忘れたころに登場の平均律!実は曲とともにコンスタンチン・リフシッツ氏というピアニストについて書きたかったのです。クラシック音楽を配信しているインターネットラジオOTTAVAでバッハ特集をやっており、心あらわれるすばらしいフーガの技法の演奏が聴こえてきた。演奏者はだれだろうと調べてみたところコンスタンチン・リフシッツ氏と判明。実はちょっと前にKホールでリサイタルもされてたのだった。だから演奏会は終わったばかり(涙)その演奏会のちらしも見たことがあるのに、その時点では彼の演奏は聴いたことがなかったのですばらしさが分かっていなかった。今度演奏会があったらぜひ足を運びたい。
フーガの技法の動画はなかったのだが、平均律3番の動画があったので紹介する。ちなみにここでは掲載しないが、1番のすばらしい動画があるのも付け加えておく。第1巻と第2巻の3番という紹介の仕方が面白い。
私は第1巻3番の明るくからっとしたフーガが大好きで弾けるようになりたい曲のリストにひそかに入れている。かなり難しそうだが、それでも次にある4番の壮大な5声フーガよりは弾きやすいとのこと。(その4番のフーガも本当を言えばあこがれ曲だのだが)えっ、弾けるように!?その前にいろいろあるでしょう、という言葉が返ってきそうですが(汗 )
彼の演奏を聴くと本当に曲をよく味わい研究していると感じる。名曲には一音たりとも無駄な音がない、ということも身をもって感じさせてくれる。それにしても筋肉のついた見事な手!そして全体的に手首の位置が高い。いわゆる重力奏法だろうか。弾きにくそうにも思えるが一切無駄な動きがなさそうな感じなのがすごい。