少し蒸し暑い朝だったが、この光景をみたら涼しくなったわ。
連日猛烈な暑さが続いている。「今夏一番の暑さ」だというが、この記録更新はいつまで続くのだろう。熱中症で救急搬送される人が増加中だという。熱中症も怖いがコロナ禍はもっと怖い。日本では感染者数が最初の波より大きい「第2波」が到来、被害は甚大化する一方だとか。
昨日の新聞には、新型コロナウイルス感染者が世界で2000万人を超えたとあり、さらに「コロナ禍長期化は数十年に上る」との予測が報じられていた。もしそれが事実ならば、もはや人類滅亡も空想ではなくなるかも…。怖いなあ!
話は変わるが、わが購読紙一面のコラムの書き写しである。
新型コロナウイルスワクチンの開発・生産競争が国内外で激しさを増している。WHOによると、165ある計画の内26が臨床試験の段階に進んだ。感染拡大が止まらない中での進展は頼もしい。ただ、各国が巨費を投じて必要量の確保の急ぐ争奪戦の陰で、「彼ら」が余計な地を流していないか心配である。カブトガニだ。
カブトガニは現代社会に欠かせない存在だ。理由は血液。ごくわずかな毒素にも極めて敏感に反応する成分を含み、その抽出成分から医療品や食品、水質が汚染されていないかを確かめる試薬が作られる。
北米では、年間約50万匹が捕獲され、生きたまま血をぬかれるという。後に海へ帰すため死ぬのは3%程度とされていたが、近年の調査で、実際はダメージから約30%が命を失い、繁殖へも影響すると分かってきた。
ようやくというべきか、個体数減少へ懸念の声が広がり、数年前に人工的な代替品が使われだした。ところがエイズの進行抑制、がんの早期発見など別の活用法も見出されており、血液利用は減りそうにない。(後略)
カブトガニといえば、約2億年前から姿を変えていない「生きている化石」ということくらいしか知らなかった。が、これほど価値ある存在とはびっくり!
水族館でよく見かけるが、上から見るとヘルメットのような頭で、腹部はちょっとグロテスクで、見た目はよくない。日本では古くは瀬戸内海に多くいたらしい。が、取り立ててなんの役にも立たず、図体がでかく、漁では網を破るなど嫌われたそうだ。
岡山県笠岡市の繁殖地が国天然記念物に指定されているが、日本ではすでに絶滅危惧種となっているという。興味のある方は「笠岡市立カブトガニ博物館」をどうぞ!
グロテスクで見た目が良くないカブトガニが、現代医療にとって不可欠な存在であり、人類に多大な貢献をもたらしている生き物だなんて、まったく知らなかった。「人は見かけによらない」というが、生き物だってそうなんだ。ババは見てくれも悪いし、世の中の何の役にも立っていない「社会のお邪魔虫」でしかない。見た目で判断していたカブトガニに申し訳なくて、穴があったら入りたいわ。
初めて知りました。
自然界の中での人間生存理由は一体何?なのか分かりませんが。
お盆のこの時期、生命を犠牲にして役立つすべての生き物に感謝しなくてはね。
笠岡市立カブトガニ博物館ホームページへお邪魔しました
「展示している生き物は,すべて笠岡の海で捕獲しました」と最新情報更新
コロナに負けず学芸員さんたちの「やる気」を楽しませてもらいました。
さてさて
みすぼらしいし、お役立ちにも程遠い老女たちは肩身の狭い暮らしを、何時まで続けていけるのでしょうか?
ほんとですね。この世の生き物で無駄な存在は私のような無駄飯を食っている年寄りだけではないかと…。
一見何の価値もないような生き物に人間は助けられている。神が創り出したものすべに何らかの存在価値がある。そういうことに初めて気づかされました。それにしても初めてカブトガニの血液の重要性に気づいたのはだれでしょうね。
まだまだしばらくは暑い日が続くようです。どうぞお元気でお過ごしください。
https://news.goo.ne.jp/article/natgeo/region/natgeo-0000A41K.html
さすが、オールドレディー様!
猛暑ですが、頑張りましょう♡
我が県内の笠岡市に昔から生息していて、名前だけはしっているものの、それほど関心はありませんでした。が、単なる「生きた化石」と思っていたのにその血液が人類に大きく貢献しているなんて、考えもしませんでした。どんなものにも生きる価値があるのですね。ないのはババだけです。トホホ
猛暑、猛暑のニュースに余計に暑くなります。お体に気をつけて頑張ってくださいね。