大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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インプラントの虚実

2007年02月21日 | Weblog
インプラントを出しているHPで、インプラントは大変なんですよと明言している所は余りありません。
皆、インプラントは良いものですよ。
歯が甦ったみたいで、入歯なんかとは比べ物になりませんよと、書いています。
じゃあ、そのDRがどれ位の入歯の治療レベルかを、比較しているものはまずないでしょう。
中には、堂々と入歯が出来ないと明言しているDRもいます。
それぞれの考え方ですが、歯がなくなった所を治すのに、かつては入歯しかありませんでした。
当然歴史があり、そこで判明している事実が患者様の機能回復に有効であった事を否定出来るDRはいないでしょう。
海外では、DRに入れ歯教育をしなくなった、と言う事実は確かに有ります。
しかし、それは制度自体が異なり入歯は入歯士、日本で言えば技工士のような存在が認められているからであると言う事もあります。
その事実を伏せて、自分に都合の良いようなデータだけを、喧伝するのは如何なんでしょうか?
最近マスコミが叩かれていますが、情報を正確に伝えていない為ですよね。
意図的に自分達に都合の良い知識を流す行為が、問題であると言う事でしょう。

私自身も反省を込めて、これからのネット社会は公共性、公益性が問われる時代に成って来ていると思います。
そこら辺を考慮して、私の患者さん達は私に敢えて、インプラントの失敗例や危険性を明白にして欲しいと言って来たんだと最近理解出来ました。

何処も美味しい事を書いている、真実が出て来ない。
その現状に敢えて立ち向かえる実力と経験が、私にはあるだろうと言う期待の表明だったのだと思います。

始めは私は、何でそんな事、インプラント治療に不利に成る内容を、私に話して欲しいと要望するのか、理解出来ませんでした。
他院での失敗例や、酷い話は私も聞いていますが、現在の私には全く無縁です。
その成果を味わっている方々が、何故、そちらの情報、こう言う風にした方が患者さんが楽で、早く綺麗に治りますよと言う情報ではなく、怖い方の話を書けと言うのか、困惑した位です。

しかし、1人ではなく4人以上の方がほぼ同時期に、そう言う情報って何処にもないんですよね、と私に嘆いていました。
それで、そうかと思い、カミングアウトをする、自分の過去の贖罪も含めてお話しようと決めたのです。
私自身もありとあらゆる経験をして来ました。
GTR,GBR,FGG,CTG,今私が叩いているオペ類も、しまくりました。
歯周補綴全顎治療、先進的な歯周病治療、専門誌で紹介される前から学んで一生懸命に説明して、患者さんにして来ました。

しかし、それで全てが解決しない事を学んで、今の考え方に到りました。
それがMIです。
出来る限り介入しないでメインテナンスで行く。
歯を削らない、抜かない。
万一しなくてはいけない場合、最小限にする。

これが真実です。
だから、今はインプラントがベストと信じています。
周囲の歯を巻き込まず修復出来るのはインプラントしかないからです。
どう言う経緯でインプラントに到ったか、DRの哲学こそが大事であると助言します。