友人の噺家、金原亭世之介師匠から、
鹿芝居の主役を演じるとの連絡をもらい、
上野は鈴本演芸場の年末特別興行を観てきました。
【年忘れ吉例鈴本鹿芝居
与話様々浮世死神(よわさまざまうきよのしにがみ)】
12月28日(火)開演・午後5時
鹿芝居とは、
「噺家(ハナシカ)の芝居」。
略して「シカシバイ」。
噺家さんたちが落語の演目を
歌舞伎仕立てで演じる伝統芸能で、
これが、すこぶる、面白いのです


何を隠そう、のり屋のバーサン、
落語に目覚めたキッカケが、
この鹿芝居。
10代の頃から歌舞伎を観ていて、
以前は歌舞伎が好きだったけど、
あるとき、歌舞伎の演目のなかに、
出典が落語の演目があることを知り、
一気に開眼
以来、圧倒的に落語の味方(?)になってしまいました
(生来、笑いたがりだし)
実際、落語の演目を歌舞伎役者が演じるのと、
本家本元の噺家が演じるのでは、
どっちが面白いかなんて、
言うまでもないこと。
今回の演目は『死神』。
馬生師匠、正雀師匠らベテラン勢から、
馬治さん、馬吉さん、彦丸さんら二つ目さんまで、
芸達者な8名が歌うわ踊るわ、お祭り騒ぎ。
(日舞からマイケル・ジャクソンまで)
馬生師匠の死神。
こんな華のある死神、見たことない
(って、リアル死神自体、見たことないけど)
世之介師匠もパヴァロッティばりの喉を披露
(チトほめ過ぎ?)
正雀師匠の演技は、
根っからの歌舞伎好きが伝わってきて、
感動モノ。
そのお弟子の彦丸さんは、
女形の扮装をすると、
歌舞伎の尾上菊之助そっくりに!
(こんな楚々とした人が、本当に噺家なの!?)
落語の『死神』だと、
最後に主人公が自分の命の火を
うっかり消してしまうけど、
鹿芝居バージョンは誰も死なずに大団円。
そこが良かった
有名な合言葉、
「あじゃらかもくれんきゅうらいす、
てけれっつのぱっっ」
も、鹿芝居バージョンになると、
「あじゃらかナトセト成田屋さん、
てけれっつの…ボコッボコッボコッ」
と、ここにも海老蔵ネタが…
もちろん、仲入り前の前半には、
出演者それぞれの本業(落語)も聴けました。
こんなに盛りだくさんで楽しい鹿芝居公演、
数年前までは立ち見も出る大盛況だったのに、
不況の影響か、今年は空席がチラホラ…。
景気よ、回復してくれ
来年こそは



鹿芝居の主役を演じるとの連絡をもらい、
上野は鈴本演芸場の年末特別興行を観てきました。
【年忘れ吉例鈴本鹿芝居
与話様々浮世死神(よわさまざまうきよのしにがみ)】
12月28日(火)開演・午後5時
鹿芝居とは、
「噺家(ハナシカ)の芝居」。
略して「シカシバイ」。
噺家さんたちが落語の演目を
歌舞伎仕立てで演じる伝統芸能で、
これが、すこぶる、面白いのです



何を隠そう、のり屋のバーサン、
落語に目覚めたキッカケが、
この鹿芝居。
10代の頃から歌舞伎を観ていて、
以前は歌舞伎が好きだったけど、
あるとき、歌舞伎の演目のなかに、
出典が落語の演目があることを知り、
一気に開眼

以来、圧倒的に落語の味方(?)になってしまいました

(生来、笑いたがりだし)
実際、落語の演目を歌舞伎役者が演じるのと、
本家本元の噺家が演じるのでは、
どっちが面白いかなんて、
言うまでもないこと。
今回の演目は『死神』。
馬生師匠、正雀師匠らベテラン勢から、
馬治さん、馬吉さん、彦丸さんら二つ目さんまで、
芸達者な8名が歌うわ踊るわ、お祭り騒ぎ。
(日舞からマイケル・ジャクソンまで)
馬生師匠の死神。
こんな華のある死神、見たことない

(って、リアル死神自体、見たことないけど)
世之介師匠もパヴァロッティばりの喉を披露

(チトほめ過ぎ?)
正雀師匠の演技は、
根っからの歌舞伎好きが伝わってきて、
感動モノ。
そのお弟子の彦丸さんは、
女形の扮装をすると、
歌舞伎の尾上菊之助そっくりに!
(こんな楚々とした人が、本当に噺家なの!?)
落語の『死神』だと、
最後に主人公が自分の命の火を
うっかり消してしまうけど、
鹿芝居バージョンは誰も死なずに大団円。
そこが良かった

有名な合言葉、
「あじゃらかもくれんきゅうらいす、
てけれっつのぱっっ」
も、鹿芝居バージョンになると、
「あじゃらかナトセト成田屋さん、
てけれっつの…ボコッボコッボコッ」
と、ここにも海老蔵ネタが…

もちろん、仲入り前の前半には、
出演者それぞれの本業(落語)も聴けました。
こんなに盛りだくさんで楽しい鹿芝居公演、
数年前までは立ち見も出る大盛況だったのに、
不況の影響か、今年は空席がチラホラ…。
景気よ、回復してくれ

来年こそは



