントしなければいけませんね(笑)
「警察官の仕事は大変だ」と、以前会社の近くの警察官の方が言われていました。
又他の警察官の方は、「非番の時は乱れる」とも言っていましたね。
今回の事件は、高校生も悪かったかも知れませんが、注意だけで良かったのに酔った勢いでそうなったように思えます。
警察官に志した以上、どこかで上手にストレスを発散して、市民から慕われる警察官になってもらいたいものです。
マスコミ報道をほとんど無条件で信じてしまいがちですが、こんな間違いもあるのですね。
高校生側にも非があるのですから、私が親だったら警察官の処分に温情を申し出る気になったかも…。
きっと日頃から若者たちの態度に眼に余るものがあって、つい酒の勢いを借りて手を出したということでしょうか。気の毒な気もします。
マスコミ側にも公正さ、慎重さを求めます。
♠北斗裕二さま
貴方にとって、警察官の不祥事は許しがたいものでしょうね。正義感あふれるあまりの行為にしては、酒がわざわいしました。気の毒といえば気の毒です。
警察官とて人間です。酒も飲みたくなる気持ちも分かります。でも、やはり一般人とは違い、崇高な任務を背負っているという自覚は忘れてはいけませんね。
わたしのブログでも「真相ははわからりません」としましたはそういうことです。
わたしたちのブログでもウラを立った内容でないとうかつに自分で判断できないと思いました。
新聞報道は正しいという先入観を持って読みます。しかも全国紙ならなおさらです。
事実を捻じ曲げた報道は恐ろしいですね。記者さんたちはきちっと裏付けを取るべきだという教訓にはなったでしょうね。