2月12日日曜日、公園でで遊ぶ子ら。
数日前から暖かな南風が吹くようになった。
昼下がりの陽光の中で遊ぶ子ら。
夏の装いの半袖半ズボン。
春は急速に夏に迫ってゆく。
昨日も20℃を越えた。
きょうは24℃にもなるという。
先日、浦添市の新規オープンしたスーパーをあれこれ暇に任せて時を過ごしていた。
待ち合わせ時間まで3時間ほどある。
店内に小奇麗なちょっとしゃれた喫茶店を見つけた。
ここで時間を費やすことに決めた。
広大なスーパーのフロアにあった書店に急いだ。
その中で、突然目に飛び込んできたのが
「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」
という文庫本だった。
表題と表紙の少女に引き込まれた。
上下2巻あったが、迷うことなく2冊求めた。
きょう読み終えた。
作者はノンフィクション作家の佐野進一氏である。
佐野進一氏の作品に触れるのははじめてである。
26年沖縄に住みついているが、作者の取材や着眼点には魅了させられた。
数ヶ月おいてもう一度読み直さねばならないだろう。
本には妙な魅力がある。
25年ほど前、縁あって沖縄に着任した。
赴任したときは、簡単な県史なり郷土史を読むことにしている。
空港の書店で沖縄県史の薄い本を購入した。
購入当所はこの小冊子も何度か読み返した。
次に魅せられた沖縄関係の書物は大城立裕著「琉球処分」である。
この小説も20数年の間4度読んだが、その都度小説は生まれ変わる。
読むたびに違う本になる。新しい本に出合っ新鮮な錯覚さえ覚える。
読み終えて、座喜味城址のことが浮かんできた。
フォトチャンネルにしておこうと思い立った。
世界遺産・中部読谷村の座喜味城址
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