大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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低侵襲な下顎の親知らずの抜歯と大臼歯の抜歯即時インプラント、即時修復で

2019年06月14日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

今日は、こちらの手術をさせていただいて、かなり根気のいる仕事でばてました。

 

下顎の親知らずは、日本人の場合チャンと生え揃う確率は0.3%あるかないか、だと言われています。

つまり、殆どの方がいつかは抜かないといけない、と言う状況なのです。

 

ところが、この手の手術は正直開業医はすることを躊躇います。

何故かと言うと、腫れたり痛んだりして、自分の医院の評判とか腕とかを疑われることになりかねないからです。

 

だから、殆どの歯科医院で、痛くなってからで良いですよ、とか言って放置されているんです。

 

でもこれは、今後高齢社会になって、患者さんが高齢になればなるほど、万が一の時の爆弾を抱えているようなモノだと私は思います。

 

高齢になれば、当然治り方も遅くなりますし悪くなるでしょう。

そして何よりその手術、治療を受ける体力、気力が出ない、と言う状況が心配されます。

 

なので、私自身は見付けたら、必ずその方の老後の心配の話をして、抜歯されることをお勧めしています。

痛くなるまでわざわざ待ってるより、今が一番人生の中で若くて体力気力があって、治る力も強いんだから、年取る準備の一環として、やって下さい、とお願いします。

 

勿論、人は何時死ぬかは誰にも分からないので、抜歯しないで人生全うして終われる方もいるかも知れません。

でもそれは分からないことなので、そこに期待するよりもやることで憂いはなくなるのだからやりましょうよ、とお話しています。

 

私にとって大切なのは、その方の人生で、私の医院の評判とか腕の評価とか、どうでも良いのです。

私を信じて任せて下さるなら、それには全力でお応えしよう、が私のスタンスです。

 

だって、私自身だっていつかで頑張れるか分からないんですから。

患者さんにもいつも言ってますが、私が頑張れるうちは私は頑張りますが、私にいつ何時何かがあるかも分かりませんからね、と。

 

それは、誰も分からないことです。

その人の人生がどうなるのかは、神様にしか分からない、です。

 

だから、お釈迦様が言われたように、そんな分からないことに思い悩むより、いま現実に問題があって、憂いがあるなら、それを解決することで心の安寧を得る、が正しいと思っているのです。

正しい道を粛々と歩めば、それで良い、なのです。

 

先日ダライラマ師のお言葉がfacebook でシェアされて、紹介されていましたが、本当にそうだと思いました。

https://grapee.jp/687764?fbclid=IwAR2Jl1Wy_bpIMe-_RFRMpZCMcNzPNCAk1SZzzO28968QwCsT_cqAGZbxuR4

 

自分が考えて、実践する。

私は、そのお手伝いを低侵襲外科でできるだけして差し上げて、ご期待に添えるように頑張る、です。

 

 

ちなみに、今日の患者さんの症例は、この状態が長く続いていた為、歯冠のエナメル質が全て骨と癒着してしまってて、とてもとても難しかったです。

低侵襲で歯冠を取り除いて差し上げるだけで1時間以上かかってしまいました。

 

その後の歯根だけは、歯根膜が健全に存在していましたから、あっと言う間に抜けてくれました。

 

だからこそ、そうなる前に、もっと20代とか30代とかの若いうちに抜いてしまうのが、本当は良いと私は強く思います。

もっと良いのは、歯冠しかできてない未成年の時、具体的には成人前とかに抜くと、本当に治りも良いし、何より骨の再生が美しいので、私はそうお勧めしています。

 

又、親知らずと言うのは、ケースバイケースで難しさが全然異なり、横に寝てるのか否か、骨の中の深さはどうなのか、神経との関係はどうなのか、で手術内容が全く異なります。

 

先日、ホリエモンが親知らずの抜歯して時の話をしていましたが、聴いててああ単純なケースなんだろうな、とは思いました。

でも、彼は親知らずって場合によっては入院とか、全身麻酔とか大変なんでしょう、僕は担当医が凄く上手で良かった、とか言ってましたが、多分ですが間違いでしょうね。

 

まあ、こんな書くのもマウンティングになるので、読み流していただいて結構です。

 

データ的に言えば、中学校を卒業する頃には親知らずの状態とか、それがどうなるとかはパノラマレントゲン写真で予測が付くので、難易度判定で厳しそうなら、かなり早い時期に抜歯した方が良い、と私なんかは思っています。

皆さんはご存知ないでしょうが、親知らずに限らず、歯って言うのはまず歯冠が生えて来て、それから歯根が成長して完成するんです。

 

だから、歯肉突き破って歯冠が出て来ても、根は未完成、と言うことが殆どなんです。

 

と言うことは、親知らずなんか、パノラマレントゲン写真見て、歯冠があってその向きが分かる時、歯根なんか全然ないから、割りと簡単に抜歯できるんです。

 

大人になるにつれ、歯冠が骨の中で横向きに寝てて、その後で歯根が完成して骨の中に深く根付くことになるんです。

そして、齢重ねれば重ねるほど、歯根の先とかが曲がったりして骨により噛み込むようになってしまって難しい状況に陥るんです。

 

だから、痛むまで放置してしてしまってて、かなりのお歳になってからの親知らずの抜歯はとても大変になるんです。

つまり、患者さんとその担当医の協働で、より難しい親知らずの状況を作り出してるんです。

 

そう言う本当のこと、真実をチャンと患者さんに告げない歯医者の罪は重い、と私は思います。

私はそうなりたくないので、必ず話しますし、抜きませんか、とお誘いします。

 

非常に残念な話ですが、インプラント、歯周病治療業界で名の知れたDRでも、症例で親知らず抜いてないのを見たります。

聴くと、患者さんがいたくないと言ってるから、と言うんですが、私は残念な気持ちで一杯になります。

 

ゴッドハンド持ってるなら、早く抜いて上げれば良いのに、と思うんです。

 

以上のようなことをいつも感じ、考えているので、私の業界内における使命の一つに下顎の親知らずの抜歯があります。

 

今日は、一緒の麻酔の領域だったので、抜歯即時荷重インプラントもしました。

と言うか、こちらの方をするご決断をいただいたので、是非親知らずも抜きましょうよと言って、やらせていただいた、と言うのが本当の話です。

 

でも、かかった時間は親知らずが殆ど、でした・・・

 

どうやってやってるのか?のことも少しだけ書きましょうか。

 

まず、このような手術する前には、口腔内をできる限り清潔に保つこと、が最重要なので、定期的に来ていただいてPMTC、ポケット洗浄してから、私は必ずします。

こう言う事前準備、がなにげに一番大事ですね。

 

で、伝達麻酔して、浸潤麻酔して、6,7番の歯肉溝切開で術野を得ます。

私は縦切開はしません。

でも、低侵襲なので、ガバッとは広げません。

 

そこからピエゾで骨をCTデータに添ってカットして、ブロックで窓開けます。

そして、そこから癒着しているのを、やはりピエゾでどかして行って、歯を分割して抜ける状態にします。

 

分割も丁寧に繊細にやって、歯冠取って、歯根とって、後の修復をして、縫合して終わりです。

 

もっと本当の所、具体的な技術的な話をお知りになりたい方は、寺子屋に来て下さい。

今月の20日15時からストローマン本社で3時間、語り尽くします。

 

参加費は5000円です。

50000円と言いたい所ですが、遠方からわざわざお越しくだされる先生も少なくないので、それを考えて5000円です。

 

寺子屋は、私がもっている技術、知識全てをさらけ出して、皆さんにお役に立とう、と言う趣旨でしているモノだからです。

 

殆どの開業医の先生が自信を持って下顎の親知らずの抜歯に臨めるように、私も微力ながら協力したい、と願ってしています。

 

facebookでも公開設定にしているのは、出会えるチャンスを少しでも広げたいからです。

厳にfacebookでお友達になって、一緒に勉強するようになった先生も沢山います。

 

伝道すること、も私の使命の一つとして、頑張って行くつもりです。

 

チャンスと思ったら、是非掴まえて下さい。