大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

終末期までも患者さんを守るには 歯科医が考えること インプラント、そして義歯

2017年04月13日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

個人的な考え。

お師匠様の教え、の私なりの応用。

欠損部、要所要所にインプラントしていることは、高齢者になった時に天然歯がカリエスに罹患して抜歯となった時、直ぐにインプラントどうしの連結で機能回復、咬合、咀嚼能力回復、維持出来るので、ブリッジ修復は避けるべきだろう、と考えている。

高齢者の現場に長く関わり続けて来たので、天然歯のカリエスがどれだけ恐いのか、は身に染みて感じていて、それをブリッジにすると、切り離しての抜歯、がそれはそれは大変。

若い時に出来ること、が、高齢者になると全く違うこと、は良くい良く理解して置くべき、と思う。

人は何時までも若くはない。

必ず年老いる。

シンプルに回復、修復出来ること、はとても重要な考え方、なのだ。

だから、総義歯はとても良い。

何故なら、然程の肉体的負担強いないで治せるから。

患者さんが強いられる肉体的負担への配慮、は凄く大切な概念。

腕に覚えがある、のは良いけれど、正解は時間が経たないと分からない・・・

有り難いことに、私は修業時代30年40年の総義歯患者さん拝見出来て、どう言うモノなのか、が分かった。

それが凄い宝になっている。

更にその後、往診に深く関わって、寝たきり老人、介護現場、口腔内がどうなってしまっているのか、を知るに付け、年老いると言うことの恐さをもっともっと皆知るべきだ、と考えるようになった。

それを少しでもシェアして行きたい。

20年、30年、40年自分の治療が持った、と言うのは我が業界では自慢になるんだろうが、その先は?と考える視点がもっと欲しいと思う私。

その患者さんの人生は、亡くなられるまで続くので、終末期までのQOL、ADLを守る口腔内、と言う考え方がとても大切だと思う。

食べられる、と言う能力は、その患者さんにとって最後の最期依る術、砦であり、その能力を崩さない、と言うのは高齢者にとって、特に超高齢者になれば成る程重く成ってくるものだから。

死ぬ直前には、好きなモノを好きなように食べたい、と言う希望を叶えてあげたい、と切に願う。

どうせ死ぬんだから、は家族の言葉で良く聞かされたが、凄く悲しかった。

亡くなられるご本人の望みは蚊帳の外。

その方の残す遺産を減らすことは、凄く拒否られることが殆どだった。

実に悲しいことだが、現実・・・


総義歯が保険では1組で8万もしない日本。

一部負担金なら、2~3割・・・

それで何処までやれるんだろう?


海外に出れば、いきなり10倍少なくとも5倍。


それでも、文句を言われることも少なくない我が業界。


世界の実情をキチンと知らしめないと・・・

これは自費治療で、上下で70万いただきました・・・


何が幸せなのか?考えて欲しい、と思います。


 


4月12日(水)のつぶやき

2017年04月13日 | Weblog