社会保険庁が8月下旬に発送した、年金記録の確認を求める「ねんきん特別便」のうち、約2万件に内容の誤りがあったそうだ。8月27日に全国の国民年金加入者あてに発送した特別便に、保険の「加入月数の合計」と、そこから保険料の未納月数を引いた「納付済月数などの計」が逆に記載されているという単純な印刷ミスだが、加入者からの指摘で気付いたというおそまつさ。8日におわびの手紙とともに正しい内容の特別便を送り直す予定だといとも簡単にいうが、作り直して送付するその費用はどこから出るのか?
何でも外部業者へ委託していたというのだが、このミスが業者にあるなら損害を補填させるくらいの厳しさがなくてはなるまい。が、社保庁職員の怠慢から起きたミスだとすると、あいかわらずの気楽な仕事ぶりがいまだに改善されていないということである。
これは8月始め頃だったか、あるニュースサイトへ一般読者から寄せられた手紙である。これを読むとお役所仕事の無責任さがよくわかる。
『83歳の母から、「読んでもわからないから、あんた見ておいて」と渡された後期高齢者医療制度関係の書類。数えてみたら7通あった。
昨年末の「制度の説明会」の案内に始まって、「リーフレット」「徴収開始通知書」「保険証の送付」「所得・生計状況についてのおたずね」「限度額適用・標準負担額軽減認定証の送付」、およびその「更新」のための用紙。
―中略―。そこへ、また8通目が届いた。「長寿医療」の通称が大きく印刷され、「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)からの大切なお知らせ」とある。
内容は「保険料の特別軽減についてのお知らせ」として、今後の通知予定が記されている。まず最初の項に、7月に本算定に伴う保険料額を通知するとあり、次の項には、7月に送る通知には、今回の軽減対策による軽減額は含まれていないと書いてある。実際の料額は8月に知らせるとのこと。
今回のお知らせは何を知らせるためのものか不明である。8月のお知らせだけで充分ではないか。意味のない二重のお知らせで、費用がかかるばかりだ。なぜそうするのかわからない。
さらに裏面には、「特別軽減の概要」のタイトルで、政府の軽減対策の一部を引用したと思われる文が記載してある。部分引用で前後の関係がわからなく、さっぱり意味が読み取れない。どの書類も当事者の母には手に負えなかった。58歳の娘の私にも理解しがたい文面であった。記載されている問い合わせ先に電話すると、「わかりにくいかもしれませんね」とは認めたが、書き方を改める気はまったくない。
内部でのみ通用する文書を平気で老人宛に送る感覚が、「後期高齢者」という命名に端的に表れている。新制度の良し悪しの検討の前に、こういう人たちが考案したというだけでの理由で、制度自体にも充分に疑いが湧く。
そしてまた一気に2通配達され、関係書類は10通になった。「親展・後期高齢者医療の保険料に関する通知書」と「長寿医療・保険証在中」。「保険料の通知」は、先週の予告どおり、軽減措置が反映されていない旧来の額である。
―中略―。次から次へと配達される郵便物に関心を持ち続けられる老人は、きわめて少数に違いない。年寄りの家に、封を開けられないまま放置された「お知らせが」貯まっていく』。
社保庁だけでなく行政から送付される書類にはそれほど重要とは思えないものが多く、私もほとんど捨ててしまう。国保だけでなく年金記録照合が始まってからこのかた、どれほど無駄な書類が送付されてきたことか。分かりにくいとクレームがつけば新たに作り直すし、制度が変わるたびに「お知らせ」が届く。それら全て税金が使われているのであるが、どれだけの金額になっているか知りたいものだ。
読んでもらえない書類の送付は無駄というもの、高齢者に分かりやすく、周知徹底させるにはどうしたいいか、そこから考え、無駄な出費をおさえる努力をすべきであろう。
何でも外部業者へ委託していたというのだが、このミスが業者にあるなら損害を補填させるくらいの厳しさがなくてはなるまい。が、社保庁職員の怠慢から起きたミスだとすると、あいかわらずの気楽な仕事ぶりがいまだに改善されていないということである。
これは8月始め頃だったか、あるニュースサイトへ一般読者から寄せられた手紙である。これを読むとお役所仕事の無責任さがよくわかる。
『83歳の母から、「読んでもわからないから、あんた見ておいて」と渡された後期高齢者医療制度関係の書類。数えてみたら7通あった。
昨年末の「制度の説明会」の案内に始まって、「リーフレット」「徴収開始通知書」「保険証の送付」「所得・生計状況についてのおたずね」「限度額適用・標準負担額軽減認定証の送付」、およびその「更新」のための用紙。
―中略―。そこへ、また8通目が届いた。「長寿医療」の通称が大きく印刷され、「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)からの大切なお知らせ」とある。
内容は「保険料の特別軽減についてのお知らせ」として、今後の通知予定が記されている。まず最初の項に、7月に本算定に伴う保険料額を通知するとあり、次の項には、7月に送る通知には、今回の軽減対策による軽減額は含まれていないと書いてある。実際の料額は8月に知らせるとのこと。
今回のお知らせは何を知らせるためのものか不明である。8月のお知らせだけで充分ではないか。意味のない二重のお知らせで、費用がかかるばかりだ。なぜそうするのかわからない。
さらに裏面には、「特別軽減の概要」のタイトルで、政府の軽減対策の一部を引用したと思われる文が記載してある。部分引用で前後の関係がわからなく、さっぱり意味が読み取れない。どの書類も当事者の母には手に負えなかった。58歳の娘の私にも理解しがたい文面であった。記載されている問い合わせ先に電話すると、「わかりにくいかもしれませんね」とは認めたが、書き方を改める気はまったくない。
内部でのみ通用する文書を平気で老人宛に送る感覚が、「後期高齢者」という命名に端的に表れている。新制度の良し悪しの検討の前に、こういう人たちが考案したというだけでの理由で、制度自体にも充分に疑いが湧く。
そしてまた一気に2通配達され、関係書類は10通になった。「親展・後期高齢者医療の保険料に関する通知書」と「長寿医療・保険証在中」。「保険料の通知」は、先週の予告どおり、軽減措置が反映されていない旧来の額である。
―中略―。次から次へと配達される郵便物に関心を持ち続けられる老人は、きわめて少数に違いない。年寄りの家に、封を開けられないまま放置された「お知らせが」貯まっていく』。
社保庁だけでなく行政から送付される書類にはそれほど重要とは思えないものが多く、私もほとんど捨ててしまう。国保だけでなく年金記録照合が始まってからこのかた、どれほど無駄な書類が送付されてきたことか。分かりにくいとクレームがつけば新たに作り直すし、制度が変わるたびに「お知らせ」が届く。それら全て税金が使われているのであるが、どれだけの金額になっているか知りたいものだ。
読んでもらえない書類の送付は無駄というもの、高齢者に分かりやすく、周知徹底させるにはどうしたいいか、そこから考え、無駄な出費をおさえる努力をすべきであろう。
最近コメントをしようと思いながら、読んでいるだけでした(笑)
社会保険庁のミスって、ほんま多いですよね。
自宅のポストにも、他の方の社会保険庁書類郵便が一緒に入っていました。
すぐに社会保険庁に連絡して、取りに来て貰いましたが。
でもその取りに来た人が、最初違う町で待っていたんですよ。
何から何まで、きっちりしてないな~と感じました
またまた不祥事が発覚しました。
一体社保庁はどうなっているのか、これでは新機構に移っても同じではないかと思います。
不正をした人は上司を含めてきっちり厳しい罰則を科すできです。甘い!