のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

知れば知るほど『ペーパームーン』

2012-02-24 00:11:18 | フキューの名作
高校生の頃、
生まれてはじめて
映画館にひとりで観に行った映画、
『ペーパームーン』です。

いや、それ以前に中学生の頃、
『小さな恋のメロディー』をひとりで観たけど、
そのときは映画館まで母に送迎してもらったので…
(甘ったれでした

上映館も自分で調べて、
正真正銘、はじめてひとりで観に行ったのが、
この『ペーパームーン』です。

そんでもって、
10代の頃に観たなかで、
いちばん好きな映画

昔、テレビ放映したのを
2回くらい観た記憶があるけど、
ビデオ全盛時代も、
たしかビデオは市販されてなかったような…??

どこのレンタルビデオ店でも、
見たことなかったから

あれから幾星霜。
『ペーパームーン』のこと、
ずっと忘れてましたが、、、

昨年末、ふと改めて観たくなり、
Amazonで検索したら、
DVDがウソみたいにお買い得になってて、
速攻ゲット

あぁ、『ペーパームーン』が
いつでも自宅で観られる幸せ

もちろん特典も付いてます。
ピーター・ボグダノヴィッチ監督の
製作秘話&音声解説。

これがとても楽しめました

製作秘話映像では、
かつて俳優ばりにカッチョよかった
ボグダノヴィッチ監督が
(名前がいいよね。実際、俳優だったらしいし)
すっかり枯れたオジサンになって登場。

ファン垂涎のワクワク裏話を次々と

まず、この映画、
ライアン・オニール&娘テイタムの共演ありきの、
ハナから企画モノの香りがしますが…

実際は逆!

アディという少女が主人公の
『アディ・プレイ』という原作小説があり、
(昔、兄が原書を持ってたなぁ)
その映画化話が持ち上がり、
プロダクション・デザイナー(監督の当時の前妻)が…

「ぴったりの女の子がいる!」

と、テイタム・オニールを推薦。

最初に決まったキャストが、
(俳優の娘とはいえ)演技ド素人の小学生、
テイタム・オニールだったそうだ。

「じゃ、父親役(正確には“父親かもしれない役”)は
 パパのライアンにオファーしてみる?」

てな感じで、
当時、大スターだったライアンのキャスティングは
完全に後付けだったとか!?

音声解説では、
映像に合わせて、
(歌舞伎のイヤホンガイドばりに)
ボグダノヴィッチ監督がつぶやきまくります。

そこでも、
へ~~
そうだったのか~~
なるほど~~
…なネタ満載。

って、
『ペーパームーン』愛(?)を語ると長くなるので、
つづきはまた後日

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