日中は暖かいが、朝はまだ寒い。一雨ごとに暖かくなるというが、やはり晴れの日がいい。
4月1日から、これまで「成人」は20歳だったが18歳から成人として扱われることになった。下表は「成年年齢の引下げで変わるもの・変わらないもの」の一覧である。
昨年だったか、「18歳と81歳の違い」というのがネットで話題になったが、あれはおもしろかった。が、18歳はもう大人だ。これからできることは増えるが、責任も重くなる。その反対に81歳は未成年に格下げか? これまでできたことができなくなっておもしろくない。
ネットでは一定期間がすぎると、銀行の暗証番号やクレジットカードのパスワードを変更するよう指示される。が、年々物忘れがひどくなり、度々変更すると覚えられなくなる。いちいちメモを見ながら入力するのも面倒だし、私は変更しないで利用している。
先日、ネットバンキングのログイン画面でパスワード入力を求められた。勘違いして銀行の暗証番号を入力、何度もやり直したのでパスワードを変更しなければならなくなった。ネットでやろうとしたら、「80歳以上の方はネットではできません。直接銀行に連絡して変更してください」とのメッセージ。翌日、銀行へ電話して変更できたが、80歳過ぎたらもう成人ではなく未成年者扱いか?
また数日後、取引銀行から封書が届いた。開けてみれば「高齢者のお客さまへ」とあり、80歳になると「できないこと」が列記されている。
◎70歳以上の高齢者で過去3年間、ATMから振込みをしていない人はカードでの振込みはできない。
◎75歳以上の高齢者は、キャッシュカードでの現金引出し限度額を1日20万円とする。
◎75歳以上の高齢者に特定の金融商品、保険商品を勧誘する場合、家族の同席を求める。また複数回の商品説明、契約の際は勧誘者とは別の行員が行う。
◎80歳以上の高齢者は、ネットバンキングでの投資信託の購入、個人向け国債の購入、外貨定期預金の預入はできない。
末尾に「還付金詐欺などの振込め詐欺の被害を防止するためなのでご理解を…」とある。心配してくれるのは有難いが、こうもはっきり言い渡されると、改めて老いを実感させられたようで情けない。まだボケてもいないのに…。そのうち80歳を過ぎたら保護者が必要、となるのかな? トホホ!
毎回繰り返される同じ文面。
必要な画面を覆い邪魔をする。
消去したら、必要場面が消失して、また1からやり直し
預金者を厄介者扱い
高齢者になりたくてなった訳でなし、各人の誇りを無視しての『取り扱い』には
憤慨も寂寥も胸の内にしまい
大いに声を張り上げたいところです
大きなお世話と見栄を切れないのが悔しいですが
詐欺にあっても自己責任、だれも弁済はしてくれません。だったら、危ないからと高齢者をひとくくりにして、なんやかや制限されるのは不愉快です。
でもまあ、年を取るということはこういうこと。でも負けてなるか、その意気だけは持ち続けないと…ネ。
「自由と責任・義務を伴う」のが成人です。
詐欺被害に遭っても自己責任なのです。
まぁ、高齢者だからネットは出来ませんとか言われたらムカッときますね。
18歳の春、特別な気持ちでしょう。が、高校生なのに成人式はちょっと変、やはり20歳がいいような気もします。これからは色々できることも多くなるけど、犯罪者は実名報道もあり得るそうですね。
18歳のことはともかく、81歳からは半人前扱いが多くなりそうです。まあ、それも無理からぬことでしょうか、私も体力的には半人前ですわ。