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新都心公園の一角にある最近建立された沖縄県立博物館・美術館で開催されている「マリーアントワネット物語展」に足を運んだ。
目の手術の前だったから、2月の下旬頃だった。
マリーアントワネットに関する小説を読んだことはあるが内容はほとんど記憶にない。
ヨーロッパのオーストリアかの王室からフランスの王に嫁いだことと、ギロチンの露と消えたことぐらいしか覚えていなかった。
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正門からみる博物館・美術館は地方都市にある施設としては堂々とした外観である。
正門からは「マリーアントワネット物語展」の幟が風にはためいていたが、建物に圧倒されていて、漸く、「マリーアントワネット物語」の幟だと気付いた程度だった。
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会場はマリーアントワネットの生涯の物語に沿って、数々の身の回りの品々が展示されていた。
撮影が許されていたのは王妃が身につけた衣装の展示場だけであった。
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絢爛豪華なドレス、清楚な純白のドレスなどが展示されていた。
衣装から漂う優雅な香気よりも、ギロチン台に向かう毅然とした彼女の画像が印象的であった。
ギロチンが残虐だと多くの人は言うけれど、瞬時に絶命させてくれるギロチンほど受刑者にとって楽なものはないのではないかと思うのは間違っているだろうか。
死刑執行の残酷さを軽減するために作られたのがギロチンであるということを書いた本を読んだことがある。
最近、高齢化社会になり終末の迎え方が世間では頓に言われるようになった。
展示品を見、彼女の生涯の説明を読んでいる内、いつの間にかそんな事等を思い巡らせていた。
若い頃に抱いていたマリーアントワネットとはずいぶん違った思いで2時間余りを過ごした。
人間の一生とは何なのか、生きることの様々な想いと共に寂寥感が残った。
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