あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の自然~盆過ぎの海は危険~転ばぬ先の杖、知っておこう

2009年09月21日 18時03分08秒 | Weblog
ギンネムの群生。道路脇に長々と連なる。
8月27日に花を記載した。
この道は宮城島を走っているときのもの。
車の運転席から写した。



 秋も日一日と深まってくる。
あちこちのブーゲンビリヤも色鮮やかに息づき始めた。
セミの声さへ聞かなくなって久しくなる。
あの盆の頃からちらほら見えていた赤とんぼもすっかり姿を見せなくなった。
盆を過ぎたこれからの沖縄の海は危険だ。遠く台風が発生していても高波は襲ってくる。それに、毒クラゲだの海の危険動物がビーチに侵入してくる。
 那覇空港出口に案内カウンターがあるから、ここでパンフレットをもらうといい。事前に、簡単な知識だけでも入れておこう。
沖縄から「持ち出し禁止の植物」もある。このパンフレットももらってくるといい。 今、本土の自然は外来生物に犯されている。
沖縄の自然も例に漏れない。お互いに気をつけたいものだ。

 地図は写真の位置を表示したものだが、東海岸を走り、更に勝連半島を東に向かうと海中道路がある。与那城、宮城島を通って伊計島の先端まで行くまでの風景と自然がいい。
伊計島まで行ったらホテルの裏を遊歩しよう。静かなほんもの沖縄がある。対岸には旧石川市街が見える。右手の対岸は金武町だ。
沖縄で最も好きなルートだ。
 那覇市から自動車道経由で、伊計島の岬まで1時間半程度かかる。
ゆったりした沖縄を満喫できる。


 

沖縄の季節~秋が来た~ブーゲンビリヤが咲く季節

2009年09月19日 15時08分55秒 | Weblog
 夕暮れ時、団地や民家が取り囲む公園でたくさんのこどもたちが遊んでいた。
季節は9月も半ば過ぎ。照りつける太陽は眼も眩むばかりだが、西に傾く頃は、涼やかな秋の色の風が吹きすぎる。
済んだ空気に切り裂かんばかりに鋭い声が響き渡る。
公園でこどもたちが群れ遊ぶ姿を何十年ぶりかみたような懐かしさが染み通る。


 朝夕と秋の気配がするこのごろ。
ベランダのブーゲンビリヤがたくさん花をつけ始めた。
ブーゲンビリヤは25℃くらいのときがよく花をつけるとNHKのニュースで言っていた。最低温度がそろそろ25℃ちくになっているのかな。
イメージでは灼熱の太陽の下で咲くブーゲンビリヤを思い浮かべるがそうでもないらしい。
 ブーゲンビリヤと言えばハイビスカスとならんで熱帯、亜熱帯の植物と思い込んでいた。ところが意外なところで出会った。
 別府鉄輪温泉に泊まったときのこと。
係の女中さんと話が弾んで、沖縄のあれこれを話して聞かせた。
翌日、この女中さんが道端に咲いていたといってハイビスカス一輪を客室の窓側のテーブルに挿してくれた。
 熊本県の水俣から海辺に向かって進むと湯の児温泉がある。
小さな集落だが気に入っている海辺の温泉地だ。
かれこれ30年位前の話だから、沖縄に来る前のこと。
宿の前の海では「太刀魚」があがる。この太刀魚は抜群にうまい、と勝手にほれ込んでいる。
刺身よりも薄口に醤油でさっと煮た太刀魚が好きだ。肴に最高。
この湯の児温泉に「ブーゲンビリヤ」と「ハイビスカス」が路肩に咲いているのを見つけたときは驚いた。
 雪や霜の降らないところでは育つと聞いたが、別府に、湯の児に。こんな寒いところでも育つとは想像だにしなかった。
地図を広げてみると地形が大変似通っている。北風を受けない。温暖な海辺にある。素人ながらそんなところだろうと納得している。

 灯台もと暗し。
馴れてしまうと珍しくも新しくも感じなくなる。
20数年沖縄に住んでしまうと外の世界が見えなくなる。
と同時に沖縄も見えなくなる。
 研ぎ澄まされた感受性、洞察眼、寛容と許容。
それらが、なぜかひと回りもふた回りも小さくなりしぼんでゆく気がする。

さて、とー、今晩は元気よく溌剌?と酒でも喰らうか!