先日の記者会見で、秋篠宮殿下は長女・眞子さまと小室さんの結婚について、「やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」と語られた。
小室さんと母親に、その事実関係について広く国民に説明することを求めているのだが、ただ説明するだけではなく、多くの国民が小室氏の主張に納得し、二人の結婚が多くの国民に心から祝福されるものでなければいけない、そういうことなのだろう。
真子さまへの父親としての思いはあれど、「皇嗣」という重い立場に上ることになった秋篠宮さま、厳しい態度を表明するよりないのだろう。しかし、いずれ「皇嗣」となるのは分かっていたことで、その体面上、真子さまの結婚についてもより慎重な判断が必要だったと思うのだが…。
こんなことを言うと不敬だとお叱りをうけるだろうが、私は最初から秋篠宮夫妻の真意が理解できなかった。秋篠宮夫妻の教育方針は「子供の自由意思を尊重する」だそうだが、他はともかく結婚は宮家だけの問題ではなかろう。
たしかに、女性皇族の結婚は男性皇族と違い、皇室会議の議を経る必要もなく、法的には本人が結婚したいと思えば自由にできる。しかし皇室経済法の規定により、皇籍離脱に伴って国から結婚後の品位を保つための一時金が支給される。それはただ単にお金を渡すということではなく、一般人になっても品位ある生き方をしなければならないということである。
また、一般人となっても皇室と縁が切れるわけではなく、元皇族として公の場に出る機会も少なくない。そのためにも女性皇族の相手にもそれなりの品位が求められるのは当然だろう。
しかし父親は自死、母親はパート勤め、本人は就職先が未定、これから国際弁護士を目指すという。おまけに母親の男女間の金銭トラブルが発覚。いくら本人の人柄が良くても、こういう相手では一般家庭の親でも簡単には認めないだろう。
先日ご結婚された高円宮家の三女・絢子さまのお相手はとても素敵な方のようにお見受けした。家柄もよく母親も立派な方だし、勤務先も大企業だ。顔だちにも気品があって、宮家の王女の婿殿としては申し分ない。国民感情として、こういう結婚なら心からお祝い申し上げ、末永いお幸せを祈ることもできよう。
秋篠宮殿下は物わかりの良い父親でいたかったのだろうが、あまりに判断が甘かったと言わざるを得ない。また宮内庁がもっとしっかり身辺調査をしていれば小室家の内情も分かったろうに…。
秋篠宮殿下の発言は最後通告に等しい。それでもまだ沈黙し続ける小室さん親子の真意は何だろう。ここまで内情を丸裸にされ恥をさらしながら、まだ結婚できると考えているのだろうか。いい度胸をしてるネ。
大きなお世話だろうが、もうこうなったら小室さん側が辞退を申し出るのが一番ではないかと思う。長引けば小室親子への批判は増すばかりだ。このままでは息子のためにならないと思わないのか、不可解な親子である。
先日、あるテレビ局で、今の状態でも「結婚を喜んで祝福できるか」、アンケートを取ったら100人中77人の人が「祝福できない」と答えた。これが正直な国民感情だろう。
国民あっての皇室ですから、姻戚になる方にはそれ相応の品位と体面が要求されるのは当然のことです。
小室家は皇室の一員としては失格です。週刊誌で報道された時点で、なぜ秋篠宮殿下は破談にしなかったのでしょうか。待っていてどうにかなるものでもないでしょうに。こうまでこじれる前になんとかならなかったのか、周囲の大人たちの責任ですね。