あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

八重岳、今帰仁城の桜そろそろピーク

2008年01月25日 13時52分34秒 | Weblog
写真は今年1月24日に撮影した八重岳の桜です。頂上付近は花も散り、葉桜の新芽が吹いていました。山上から咲き始め、山上から散ってゆきます。
今帰仁城跡では桜は5分咲きでした。今月末か来月はじめが満開でしょう。
そめい吉野と違い、長い間花を付けています。

 昨日は時間がとれたので八重岳の桜を見に出かけました。
午後3時ごろ那覇を発ったので4時半ごろ着きました。往きは沖縄自動車道、帰りは58号線を利用しました。
 この日は、どんよりとした冬の空で暗く、遠景をカメラに収める事は出来ませんでした。とても寒くて、今冬一番の寒さかな感じました。15℃を切ったのは初めてかもしれません。
寒いといっても凍えるとか冷たいといった感じではありません。風が強いのと陽が射していない、それに前日との温度差が大きいので体感温度はとても寒く感じます。(因みに18,19,20日は24℃~25℃ありました)

 八重岳では露天が軒を連ねている箇所があって、お祭りのように賑やかさはありませんでしたが、土、日はさぞ家族連れでにぎわうという事です。
 今帰仁城跡は沖縄の戦国時代(三山時代)、北部を統一していた城で世界遺産に登録されました。
それまでは草生して手入れも届かず、歴史の長さを彷彿とさせてくれましたが、歴史館などが建てられ、観光スポットとしてずいぶん整備されていました。
城壁がライトアップされて、見事なものです。
八重岳を下りて伊豆味街道に向けて左折します。凡そ、1キロ位進むと「今帰仁城」と標識が出ますから、標識2つ目の信号を右折します。道なりに進むと10分前後で今帰仁城へと右折の標識が出ます。標識にに注意してください。

 帰りは今帰仁城の元の道に戻り、本道に出たところで右折します。直ぐにT字路に出ます。
 T字路を左折すると10分程で海洋博公園です。ここまで来たら是非立ち寄りましょう。3時間ぐらい時間が欲しいですね。水族館を見るには、最低でも1時間は必要です。
 T字路を右折すると今帰仁の中心地に出ます。
途中に、昨年ブログで紹介したホテルベルモア東洋があります。サトウキビ畑の中に立つ白い建物で、沖縄に魅せられて沖縄に住み着き、20年を過ぎる社長がユニークな経営をしているホテルです。徹底的にコストを押さえ、安価な宿泊料金で提供しています。
特別なサービスを期待してはいけません。夕食なしです。団体以外は予約も受け付けません。それでも、従業員は人柄もよく、掃除も大変行き届いていますからとても好感が持てるプチホテルです。夕食は車で5分ほどの今帰仁の中心地か20分ほどの本部の町でとります。それはよくある田舎の町です、料理も地元料理。接待も地元式なら酒場も民謡カラオケが賑やかなスナックや居酒屋です。
ホテルが紹介してくれます。お店から紹介料を取るよなホテルではありませんから安心して紹介してもらってください。「のらくろのブログでみた」といって社長から紹介してもらうといいでしょう。
すっかり、ベルモア東洋の宣伝になってしまいました。旅行エージェントではなかなか説明がつかないと思い詳しく書きました。

 ホテルベルモア東洋を起点に話を進めます。
先ず、運天港(うんてんこう)に行きます。運天港を通り過ぎるだけでも結構です。ここか伊平屋(いへや)島・伊是名(いぜな)島行きの船が出ます。
対岸が古宇利(こうり)島です。今では屋我地(やがじ)島から古宇利島に橋がかかっていますが、橋のないころは運天港から船で渡っていました。
運天港に展望台があります。わたしのお勧めのポイントです。
晴れた日なら、展望台から見下ろす景色は素晴らしい。
向かいは屋我地島です。屋我地島から古宇利島に 大きく架けられた橋が「古宇利大橋」です。展望台から屋我地島の左端に見える建物ときれいな砂浜と岩が点在する地域がハンセン病患者が隔離されていた「愛楽園」です。つい最近まで「ハンセン病」というだけで意味のない隔離がなされていたということを思うと、眼下の景色の美しさがもの哀しくなります。
屋我地島との間の深い緑又は深い青色の海峡がワルミ海峡です。天気によって海面の色が変わる深い海峡です。台風が来ると、左の外海(東シナ海)から大型船が台風を避けてこの海峡を通り、ここから見ることの出来ない右側に位置する羽地(はねじ)内海に非難します。
 また、運天港から運天展望台の途中に源為朝の上陸地点があります。今は草生していますが、数年前まで案内板がありました。目印は階段が雑草の間に見えるところがあります。この付近だと考えてください。

 長くなりましたのでこの辺で。
次回は羽地内海と屋我地島、古宇利大橋近辺を書きます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。


日本一早い沖縄の桜!名護・伊豆味・八重岳の周辺をご案内しましょう。

2008年01月15日 18時46分36秒 | Weblog
前のブログでお約束しました日本一早い桜が咲く本部の八重岳の道すがらと、周辺の事を少しご紹介しましょう。
写真は伊豆味の「石庭」の茶店(休憩所)です。驚嘆するほどのものはありませんが、訪れた旅人は郷愁そそる静かな沖縄の山の息吹に触れ、心和むことでしょう。縁に腰掛ければ、やさしいご婦人が奥の間から現われてお茶を出してくれます。沖縄の小さな小さなお話をしてみませんか。

 前回は「よしこそば」と「ちえ食堂」等を紹介しました。
那覇・浦添・宜野湾からドライブされるなら、行きは西海岸の一般道がお薦めです。自動車道は帰りに使うといいでしょう。
 名護市に入ると車窓の左手に名護湾が明るく広がります。沿道は、季節になると鉄砲ゆり咲き誇りますが時期でないのが残念です。市内に入り58号線を更に進むと右手に名護市庁舎が見えてきます。やがて道は二手に分かれます。
 帰りにこの左手の道を通りましょう。右手に海を見ながら海岸沿いのドライブはいいものです。夕方なら、東シナ海に落ちる素晴らしい夕陽を見ることが出来ます。
 行きは道なりに右手にカーブします。やがて、海洋博公園の案内表示が出ます。真っ直ぐに行くと奥間ビーチ、辺土岬と続いています。左に曲がります。後は一本道、道なりにすすみましょう。通称、伊豆味街道です
 伊豆味街道に入って15分ほどの間に土産品店や食事等のスポットがいくつかあります。
先ず、琉球ガラス村「森のガラス館」に行ってみますか。南部の琉球ガラス村に立ち寄ることが出来ない方はちょっと寄って見てもいいですね。
 次に、名護パイン園の亜熱帯植物とパイン畑をカートでひと巡りしてパイナップルから製造されたワイン工場を見学しましょう。
こうしたパインや沖縄特産物を売る店がいくつもあります。
時間のある方はたんかん狩りをおすすめ。方々でやっていますが、件の「よしこそば」はタンカンの栽培農家。近くにみかん(たんかん)畑がありますから、そばを食べたら頼んでみては如何でしょう。
 「よしこそば」を通り過ぎたら伊豆味のの中心に出ます。やや家が多くなるだけですから通り過さないように。伊豆味街道に入るとずっと上り坂ですが、いくつか信号を超えると峠になります。峠を下り始めると平坦な道になったところの集落が伊豆味。集落の中央に十字路の信号がありますからこれを左は入ります。入ったところに伊豆味小中学校がありますし、石庭の表示が小さく出ていますからわかります。入場料を払って写真の休憩所まで歩きましょう。
 石庭を出て、更に奥へ進むと幾つもの喫茶店があります。道もいろいろありますし、店もいろいろ。お好みの喫茶店で(私は茶屋と呼びたいのですが)ヤンバルのオゾンいっぱいの新鮮な空気を満喫しながら、食後お茶でも召し上がってください。この途中から八重岳に行けますが、元の伊豆味街道にもどりましょう。15分もかからずに八重岳入口です。標識が大きく出ています。中腹まで車で上り、それから歩いてもいいでしょう。
「桜と違う?」という人もいますが、吉野桜ではありませんが、正真正銘の寒緋桜です。桃のような、梅のような寒緋桜。

 桜を見終わったら海洋博公園へと向います。

あけましておめでとうございます そろそろ沖縄は春です!

2008年01月08日 12時10分56秒 | Weblog
あけましておめでとうございます。
写真は昨年1月末に撮影した沖縄の桜・寒緋桜です。
きょうは最高気温が24℃を超えるでしょう。日本晴れのとても心地よい日和で暖かな陽を一杯に感じながらブログを書いています。


 1週間ほどすると本島北部のやんばる(山原)名護周辺から寒緋桜は咲き始めます。今月下旬には名護地区の桜は満開を迎えます。年によって異なりますが、2月10日過ぎごろまで楽しめます。この頃から中部・南部の桜が咲き始めるのです。
 桜と言えば「八重岳」の桜でしょう。
八重岳は標高453mの山で、麓から頂上まで4kmの桜並木の登山道があります。頂上までドライブできますが、徒歩でのハイキングもお勧めです。登山口は名護市と本部町(海洋博公園)ルート(通称伊豆味街道)の中間地点で、伊豆味という村落を越えていきます。この山道も別の味わいがあり、恩納村の西海岸、南部のサトウキビ畑(方言でウジ畑)と違ったもうひとつの沖縄を実感するでしょう。
 桜の見所がもうひとつあります。那覇又は西海岸を北へ58号線を名護市に向かって車を走らせますが、名護市の入口に来て、標識に従って右折するとオリオンビール本社工場があります。オリオンビール工場に隣接するように名護城公園があります。山頂付近までドライブできますが、八重岳よりずっと低い山なので徒歩でも楽しめます。四季折々に寄ってみたいところです。、桜もあり、八重岳と同じように展望の素晴らしさに疲れも吹っ飛ぶでしょう。
 帰りにはオリオンビール工場に寄ってみましょう。40分位で工場見学をして新鮮なビールを飲みましょう。「沖縄に来たらオリオンビール」です。20分は工場見学、20分はビデオ・ビールの試飲です。朝9時から夕方16時までほぼ30分おきで案内しています。予約が必要です。
   <http://www.orionbeer.co.jp/factory/tour.htm>

 ここでこの地区のうまいものについて少し触れておきましょう。
沖縄そば発祥の地だと名護の人は自慢しますが、なるほど名護にはいろいろな味の沖縄そば店があります。「我部祖河(ガブソカ)食堂」「ヤンバルそば」「宮里そば」等々ありますが、わたしがヤンバルに出向くときは必ず寄るのが「よしこそば」です。
名護を出て八重岳、本部に向かう伊豆味の集落の入り口付近の道沿いに「よしこそば」という変哲のない看板が出ています。道路の右側です。夫婦でやっている普通の食堂です。わたしの食感にぴったりです。
「よしこそば」から1.5km更に本部寄りで伊豆味の集落を抜けた辺りに「ちえ食堂」があります。
ここの「みそ汁」もお勧めです。道路の左側に旗が立っています。本道から50mほど入ったところに店はあります。内地のようなみそ汁ではありません。具沢山の沖縄独特のみそ汁で、これで昼食を済ませるほどです。

 わたしがいう「もうひとつの沖縄」、南部にも中部にもない沖縄が北部のヤンバルにあります。長くなりますので、今回はこれくらいにして次回は少しヤンバルのこの地区に触れてみましょう。

 私事ですが、昨年ははじめてブログに挑戦してみたものの、右往左往している内に胃潰瘍で突然の入院。体調も漸く 快復したかと思ったら眼底出血で左目が視力ゼロ状態。
目の不自由な怖さを身に滲みて経験しました。
右目は正常ですが、左目が不自由になるとすべてが正常生活と全く違います。
目の不自由な人のために歩道に敷かれている丸いボタン状の印が大変役立ちました。反面、歩道に停めてある車、自転車等など何度もぶつかったり、ぶつかりそうになったかしれません。
路地から出てくる車に接触しそうに何度もなりました。
顔を見ただけでは正常な人と変わらないから、車は私を無視して歩道を跨いで、本道に出るチャンスを伺っているわけです。車を運転するとき「人優先」であるべき事を健常な時と違った視点でみることが出来ました。見た目では判らない目や耳の不自由な方、老人、子供がおられるわけですからですから、特に運転には注意しようと思いました。
これからは少くとも、手助けができなくても邪魔にならないようにしようと決心した次第です。

 その他いろいろな経験をしました。お陰で、本日はパソコンを打てるまでに恢復しましたから、胃潰瘍も眼底出血も軽くて済みましたが、警鐘だと思って今年は自己管理を強化しようと思っています。