のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

國芳ミント

2020-09-15 16:58:00 | 大好きな絵



HINT MINT の限定ラベル缶💛🖤

北斎・広重・國芳、各2種類ずつ全6種あり、大人買いしたかったけど、ミンテ◯アと違ってチト高くて、敬愛する歌川國芳親分のみの2種にしました。

『鼠よけの猫』はチョコレートミント🖤


『よしのかんとう』はシトラスジンジャーミント💛


食べ終わったら名刺入れになるかな?と思ったけど小さかった。そもそも微妙に湾曲した缶、名刺入れには向いてない🤣


昔から北斎は映画やドラマになるのに(来年封切りの柳楽優弥と田中泯が北斎を演じる映画も今から超楽しみ)、國芳の映像作品はないような気がする。評伝・伝説を読むと、ものすごく魅力的な人なのに。

仕事のギャランティーのエピソード。國芳自身を含め、大勢の弟子みんなで均等に分けていたというからカッコイイ(國芳一門=ホワイト企業)。

呉服屋の倅だったというから、お洒落な人だったに違いない(作品からも分かる)。

映画界の方々、いつか國芳を映像化してください😄🙏

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戌年の〆に(書籍編)

2018-12-28 00:08:08 | 大好きな絵


少し前、
同じタイトルで書いた気がしますが、
今回は書籍編。

戌年だった今年、
こんな素敵な犬本が出ていたこと、
つい最近まで知りませんでした。

マイラ・カルマン著
『たいせつなきみ』

著者はNYの代表的イラストレーター。

四半世紀来、
この方の絵が大好きなのり屋、
我が家の廊下には、
マイラ本陳列棚があるほど。

ビーニーもいますが。笑。


ピッピもいますが。笑。


ゴチャゴチャ写ってますが、
主役はマイラ本です。


犬が主役の既刊を網羅しつつ、
新作も加えた今作は、
マイラの犬本の集大成と言えそう。

贅沢なほどイラストぎっしり、
読み応えもたっぷり。
これで2,000円って安すぎるよ

もともとは犬嫌いだったというマイラが
犬好きになる過程、
犬たちとの温かな思い出が綴られ、
最後、彼らの肖像画に涙、涙、涙です。

戌年の終わり、
ワンコの毛並みを揃えるみたいに、
ナデナデ頬ずりしたくなる本に
出会えました。

あと、改めて気づいたけど、
以前からマイラ作品によく登場する、
ピートという犬、うちの犬娘に似てる。

いつのまにか自分、
マイラ本に刷り込まれて、
似た犬を選んだのかな?笑。


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重みと軽やかさと

2018-06-12 00:54:18 | 大好きな絵


先々週のEテレ『日曜美術館』、
染色家・柚木沙弥郎特集、
感銘を受けました。

大らかなカタチ、斬新な配色…
その作品群はもちろんのこと、
柚木さんご自身の人となりにも。

なんと、95歳でひとり暮らし。
(お身内やヘルパーのサポートを
受けながらとはいえ)

窓辺に飾ったアートピースの穴から、
毎朝、朝日がこぼれるのを見るたび、
希望が湧くとおっしゃる、
魂の瑞々しさよ!


こんな95歳になりたいものだ。
(が、自分は到底、
そこまで長生きしそうにない。
丈夫で長生きしたがりだった父でさえ、
94で亡くなったから)

飄々とした印象の柚木さんだが、
還暦過ぎまで窮屈な気持ちで
生きていたというのも驚き。
「昔は神経質で近寄り難かった」
という教え子の証言も。

鷹揚さと気難しさ、
どちらも柚木さんの本質なんだと思う。
(激しく僭越ながら、
自分にも身に覚えがあるから。笑)

柚木さんの作品を知ったのは5年ほど前、きっかけはクッキーでした。

ネットで犬や猫のカタチのスイーツを
探していて、
とあるサイトに辿りつき…

そのパッケージに描かれた絵が、
柚木さん作だったのだ。

柚木さんのお孫さんが営む
手作りスイーツ店。
プレーン味とココア味の
素朴な猫型クッキーが美味しかった。

空き箱は今、マイ宝物入れに。
チラッ。笑。


柚木さんの作品集、
アマゾ◯では既に完売で、
中古の高額出品しかなく、
入手は諦めかけていたが…

ダメモトで別のネット書店に
発注をかけてみたら、
なんと昨日、正価の新品が届いた

90余年の重みと、
軽やかな精神が共存した、
自由でカッコいい作品集です



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デュフィ2通

2017-09-07 12:43:58 | 大好きな絵


昨日届いた郵便物のなかに、
デュフィのポストカードが2枚、
混ざっていた。

どこぞのショップのオシャレなDM?

と、裏返すと、
偶然にも2通とも、
学生時代の同級生から。

亡き母にお花を贈ってくださった
同級生たちへのささやかなお礼に、
母が集めていた貝ボタンを送ったと
先日ここに書いたが、
そのなかの2人からだった。

1人は30年前、
のり屋母娘と一緒にパリに行った友。
(友人は仕事の取材旅行、
のり屋母娘はお気楽観光)

もう1人は、ちょうど同時期、
ご主人の仕事の赴任地である、
パリに住んでいた友。

自分的には、
母とパリに行ったことすら
忘れかけていたが…

2人とも、
パリでの母の思い出を
綴ってくれていた。

それが奇しくも、
デュフィのポストカードに。

ラウル・デュフィは
20世紀前半に活躍した
フランスの水彩画家にして、
今で言うマルチアーティスト。

美術学校時代に知り、
大好きな作家のひとりだが、
友人2人は中高短大時代の同級生、
のり屋のデュフィ好きを
知ってか知らずか…

デュフィ2通を手に、
昨夜は様々な想いがめぐり、
母との旅行が
(母が着ていたコートの色まで)
薄紙を剥がすように蘇ってきた。

友のやさしさと、
母との思い出に、
改めて涙。。。


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原宿で国芳一門会

2012-07-12 00:09:02 | 大好きな絵
なんて書くと落語会みたいですが、
浮世絵の展覧会の話です。

太田記念美術館で、
『浮世絵猫百景』を観てきました。

江戸時代の浮世絵師、
歌川国芳&その弟子たちによる、
猫の作品ばかりを集めた展示。

たくさんの猫にまみれて、
たくさんの弟子たちとともに、
たくさんの猫作品を残した国芳一門。

これまで個人的には、
名前に「芳」がついてるのが、
国芳の弟子だよね~程度の認識だったけど…

弟子たちの作品も
改めてよく観ると、
個性的で面白かった。

特に歌川芳藤。

「おもちゃ絵」なる作品を
多く手がけた人物。

浮世絵そのものが、
今でいう「イラスト」に通じてるけど、
とりわけ「おもちゃ絵」は、
よりイラスト的スタンスに見えた。

わかりやすい表現。
グラフィックな構成。
(マンガのコマ割りのような雰囲気も)

見れば見るほど、
親しみを感じるなぁ。

って、あの凄まじい画力は
どう転んでもマネできないけど

歌川一門、奥が深い。
ますます興味が尽きません。。。

美術館B1の
手ぬぐい専門店『かまわぬ』には、
以前から国芳の猫をモチーフにした手ぬぐいが…


今日こそ記念にと思ったけど、
暖色系の色合いにメゲた。
このところ暑いからね。
またの機会に。

その代わり、夏向きな1枚をば。

早速、水通しして干しました。

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