3日前から日の出時刻が1分早くなっている。夜明けが早くなるのはうれしい。
一昨日ウオーキングの帰途、同じマンションの知人に会った。開口一番、「お宅、給湯器大丈夫ですか」という。「うちは3年前の1月に取り換えたから大丈夫。でも浴室暖房機が壊れてね」と私。聞けば、他にも給湯器や浴室暖房機が壊れたという人が何人かいるそうだ。
彼女は運よく、マンションのLPガス納入指定業者に1台だけ在庫があって、すぐに取り換えてくれたそうだ。が、ほかの人はどこの電気量販店に問い合わせても在庫はもちろん、入荷する日さえも分からない状況だという。
現在、コロナの影響による半導体や部品などの不足で、家電製品や自動車など製造業は生産中止や減産に追い込まれつつあるという。家電製品など商品在庫の不足や欠品といった状況は当分続くらしい。そうなると需要と供給の法則で、需要が供給を上回れば当然、実勢価格も上昇する。
県北の親友は、電話機の調子が悪いので量販店に行ってみたら、家電のほとんどが品薄状態で、電話機も今ある展示品だけ、この先いつ入荷するか分からないという。仕方なく展示品を買ったそうだ。一体どうなっているのかね。
私が注文している浴室暖房機も、昨年の量販店のチラシでは工事費込みで13万円ほどだったが、先日の見積では157,000円。またWindows11搭載のパソコンの値段を聞いたら、一番安い機種でも18万円台だって、驚いたなあ。が、どんなに値上がりしようが、必要なものは買わねばならない。
マンションも築20年も経てば、備え付けの家電や備品が壊れるのは当たり前、寿命年数が尽きても不思議ではない。3年前に給湯器を交換したときは隣人と2軒先の人と3人、同じ業者に頼み、時期もほぼ同じだった。浴室暖房機は私が一番あとになったが、それもまだだ。「1月末までには」というが、それも確実ではないらしい。寒いし面倒だが、今しばらくは電気ストーブで我慢するとしよう。
しかし暖房機の故障はまだマシだろう。給湯器が故障するとお風呂には入れないし、キッチンのお湯も出なくなる。子どもがいる家庭ではどうするのだろうか、と他人事でも気にかかる。
快適な暮らしが当然だと、主張する我が身
大きな災害で水も電気もガスも止まった時点で、この老いの身いったいどう対応したらよいのか
先のことを考えてもなるようにしかならないとは分かっていますが。
オールドレデイさん宅の
浴室暖房機が1日も早く設置されますように、祈っています。
水は飲料水を買い置きしているからとりあえずはなんとかなります。が、電気製品だけはどうにもなりません。浴室暖房だけでもこのありさま、大停電ですべての家電が使えなくなったらもう最悪です。
考えてみれば子どもの頃の暖房器具といえば練炭火鉢か豆炭のコタツ、湯たんぽくらいでした。夏も扇風機がなくてウチワでパタパタ。それが一度、便利さ、快適さを覚えるともうこらえ性がなくて…。
この寒空に路上生活をしている人たちのことを思えば、寒さをしのげる家があるだけでどんなに幸せか、改めて思い知りました。
普段つかっているモノが故障したらどこに修理を頼めばいいのか。電化製品はいいけど、家の中の設備や建具の不具合など、建築当時の業者なんてまったく分かりません。モノは必ず故障しますが、そのときはどうすればいいか、日頃から対策を考えておかねばなりません。その点賃貸はらくですけどね。
人間はガタがきて廃棄処分寸前なのに備品は新品ばかり、もったいないですわ。