あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄戦跡国定公園 平和記念公園・平和の礎・戦没者墓苑

2008年08月23日 11時23分05秒 | Weblog
南国沖縄の太陽はまぶしいばかり照りつける。紫外線も強い。
甲羅干しなんてシャレこんで、ビーチに寝そべってなんかいると日焼けどころではない、火傷をする。オイルなど塗っていればまさに天ぷらである。
それでも、風があるので日陰に入ると一層涼しく感じる。
気温は最高32~33℃で一定している。最低も、概ね27~28℃である。
直射日光が強いので肌はあまり陽に当てない方がよろしい。日傘、帽子は外歩きのための必需品と先ず思ったほうが良い。


 沖縄戦跡国定公園。本島南部一帯は戦跡国定公園である。
 国定公園内にある磨文仁ヶ丘平和記念公園は、那覇市内から路線バスもある。車なら40分前後。
平和記念公園には
    平和祈念資料館
    国立沖縄戦没者墓苑
    平和の礎
    黎明之塔
がある。4~5時間はとりたい。できれば弁当持ちでゆっくり過ごして欲しい。
 まず着いて、塔に向かって右にある建物が「平和祈念資料館」、更に右手、海を眺める手前が「平和の礎」、背中が「国立沖縄戦没者墓苑」と「黎明の塔」である。
 駐車場から「戦没者墓苑」にいく園内バスがある。園内バスで終点まで行く。これから先は徒歩で「黎明の塔」まで。帰りはバス終点の茶店で一休みして、バスで上ってきた道を、左右の各県の墓碑を見ながら徒歩で下る。往路で左右の各県の墓碑を確認しておくといい。一部は、この墓苑に祀られていない県もある。
 墓苑を下り切ったところから、右手に「平和の礎」がみえる。入り口に説明看板があるので必読。平和の礎を抜けた所がかの有名な磨文仁の断崖である。
 隣接して「平和祈念資料館」がある。ここも一度は観ておきたい。
頃合を見て、昼食を木陰の芝生で食べよう。
クリスマス前後、この公園の近くの糸滿観光農園敷地内では「平和の光・いとまんピースフルイルミネーション」が開催される。ついでに、立ち寄ってはいかがでしょう。昨年は会期が12月21日~1月3日、開園が17時30分だった。

 南部戦跡は悲惨な戦争の傷跡です。テレビや映画で観るより身近で現実な事象として感じる事でしょう。いたいけな20歳前の青少年が、じめじめした暗い壕の中で息を潜め、恐怖におののいていた姿を想像するとやるせなさに堪えられないでしょう。果ては、火炎放射器で焼かれ、自害をしなければならなかった状況は、平和裏に身をおいている我々には想像さえできません。
 平和の礎のひとりひとりの名を辿ってゆくただそれだけで、見る者の胸を打つ事でしょう。
礎も墓苑も明るく、清潔に作られていますが、それさえ空しく感じられます。
 戦跡めぐりを初日にもってくるか最終日にするかで、あなたの沖縄観光のイメージと記憶は大きく変わるでしょう。
 それでも、一度は沖縄に来たならば、戦争で亡くなった人たちに、今、われわれが平和に暮らしている事の感謝のこころを込めて手を合わせてほしいと願うばかりです。

旧暦と新暦との盆が一致した珍しい今年

2008年08月18日 10時57分06秒 | Weblog
海軍壕公園の墓。この門中墓は那覇市を見渡せる素晴らしい丘にある。
由緒ある一門のお墓に違いない。
沖縄の墓を見るのも観光のポイントになる。



 8月13,14,15日は太陽暦による普遍的な盆である。旧暦で諸事が執り行われる沖縄でも、今年はこの盆と同じ日になった。大変珍しい。沖縄では旧暦7月7日に墓参りを済ませ、盆にはあの世から帰る霊を盆にお迎えする事になっている。ここ数年、帰郷していないので、8月7日、旧暦の七夕に近所のお寺にお参りして、先祖にお迎えできないことを詫びた。
 8月13,14,15日の盆は旧盆というとか言わないとか。「盆」を新暦、旧暦で呼ぶ場合「新盆」「旧盆」とは言わない。
新盆は新暦・太陽暦の7月13,14,15日に執り行われる盆の事で、東京方面が新盆だと聞いた。それでは、旧暦7月13,14,15日の盆は何と言うのだろう。「盆」を新暦、旧暦で呼ぶ場合「新盆」「旧盆」とは言わない。
一度、確かめてみようと思いつつこの歳になってしまった。
新暦で祝う正月に対して旧暦の正月は旧正月というではないか。どなたかご存知の方があれば教えてください。
一度、確かめてみようと思いつつこの歳になってしまった。

「後記」
 このページは8月10日に公開する予定でしたが、記事のことを調べてと中断したままきょうになってしまった。投稿前のこだわりが時間を浪費してしまう。
どうも説明癖の所以か。公開することについては些細な事でも、できるだけ正確を期したいという無理な姿勢にあるのか。悶々としている。