
昨日と今日、来年の秋・冬に向けての革の展示会が行われている
『第91回東京レザーフェア』
例年であれば浅草の都立産業貿易センターで開催されているのだが、
前回から浅草の施設を建て直しているため浜松町の産業貿易センターで開催されている
会社のメンズブランドのデザイナーを連れ添って来年の傾向を探りに行った
全国の革メーカー会社やら革を鞣す会社タンナー、
ヨーロッパのフランスやイタリア、スペインなどのからも出展している
秋・冬向けとあって温かみのある素材などが多いが、
最近の傾向としては高級志向に向けた素材が目に付く
例えば、
牛革の厚みのあるブライドルレザーや、馬革では馬のお尻部分のコードバンなど希少価値のある素材が多い
ブライドルレザーのブライドルとは、
馬具に使用される丈夫な革の事で、表面にブルームと言う白い粉(蜜ロウ)が付着している
一方コードバンなどは、
昔はランドセルなどに使われていた最高級の素材で、
馬のお尻部分からだけ使用される革なのでサイズは小さい
今では両素材とも、メンズサイフなどに使用され人気ある材質のひとつとなっている
うちの会社のメンズブランドにも、このコードバンの馬革を使用し、
来年5月に新しくサイフシリーズを展示会で発表する計画
それに使用するコードバン革のサンプル分を発注した
世の中は不景気続きで、安い製品はいくらでもある
少しでも希少価値の高い素材を用いて付加価値のある物を作らなければならない
そんな高価な品物を買えるほどの所得の富裕層になってみたいものだ(^^;;
いつそんな高給取りになれるのかなぁ~