梅雨に入るとやんばるの山々のあちこちに伊集(イジュ)の真っ白な花が咲く。
今年は花の咲くのが早かった。
4月中頃、やんばるに行った友人が、
「イジュの花が咲いていた」
と興奮気味に云う。
「早いだろう、早過ぎないか」
だれもが疑問をもった。
シーミーの帰りに見たという。
やんばる育ちの友人が見間違えることはないだろうと、一週間後、件の友人の言う高速道付近を捜すが見つけることはできなかった。
「イジュ」が咲くと梅雨入り、「糸満ハーリー」の鉦がなると梅雨明けとウチナンチューはいう。
「今年は梅雨入りは早いかもーーー」
4月の終わり頃から梅雨模様の天気が続いた。空は梅雨空。
4月30日、気象庁は梅雨入り宣言をした。例年より10日早い。
5月11日、庭木として栽培したイジュの木を観に名護まで出向いた。
イジュの木は高木である。このように育てるのは難しい。
この季節になると名護市伊差川のこのお宅のイジュを観に方々から訪れる。
この日は、生憎、雨が激しく車外に出ての撮影はできなかった。
窓越しだったので雨滴が邪魔をしている。
イジュの花はやんばるに行かないと出会えない。
同じような白い花の似た木があるので区別が付くかどうか。
「伊集ぬ花」という歌謡がある。クリックするとYou Tubeに繋がる。
梅雨明けは近い。---と思う。
糸満ハーリーは旧暦5月4日にあるが、今年は6月5日日曜日である。
nora気象台は梅雨入りの時から、梅雨明けは6月10日と宣言している。
余すところ2週間で明けることになる。
この時期には「想思樹」が樹いっぱいに黄色の花をつける。
写真は329号線から二見に向かって下る331号線の沿道である。
先に紹介した大浦トンネルを通らない旧道である。
想思樹はどこでも見ることができる高木だ。
また台風2号が秋台風のような動きをしている。
地球の軸が狂ってきたのではないか。