5月27日、朝から夏空だ。
この風、あの雲、真っ青な空の色。
夏だ、今年初めての本格的な夏を実感した。
照りつける太陽の光は強烈で、木影がくっきりと地面に写る。
もうすぐ梅雨明けだ、と確信する。
何だか気分まで明るくなった。
旧暦5月4日に行なわれる糸満ハーリーの鉦がなれば露は明けると云われている。
今年は6月12日だ。
もう一度くらい、梅雨明け前の物凄い雨が降る日があるだろう。
それが来たら梅雨明けだ。
ーーーーーこの1週間ほど大雨警報、雷警報、洪水警報と「警報」が立て続けに出たが、これが梅雨明けの前触れだったのじゃないか。
もう梅雨は明けたのではないかと迷ってしまう。
東京からビジネスで沖縄に居住して6年目のS氏。
5月20日、件のホテルベルモア東洋の加茂社長を紹介すべく名護に向かった。
連休明け後、一日も青空を見せなかったのにこの日は珍しく陽が射した。
今帰仁に着いたのが約束の1時間前。
S氏は名護が不案内ということだったので近辺の景勝地を案内した。
写真は運天森園地の展望台からの眺め。
正面は古宇利大橋、右手の砂浜は屋我地島の愛楽園。
遠景の海は東シナ海である。
この日は久し振りの青空だったが、空は梅雨空であった。
梅雨の中休みかと話し合ったが、帰路はしとしと雨が降り始めた。
5月28日、きょうも雲は多いが晴天。
やっぱり変だ。
イジュの花をみつけたのは4月のはじめ。
イジュの花が咲き始めたら梅雨入りだと云われているのに、入梅宣言が出されたのが5月10日過ぎ。
イジュの開花との間が長すぎる。
やはり4月には梅雨入りしていたんだ、4月の長雨は菜種梅雨なんかじゃなかったんだとひとり合点する。
6月12日は梅雨は明ける。
そう確信すると気分良く、夏空をいつまでも眺めていた。
ふと公園の屋根の下、少女の後姿がふと目にとまった。
一心不乱に手を動かす少女の姿が印象的だった。
思わず、シャッターを切った。
顔は見ていない。
しばらくすると姿はなかった。
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