26日、第173臨時国会が召集され、鳩山首相が就任後初の所信表明演説を行った。2時からのNHKの中継で聞いていたが、「政治理念を分かりやすく説明する」という狙い通り、分かりやすい言葉で、ゆっくりと語りかけるような話し方は理解しやすかった。また、息子が職につけず自殺したお年寄りの話、障害者を雇用している企業の話など、国民の身近にある話題を織り交ぜ、弱い立場の人々の視点を尊重する「友愛政治」を強調したのは効果ある手法だと思う。
一国のリーダーは、人心をつかむことが先ず肝要であろう。難しいことの苦手な私は、一つ一つの課題についてはよく分からない。だからこそ、「任せて安心」と思えるようなリーダーの出現を期待したのである。1ヶ月余ではまだ判断はしかねるが、特に、普天間移設問題のように、首相・防衛相・外務相に意見の食い違いが見られ、それに民社党が異論を挟むという状況では、リーダーとしてもっと明確な態度が示せないものかと、ちょっと心もとない気もしている。
しかし、鳩山総理は、資産何十億といわれるセレブ中のセレブであるが、同じセレブの麻生さんのような尊大さは見られないし、上から目線の人ではないということは言えよう。定例のぶら下がり会見を見ても、麻生さんのえらぶった、木で鼻をくくったような態度とちがい、最初に軽く頭を下げ、おだやかな物言いで接しているのは評判がよいようである。だが、丁寧さ、優しさも度が過ぎると、慇懃無礼に見えることもあるので、せいぜいお気をつけあそばせ。
この所信表明演説は、首相が野党時代からスピーチライターとして重用してきた松井孝治官房副長官が、首相の考えを聞き取って原案を作成、その後、首相が手を入れたものを、菅副総理や平野官房長官らと協議した上で、10月21日に連立を組む社民、国民新両党に提示して意見を求めたという。歴代首相の場合、官僚が草稿したものに手を加えることなどなかったようで、ただ本会議で読み上げるだけの「官僚主導」であったのに比べると、まさに「政治主導」の動きを示したものである。
所信表明演説に対し、野党が物言いをつけるのは当然のことであるが、首相の声が聞こえなくなるようなヤジの連発にはいささかあきれている。今日から始まる代表質問で、いかようにも突っ込み、批判することができるのに、なぜ、いい歳をした大人が、ああいうみっともない真似をするのだろう。
野党席の最上段には、森・安倍・麻生の3人の元総理の姿が見えた。麻生さんは腕組みをして、小馬鹿にしたような薄ら笑いを浮かべ、時折、安倍さんに何やら話しかけていた。また、マスコミが新人の小泉進次郎議員にマイクを向けると、「言葉は平易で分かりやすかった。だが、その言葉の向こうにビジョンが見えない」とひと言。「虎の威を借りるキツネ」とまでは言わないが、この若者の不遜な態度には少々不快感を覚える。これは、世襲制を批判しながらも世襲議員を特別視するマスコミが悪いのであって、マスコミにチヤホヤされることで、自分が優秀だから注目されるのだと勘違いするバカ者がいたらどうするのだ。
27日の新聞に、首相官邸が鳩山首相や平野官房長官らに対する臨時国会での質疑について、各省庁に「答弁メモ」を作成するよう指示。首相がそのまま読んでもいいように答弁を作成するよう要求し、「模範回答」づくりを官僚に丸投げしたという記事があった。
文書には「これまで通り(麻生政権と同様に)各省庁の協力をお願いする」と記載。首相答弁では「首相にふさわしい格調高い表現」にするよう要求した上で「質問の趣旨を踏まえた簡潔な内容」にし、「結論を先に述べる」と、文書の書き方を指南していたという。公約に「脱官僚」を掲げておきながら、これでは従来の「官僚依存」とちっとも変わりないことになる。
しかし、鳩山首相は「指示していない」とこれを否定したという。が、鳩山内閣の閣僚たちは前政権の閣僚と違って、専門分野についての勉強もしなければならず、雑事も大幅に増えて相当忙しいらしく、正直なところ、官僚でも何でもネコの手を借りたいというところであろう。
結局、データ作成や参考資料などは、今後も官僚から求めるとしたという。また、小沢幹事長が官僚の国会答弁を禁止する法案を臨時国会に提出するとしていたが、どうやらこれは見送られるとか。これでまた野党の追求が厳しくなること間違いなしであろう。
一国のリーダーは、人心をつかむことが先ず肝要であろう。難しいことの苦手な私は、一つ一つの課題についてはよく分からない。だからこそ、「任せて安心」と思えるようなリーダーの出現を期待したのである。1ヶ月余ではまだ判断はしかねるが、特に、普天間移設問題のように、首相・防衛相・外務相に意見の食い違いが見られ、それに民社党が異論を挟むという状況では、リーダーとしてもっと明確な態度が示せないものかと、ちょっと心もとない気もしている。
しかし、鳩山総理は、資産何十億といわれるセレブ中のセレブであるが、同じセレブの麻生さんのような尊大さは見られないし、上から目線の人ではないということは言えよう。定例のぶら下がり会見を見ても、麻生さんのえらぶった、木で鼻をくくったような態度とちがい、最初に軽く頭を下げ、おだやかな物言いで接しているのは評判がよいようである。だが、丁寧さ、優しさも度が過ぎると、慇懃無礼に見えることもあるので、せいぜいお気をつけあそばせ。

この所信表明演説は、首相が野党時代からスピーチライターとして重用してきた松井孝治官房副長官が、首相の考えを聞き取って原案を作成、その後、首相が手を入れたものを、菅副総理や平野官房長官らと協議した上で、10月21日に連立を組む社民、国民新両党に提示して意見を求めたという。歴代首相の場合、官僚が草稿したものに手を加えることなどなかったようで、ただ本会議で読み上げるだけの「官僚主導」であったのに比べると、まさに「政治主導」の動きを示したものである。
所信表明演説に対し、野党が物言いをつけるのは当然のことであるが、首相の声が聞こえなくなるようなヤジの連発にはいささかあきれている。今日から始まる代表質問で、いかようにも突っ込み、批判することができるのに、なぜ、いい歳をした大人が、ああいうみっともない真似をするのだろう。
野党席の最上段には、森・安倍・麻生の3人の元総理の姿が見えた。麻生さんは腕組みをして、小馬鹿にしたような薄ら笑いを浮かべ、時折、安倍さんに何やら話しかけていた。また、マスコミが新人の小泉進次郎議員にマイクを向けると、「言葉は平易で分かりやすかった。だが、その言葉の向こうにビジョンが見えない」とひと言。「虎の威を借りるキツネ」とまでは言わないが、この若者の不遜な態度には少々不快感を覚える。これは、世襲制を批判しながらも世襲議員を特別視するマスコミが悪いのであって、マスコミにチヤホヤされることで、自分が優秀だから注目されるのだと勘違いするバカ者がいたらどうするのだ。

27日の新聞に、首相官邸が鳩山首相や平野官房長官らに対する臨時国会での質疑について、各省庁に「答弁メモ」を作成するよう指示。首相がそのまま読んでもいいように答弁を作成するよう要求し、「模範回答」づくりを官僚に丸投げしたという記事があった。
文書には「これまで通り(麻生政権と同様に)各省庁の協力をお願いする」と記載。首相答弁では「首相にふさわしい格調高い表現」にするよう要求した上で「質問の趣旨を踏まえた簡潔な内容」にし、「結論を先に述べる」と、文書の書き方を指南していたという。公約に「脱官僚」を掲げておきながら、これでは従来の「官僚依存」とちっとも変わりないことになる。
しかし、鳩山首相は「指示していない」とこれを否定したという。が、鳩山内閣の閣僚たちは前政権の閣僚と違って、専門分野についての勉強もしなければならず、雑事も大幅に増えて相当忙しいらしく、正直なところ、官僚でも何でもネコの手を借りたいというところであろう。
結局、データ作成や参考資料などは、今後も官僚から求めるとしたという。また、小沢幹事長が官僚の国会答弁を禁止する法案を臨時国会に提出するとしていたが、どうやらこれは見送られるとか。これでまた野党の追求が厳しくなること間違いなしであろう。
代表質問 論破した方が勝ちのような内容は与野党入れ替わっても変わらないですね。
よく言葉に詰まった麻生氏が馬鹿笑いしながら周りに何か話しかける場面が何度かカメラがとらえたようですが、どういう精神構造をしているのか。
いつもの事ですが、どうもこういうのを見ると
「人の短をいふ事なかれ 己が長をとく事なかれ 物言えば唇寒し秋の風」
という芭蕉の句を思い 言えば言うほど恥をかき と無口な人の方がましだと思ってしまいます。
昨日の代表質問は、新野党の負けですかね。
鳩山首相の「あなたには言われたくない」にはちょっとびっくりしました。そして、「このようにしたのはどこの政党か」と言われれば、自民党はもう返す言葉もないでしょうね。
また、公明党の順番になると自民党議員は50人ほどが退出したといいます。今は自公の間がおかしくなっているといいますが、それでも自民党のやり方はフェアーではありませんね。
新人はこんなことはやれないでしょうから、おそらく古株議員でしょうが、こういうところで自民党の体質が変わっていないことが分かりますね。
ウチは子供のいない、夫婦二人だけの貧乏人ですので、「子供手当」も関係ないし、「高速道路無料化」もさほどメリットがあるような生活をしていませんので、むしろそのための増税が心配ですが、それでも、このまま自民党に任せていても何も変わらないと思い、民主党に一票を投じたクチです。
とにかく、政権が変わる事で、少しでも今まで影で利権を貪っていた連中が排除され、「真っ当な」政治家や役人に日の目があたるようになれば多少は世の中マシになるのでは?
と、今は様子を観ています。
いつぞや、オールドレディーさんがブログに載せられていた渡辺謙さんの新聞投稿が、「沈まぬ太陽」がらみでTVで紹介されていましたが、あらためてあの時の渡辺さんの主張が多くの人の望む所なんだろうなと思いました。
蛇足ながら、もともと自民党批判の先方だったはずの公明党が、自民党と連立を組む事自体異常だったのですから、野党に戻ったのを機に、本来の姿に戻るのが両党の為ではないかと思います。
今の鳩山内閣の閣僚たちが奮闘している様子を見ていると、政治家って大変な仕事なんだと初めて思いました。
政権交代したということを実感しています。いろいろ躓いているようですが、まだほんの2ヶ月足らず、気長に付き合いたいと思います。
渡辺謙さんのインタビューで、あの記事のことを語っていましたが、あの人の熱い思いが伝わってくるようでした。
今の若者たちが謙さんのように熱い情熱を持ってくれればもっと将来に期待できるのですが…。
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/68.html
地球の金権支配の砦の倒産が切迫している
09.11.29記
(1)宇宙情報:
ロスチャイルドの私設・米国中央銀行=FRB,イルミナティの世界金権支配銀行=イングランド銀行、それらの支配銀行バチカン銀行
-これらは2010春に倒産する!
地球の金権奴隷支配体制は崩壊に向かっている!
その前に、世界新金融・経済恐慌で日本人の大多数の生存の脅威が差し迫っている。
それへの対処は、国民全員を対象にした最低生活費の永続的国家支給である「ベーシック・インカム」以外にない。リビアでは実施を決定した。
政治資金規正法違反容疑で鳩山首相が逮捕・起訴されて失脚したあとは、亀井静香が天命で首相になる。
彼の役割は、ベーシック・インカムの実施にある:
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/68.html
(2)USAは2010夏6ヵ国に分裂して
USAは消滅する。
米軍は世界中から撤退、
日米安保は米側が廃棄する。
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/67.html
(3)ロックフェラーの指揮で米新クーデター計画:
モサドが仕掛けた肺ガン末期のオバマ降ろし、バイデン暗殺、モサドの手先ペロシー下院議長を臨時大統領に、モサド諜報員・2重国籍者エマヌエル大統領首席補佐官を副大統領にする計画だ。
米軍では逆クーデター決起が近い。
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/68.html