
御嶽とは、沖縄県内全域にある「聖地」の総称で斎場御嶽は琉球王国発祥伝説にも登場し、琉球王国最高の聖地であった。
御嶽の中には、六つのイビ(神域)があり、中でも大庫理・寄満・三庫理は、いずれも首里城内にある建物や部屋と同じ名前をもっていて、首里城と斎場御嶽との深い関わりを示している。
琉球王国時代には国家的な祭事に使われる白砂を>「神の島」久高島から運び、御嶽全体に敷きつめた。
斎場御嶽は、琉球国王の聖地巡拝の行事「東御廻り」(アガリウマーイ)の参拝地である。
今も多くの人々から崇拝されている聖地である。
観光に訪れた人々がそうした拝礼の岩等に腰掛けて休息用に使われることなどから南城市では一般公開を禁止しようとの議論も起こっていると先日地元のテレビが伝えていた。
見学の際は、現在も聖地として厳然と存在している事実を意識しておかねばならない。



参道は鬱蒼とした樹木に覆われている。参道の途中にも「拝所」がある。
拝所は苔むしているので気付かないこともあるので注意が必要だ。



大きな2本の鍾乳石の柱に囲まれ、三角岩とも呼ばれている。
入り口では祈りを捧げる人の姿が見える。
このトンネルの先に出ると眼下には海原が広がり、遠く神の島「久高島」を遥拝できる。
ここも拝所であり、この日もお参りする姿もあった。




小さな水溜りになっていた。

斎場御嶽は国道331号線から200mほど入ったところ。
知念半島はドライブコースとしても快適だ。
戦跡めぐりの平和祈念公園、玉泉洞からも近い。

徒歩で5分足らずである。
洋上に久高島が見える。
斎場御嶽(南城市 知念半島
