大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

一切写真は出せませんが、今日ある患者さんにセラミックの歯が入り、感動しました。

2013年02月02日 | 日々のインプラント臨床の話

今日、ある患者さんの上顎に綺麗にセラミックの歯が何本か入りました。

綺麗に入ったなー、と自分でも嬉しくなる出来で、直ぐに鏡をお持ちしてお見せしたところ、あっ綺麗、と心の底からの笑顔を一瞬にして見せていただけました。

私も本当に嬉しかった。

何故なら、詳しい事情は書けませんが、この患者さんは人方ならぬ苦労をされ、それまで色々な歯医者に通い、それまでの先生方で治せなくなって、インターネットでお調べになって、私の所に丁度1年前に訪れられた綺麗な女性の方でした。

とても美人で、不思議と美人を担当することが多いと勤務医時代から噂されていた私(決してやましいことはしてません、一応)らしく、お若く美人なのに、気の毒なくらい歯がお悪い。

初めて拝見させていただいた時から気の毒で、何とかして差し上げたいと思い、抜歯同時植立、即時審美仮歯装着インプラント治療の計画を直ぐに立て、出来る限り早く手術して差し上げられるように受付に頼み、それでも、やはりうちが忙しくて、申し訳ないことに1ヶ月以上先でないと入れない、と言う状況で治療スタートしました。

 

最初の手術は結局2月の終わり、でかなり難しい状況でしたが、何とか抜歯即時植立と即時審美仮歯固定までは漕ぎ着けました。

しかし、この患者さんの苦闘はここから始まった、と言っても良いくらいで、色々と悪いところがあり、その治療調整を重ねながら、毎週頑張っていただくと言う、こちらもある程度は予想していたとは言え、とても難しい状態を綱渡りで乗り切って行く、と言うのが続きました。

勿論、術後の腫れとか痛みとかは最小限で抑え込めておりましたし、そのこと自身は患者さんもとても高く評価いただいていて、何しろ今までの経験で歯科恐怖症に成りかけている、と言っても良い状況でしたから、こちらも毎回毎回痛がらせないように、でも治癒促進図れるように、と必死で治療進めて行きました。

 

そして、1年今日、見事に綺麗は歯が装着されたのです。

本当に嬉しかった。

 

色々と大変ハイレベルな手術をさせていただくこととなり、一般的なインプラント治療だったら3年はゆうに掛かるだろう、と言う状況から1年で実に審美的な仕上がりで治せたからです。

患者さんご自身が一生懸命だった、と言うことが最も大きな成功の誘引でしょう。

早く、綺麗に治りたい、その一心が歯科治療への怖さを乗り越えさせ、今日の日を迎えることが出来たのです。

 

凄く骨も薄かったし、柔らかいところもあったり、インプラント植立に漕ぎ着けるだけでもあっという間に1年くらいは直ぐに過ぎてしまう、と言う難し方でした。

歯茎も美人さんですから薄いし弱そうだし、それへの配慮も神経使って頑張りました。

更には、色々と今まで弄り回されて来たから、歯が安定していなくて、噛む位置も試行錯誤、と言う輪を掛けて難しい状態でした。

 

それを一気に手術してインプラントで固定の仮歯を綺麗に入れ、そこから顎の安定、全体のバランスを決めて行くと言う、非常に危ないと又お叱り受けてしまいそうなインプラントの使い方をする治療方法駆使して、常識的な治療期間の3分の1以下で治したのです。

でも、これをして差し上げないと、この患者さんは誰も救えなかったでしょう。

何故なら、この方は綺麗な固定された歯が直ぐに欲しかったからです。

そして、出来るだけ早く噛みたかったからです。

 

そう言う治療を、臆せず受けてくれる先生が私だった、と言うのが結論です。

 

美人さんですし、気の毒なくらい悪い状態ですから、望みを叶えよう、と頑張りました。

上にも書きましたが、骨は薄い(他ではブロック移植とかGBR骨造成と言われたそうです)、骨質も柔らかい、歯茎も薄い。

難題山積みです。

 

でも私が諦めたら、この方は又何処かへ探しに行かれるだろう。

そして、即時荷重とかの分野の誰かの所に行って何とかされてしまうだろう。

そうなって、より厳しい状況に陥る可能性が物凄く高い、と私は感じました。

 

私なら、何とか出来る、かもしれない(やや弱気)と感じました。

久々に迎えた、限界を超えて行かなければ、と言う患者さんだったんです。

でも、私にはこう言う賭けの時、真に患者さんの為に奮闘したなら、天が味方して下さる、と言う私なりの経験則が私にはありました。

ですから、難しいですけどやりましょう、とお約束しました。

 

その時のホッとされた患者さんのお顔。

良かった、と思いましたが、これは本当に途轍もなく難しいぞ、と脂汗が滲みました。

 

術前診断でのワックスアップで見てもこれは難しい、と再認識させられました。

歯科用CTでシュミレーションして見ても、ピンポイントしかないんです。

本当にコンマ1mmずれたらアウト。

なので、シンプラントでの解析とガイドも用いました。

 

手術は難しいなんてもんじゃない、と言うくらい難しいもので、何とか固定出来て入れられた時には、嬉しさよりも心の底からホッとした、と言う感覚でした。

 

でも、直ぐに次の仮歯装着をしなければいけません。

埋めたばかりの、それもピンポイントで何とかようやく入っているインプラントに力掛けると言う、絶対に権威の先生から怒られる治療でした。

それも審美的に入れなければならないし、噛み合わせも落ち着かせないといけない。

歯茎への処置も配慮もちろん細心にして行きました。

 

もう一度やれ、と言われたら考え直すかも知れません。

 

そして、手術終わっても、次の日からは噛み合わせの安定と、歯茎のメインテナンスと、残る歯とのバランスを調整し続ける、と言う苦闘の連続です。

でも、こう言う方法じゃないと、患者さんが死んでも嫌だという部分義歯を一時的にでも入れるしかなくなります。

大変でも固定式で治せる即時荷重インプラント治療の方が、患者さんは比較して楽ですし、治療期間も短くなるんです。

 

そうして、徐々に落ち着きながら、他の部位への治療も始まり、収束を迎え、今日主訴の歯が入ったんです。

途轍もなく難しい仕事でしたから、自慢して写真見せたい所ですが、やはりお綺麗な方のプライバシーに配慮させていただいてと言うよりも、ご本人にまだお許しいただけてないので、公開出来ません。

 

私の考える審美は、個性的な歯並びでありながら調和が取れている、調和が取れているけど綺麗過ぎる左右対称ではない、、と言う個性排列です。

これは、私自身が総義歯畑の出身である、と言う所から来ています。

この感覚の鋭さ、磨き上げたものには、申し訳ないくらい自信があります。

また傲慢ですね、ご免なさい。

でも、本音です。

 

だから、私の治療例は、その患者さんのお顔ごと見ていただかないと真の価値が伝わり難いです。

歯並びだけ綺麗でも、顔全体から見て浮いていたら、それは審美じゃない、と私は信じています。

又、言いすぎましたね、スミマセン。

 

でもね若い先生、是非総義歯で審美感覚磨いて下さい。

スケールだけでは、決して審美分かりませんから。

個性が美しい、どれもこれも似たり寄ったりじゃ、キモいです。

 

今日の方も、私の感覚に素直に治させていただいて、患者さん自身もパッと見た瞬間で、アッ綺麗!と漏らされましたから。

敢えて八重歯チックにしたり、正中目立たせる工夫したり、色々してます。

でも、バランス取れているんだなー、これが。

私はこう言うのこそ真の審美だと思いますね。

 

確約しますが、絶対に治している何て気取らせません。

そう言う治し方が格好良い。

 

歯が綺麗で羨ましい、と言われる状態に治して差し上げられている、と自負してます。

治しているの分かる治し方は、まだまだですよ。

 

その方に同化させる、そして良さを引き出し、際立たせる、そう言う治し方をするんです。

これ芸術的感覚絶対に必要です。

ですから、休みがあったら美的感覚磨く為に美術館とかに行って、本物に触れることを強くお勧めします。

 

私は父の薫陶で、幼い時から引き回されてました。

でも今凄く感謝しています。

本物って本物だけが持っている波長と言うか、輝きと言うかあるんですよね。

これは感覚です。

言葉尽くしても説明出来ません。

 

今日の仕上がり見て、その美しさに見惚れて、、苦労させた患者さんの何よりの笑顔も見れて、本当に良かった。

こう言う仕事をこれからも頑張ります!

 

 

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