われわれ庶民には全く無縁の話であるが、それでも見るだけもいいから一度は見てみたいという気もする。
5日、大阪・北浜で建設中の高さ209メートルの超高層マンションのモデルルームが公開されたそうで、マンションの高さは分譲物件では日本一だとか。54階建ての最上階が最高額の部屋で、なんと5億8000万円 専有面積約300㎡、3LDKになる予定だそうだ。マンション不動産関係者によると、バブル崩壊後の1戸の分譲価格としては近畿で最高値だそうである。ということは、近畿以外ではまだ高額なマンションがあるということか。2009年3月の完成予定で、すでに購入希望者が複数いるそうである。
435戸のうち上層階を中心に約40戸が「億ション」になる見込みだとかで、52、53階部分の約156㎡の1LDKで、価格は2億~2億1000万円。ごく一般のマンション3LDKでも100㎡もないところが多いのに、156㎡の1LDKとはどんな部屋だろう。わが家は42㎡の1LDK、約4倍近い広さの1LDKなんて想像もつかない。
これは単にうらやましいというだけの話で、買う人がいても腹は立たない。が、次は本当に腹の立つ話。
今年4月に入居開始となった赤坂の衆議院議員宿舎は、1部屋80㎡、総戸数300戸、総工費344億円である。建設費は一戸あたり約1億1500万円ということになるが、これが一般の分譲マンションとして売り出されたら、都心の一等地という立地条件を考えれば、おそらく2倍の価格でも売れたであろう。
また現在、移転・建て替え計画により工事が着手されている参議院議員宿舎。これも1部屋80㎡、総戸数80戸、総工費は約44億円、建設費1戸あたり約5500万円になる。紀尾井町という、これまた一等地であるから、同様に分譲なら“億ション”であろう。(0の数が多すぎて電卓では表示されないので筆算したが、桁数の多い金額には全く縁がないので、計算に自信がない)
元の紀尾井町宿舎は、広さ30~40m²のワンルームだとか。これに対して新宿舎は1戸の広さが80㎡、会議室や食堂、スポーツジムも併設されるというから、とんでもない話である。
紀尾井町は、紀州の徳川家、尾張の徳川家、それから、安政の大獄で有名な井伊直弼の井伊家屋敷が近所にあったことから、それぞれから「紀」と「尾」と「井」を取って、「紀尾井町」と名づけられたとか。新しい議員宿舎の建設予定地は紀尾井町清水谷公園のすぐ近くで、緑豊かな自然が残る都心のオアシスで、都の風致地区に指定されている場所でもある。ヒートアイランド現象を緩和する都心の緑地を、こうして政府自ら破壊する是非が問われており、住民による建設反対運動も起きているという。
5日、石原慎太郎都知事と猪瀬直樹副知事がこの建設地を視察し、建て替えへの反対を明言した。都は参院側との協議で建築に同意しない見通しで、この場所での新宿舎建設は難しくなったという。石原都知事は「こういう時代、いろんな批判がある中で、しかも宿舎をつくっても遠慮して入居者がない状況の中で、こんなものつくる必要があるのか」と建設計画を批判し、「必要なら現在の宿舎を建て替えればいい、何ならその間は、都がプレハブ住宅を用意してもよい」と言っていた。よくぞ言ってくれたと拍手喝采。
2度にわたる地震で大きな被害を受けた新潟県、被災者の中にはプレハブ住宅にも入れない人もいるという。その他日本各地で、地震や水害で大きな被害を蒙り、いまだ復興の目途も立たず、プレハブ生活をしている人がたくさんいるのである。そのことを考えれば、議員だけがなぜこのように優遇されるのか、何とも納得のいかない話である。
8月の参院議運理事懇談会で民主党の西岡武夫氏が新築工事凍結を提案したそうであるが、与党の反対で難航しそうだとか。しかし、先の参院選では自民党大敗、その後も「政治と金」にまつわる不祥事続出。安倍内閣崖っぷちで与党劣勢の今、石原都知事の反対表明を足がかりに、国民こぞって声を大に反対すれば工事凍結もありうるかも…。今なら国民の声を無視して強行に工事を進めることはできまい。
5日、大阪・北浜で建設中の高さ209メートルの超高層マンションのモデルルームが公開されたそうで、マンションの高さは分譲物件では日本一だとか。54階建ての最上階が最高額の部屋で、なんと5億8000万円 専有面積約300㎡、3LDKになる予定だそうだ。マンション不動産関係者によると、バブル崩壊後の1戸の分譲価格としては近畿で最高値だそうである。ということは、近畿以外ではまだ高額なマンションがあるということか。2009年3月の完成予定で、すでに購入希望者が複数いるそうである。
435戸のうち上層階を中心に約40戸が「億ション」になる見込みだとかで、52、53階部分の約156㎡の1LDKで、価格は2億~2億1000万円。ごく一般のマンション3LDKでも100㎡もないところが多いのに、156㎡の1LDKとはどんな部屋だろう。わが家は42㎡の1LDK、約4倍近い広さの1LDKなんて想像もつかない。
これは単にうらやましいというだけの話で、買う人がいても腹は立たない。が、次は本当に腹の立つ話。
今年4月に入居開始となった赤坂の衆議院議員宿舎は、1部屋80㎡、総戸数300戸、総工費344億円である。建設費は一戸あたり約1億1500万円ということになるが、これが一般の分譲マンションとして売り出されたら、都心の一等地という立地条件を考えれば、おそらく2倍の価格でも売れたであろう。
また現在、移転・建て替え計画により工事が着手されている参議院議員宿舎。これも1部屋80㎡、総戸数80戸、総工費は約44億円、建設費1戸あたり約5500万円になる。紀尾井町という、これまた一等地であるから、同様に分譲なら“億ション”であろう。(0の数が多すぎて電卓では表示されないので筆算したが、桁数の多い金額には全く縁がないので、計算に自信がない)
元の紀尾井町宿舎は、広さ30~40m²のワンルームだとか。これに対して新宿舎は1戸の広さが80㎡、会議室や食堂、スポーツジムも併設されるというから、とんでもない話である。
紀尾井町は、紀州の徳川家、尾張の徳川家、それから、安政の大獄で有名な井伊直弼の井伊家屋敷が近所にあったことから、それぞれから「紀」と「尾」と「井」を取って、「紀尾井町」と名づけられたとか。新しい議員宿舎の建設予定地は紀尾井町清水谷公園のすぐ近くで、緑豊かな自然が残る都心のオアシスで、都の風致地区に指定されている場所でもある。ヒートアイランド現象を緩和する都心の緑地を、こうして政府自ら破壊する是非が問われており、住民による建設反対運動も起きているという。
5日、石原慎太郎都知事と猪瀬直樹副知事がこの建設地を視察し、建て替えへの反対を明言した。都は参院側との協議で建築に同意しない見通しで、この場所での新宿舎建設は難しくなったという。石原都知事は「こういう時代、いろんな批判がある中で、しかも宿舎をつくっても遠慮して入居者がない状況の中で、こんなものつくる必要があるのか」と建設計画を批判し、「必要なら現在の宿舎を建て替えればいい、何ならその間は、都がプレハブ住宅を用意してもよい」と言っていた。よくぞ言ってくれたと拍手喝采。
2度にわたる地震で大きな被害を受けた新潟県、被災者の中にはプレハブ住宅にも入れない人もいるという。その他日本各地で、地震や水害で大きな被害を蒙り、いまだ復興の目途も立たず、プレハブ生活をしている人がたくさんいるのである。そのことを考えれば、議員だけがなぜこのように優遇されるのか、何とも納得のいかない話である。
8月の参院議運理事懇談会で民主党の西岡武夫氏が新築工事凍結を提案したそうであるが、与党の反対で難航しそうだとか。しかし、先の参院選では自民党大敗、その後も「政治と金」にまつわる不祥事続出。安倍内閣崖っぷちで与党劣勢の今、石原都知事の反対表明を足がかりに、国民こぞって声を大に反対すれば工事凍結もありうるかも…。今なら国民の声を無視して強行に工事を進めることはできまい。
さすれば、社会□△庁のネコババ人やこれからもどんどん出てくるであろう諸般の問題ある議員さんを気兼ねなく捕まえられます。
安いですね。
山手線外75㎡3LDK=5500万円以上です。
中心地ならPriceless。
名案ですね。則入居可能者がたくさんいますものね。
議員宿舎は土地は国の物、建物だけであんなに建設費が必要なのかと不思議です。
黒川紀章氏の設計だそうで、すごい設計料でしょうね。バカバカしい。
紀尾井町、赤プリ(元李垠王殿下邸です)、ホテルオオタニ、上智大学キャンパス、近くに迎賓館があります。清水谷公園は元紀州藩屋敷、非常にいいところです。今のところを建替えればいいんです。その間はプレハブで。
今のようなときに、石原都知事や舛添大臣のようなタカ派というか、はっきり物をいう人が必要です。
「有言実行」でお願いしたいですね。
一等地の広い宿舎に住んで、やることは金をごまかすことばかり、本当に腹がたちます。
只今、美輪明宏さんの「人生ノート」という本を読でいるのですが、一昔前に比べて今の時代は、ほとんどの日本人が、一軒の家屋に住める様になった、ある意味、良い時代なのだそうです。なるほど・・・と思いましたが、全国民が平均して、そうであれば、確かに良き時代といえると思いますが、悪徳政治家がはびこってる限り、言い切れませんよね;欲に目が眩んだ人間は、本当に醜いものです・・・。
あるところにはあるものです。億のつく家をポンと買える人がうらやましいです。
でも、馬鹿正直に働いていたら到底夢のまた夢、ウサギ小屋から脱出できません。でも、住める家があるだけ幸せかな。
この前の台風では、いつも河川敷に住んでいるホームレスの人が流されたり、孤立しているのをヘリで救助していました。ああいう人もいるのですね。