あきれた今どきの女の子たち・・・

　静岡県警浜松中央署は１３日、サッカーＪリーグ・ジュビロ磐田の所属選手菊地直哉容疑者（２２）を県青少年環境整備条例違反＝淫行＝の疑いで逮捕したという。
　５月下旬のことだが、菊地容疑者は、自転車で下校途中の高校１年の少女（１５）に道を聞くふりをして声をかけ、路上に駐車中の車内でみだらな行為をし、少女が拒否したにもかかわらず、約１万円を手渡したという。
　なぜバレたかというと、菊地容疑者が少女の自転車の前カゴに財布を置き忘れたそうで、ご丁寧にも少女はそれを持って同署に相談に出向き、菊地容疑者の身元が発覚したというのだ。菊地容疑者は「いつばれて、選手生命が終わってしまうか心配していた」と供述しているというが、一時の欲情にかられてバカなことを、と思うと同時に、自転車の前カゴに財布を置き忘れるなんてトンマもいいところ、悪いことをすればいつかはバレるのである。また、少女も少女で、簡単に車に乗り込む思慮のなさにもあきれる。正直に財布を届けたのはいいが、自分の恥をさらすことになって、これもトンマといえばトンマな話である。菊地容疑者などどうでもいい、この少女は自分のおかれている立場がわかっているのだろうか。

　長岡市の県立高校内で同校の女子生徒（１８）が生んだ男児が死亡した事件で、長岡署は殺人の疑いで女子生徒を逮捕したという。男児の死因は窒息死で、便器内の水を飲み、息ができなくなったとみられ、女子生徒は容疑を認めているという。
　女子生徒は５日午後５時ごろ、同校内の女子トイレで洋式便器内に体重約２８００ｇの男児を出産し、携帯電話で同級生に連絡、教師がトイレに駆け付けた。女子生徒は、動機について「（出産とその後の処置に）困った」などと供述しているという。
　女子生徒は出産した５日まで通常通り登校し、授業を受けていたそうだが、２８００ｇといえば、赤ちゃんの標準的体重ではないか。それなのに、体型の変化に親も教師も気付かなかったというのはとても信じられない。いかに親子のふれあいや会話がなかったかということでもあり、性に対する知識もないままに、衝動的な行動に走るこの年代特有の無責任極まる事件である。

　もう一つ、今年２月のことだが、千葉県白井市の雑木林でポリ袋に入った男のえい児の遺体が見つかった事件である。県警は、死体遺棄容疑で先月逮捕した母親の無職少女（１８）を殺人容疑で再逮捕したという。少女は１月１９日ごろ、白井市内の実家の２階自室で男児を出産したが、泣き声を上げたため、家族に出産を知られることを恐れ、男児の全身をバスタオルで包んだ上、頭や顔を数回殴るなどの暴行を加えて殺害したという。これも家族の誰もが少女の体型の変化に気付かなかったことから起きた事件である。家族一つ屋根の下に暮らしていながら臨月まで気付かないという、家族の絆の希薄さはちょっと異常ではないだろうか。それにしても、わが子に暴行を加えて殺害するとは言語道断である。

　また今年初めには、携帯電話を利用し、インターネットの出会い系サイトの掲示板に、自らがみだらな行為の相手になる趣旨の投稿をして、希望者を求めた少女が逮捕されるという事件も起きている。昨今、女子未成年者の性のモラルは著しく低下しており、この子らが将来どういう大人になるのだろうと思うだけでも空恐ろしくなってくる。

　余談だが、今日は私の誕生日である。ぞろ目になったのだが、めでたくも何ともない。１８歳、その頃の私はどうだったろう。もう記憶も定かでないが、もう一度あの頃に戻れたら…。