のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

ゲゲゲに夢中・その2

2010-07-28 17:33:20 | ひとりごと
NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』、
あいかわらず面白いです。

今週あたりは、
メインストーリーよりも、
『ゼタ』の社長秘書「加納さん」の動向が気になる。

『ゼタ』のモデルって、
『ガロ』だよね。

あのアングラ漫画誌出版社の秘書に、
野心ムキムキの「加納さん」ってのが、
最初っから違和感あったけど、、、

ついに不穏な動きが出はじめました

美人で有能、
現代にも通じるキャリキャリのキャリアウーマン
「加納さん」。
(昭和30年代に置いとくの、もったいない?)

こういう人が、
女性の地位を向上させてきたんだろうなぁ…

と、尊敬しつつ、
こんな勝ち気な人が近くにいたら、
実際、シンドそう…

まぁ、仕事歴30年になるけど、
のり屋のバーサン周辺では、
滅多にお目にかからないタイプ
(類は友を呼ぶ、か?)

「加納さん」に共感する女性も多いのだろうか?
でも、リアルに「加納さん」してる人は、
朝ドラなんか見てるヒマないよね

トリオで揃った、
水木先生のアシスタントたちもいいね

才能豊かな「倉田くん」のモデルは、
つげ義春さんかな?

ルックス的には、
柄本佑がいい味出してる「菅井ちゃん」が、
つげさんイメージだけど。

そんなこんなで興味が尽きない、
『ゲゲゲの女房』。

この際、武良布枝さんの原作本を買うべきか…
検討中です

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見えないけれど、もう1匹

2010-07-24 01:27:26 | 犬猫と和む
『稲田ウォッチング』の写真でも撮ろうかと、
夕暮れの田園地帯を犬娘とお散歩。

顔見知りの奥さんが、
声をかけながら近づいてきた。

「さっき遠くからお見かけしたのよ。
 キャバリア犬を連れてるのが見えて…
 でも、私の目の錯覚だったみたい」

のり屋のバーサン、
ギョッとした

今の犬娘は、
プードルとコッカーのミックス犬。

キャバリアは、
2年前まで飼ってた犬なのだ。

しかも、昨日が命日で

大好きだった犬用クッキーを買ってきて、
昨夜、写真の前にお供えしたばかり。

その話をすると、
やっぱり!?と言いたげな表情で、
奥さんが言った。

「実は私、霊感が強いの。
 亡くなったワンちゃんも、
 一緒に歩いてるはずよ」

それでか

いつもなら、
知らないワンちゃんに威嚇しがちな犬娘が、
今日はお行儀がいい。

亡くなったキャバリア犬が、
とても愛想のいいコだったからね

姿は見えないけど、
画像にも写ってないけど、
一緒にお散歩してたんだね…


立ち話してるまに、
あたりは暗くなり…

うれしいような、
せつないような、
ぐしゃぐしゃ涙をながしながら、
帰り道をいそぎました。

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紀伊國屋書店のエスカレーター

2010-07-23 00:24:03 | 落語会に行ってきた
前回の日記の、つづきです。

紀伊國屋寄席の「まくら」で、
柳家小三治師匠が話題にしていた、
紀伊國屋書店のエスカレーター。

いまどき珍しい、
外側が「木製」だというエスカレーターを
早速、見てきました

画像、向かって左端が、
エスカレーターのステップ。
青色のベルトが、手すり。

そして、
手すりの右側が、
問題(?)の木製部分です。

改めて見ると、
たしかにレトロですね~。

昭和の香りがします

小三治師匠の「まくら」を聴かなければ、
一生、この木製部分を見ることはなかったかも…

今後、古いビルのエスカレーターに乗るたび、
外側部分を確認してしまいそうです。


ところで、
この写真撮るの、ちょっと苦労しました

他人様がいないのを見計らって、
写そうとするのですが、
なかなかタイミングが…

どこかのオジサンに
ジロジロ睨まれてしまったわぃ。

盗撮でもされたかと、誤解したのだろうか?

(オッサンを盗撮…って、
 するワケないでしょ、そんなもん

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第547回/紀伊國屋寄席、トリは小三治

2010-07-22 19:30:36 | 落語会に行ってきた
紀伊國屋寄席に行ってきました。

7月21日(水)午後6時半開演。
紀伊國屋ホールにて。

おめあては柳家小三治師匠です。

演目は、あらかじめ発表されていて、
『お茶汲み』。

以前にも生で聴いているし、
師匠のCDでも、よく聴いているので、
噺の筋は知り尽くしております。

が、なんたって小三治師匠は、
まくらも楽しみだからね

今回も、
高座の出番前に
ホール階下の書籍売り場で
文庫本を探した話から…

師匠は新宿生まれの新宿育ち。
当然、紀伊國屋書店に来るのも、
はじめてのワケがない。

なのに、
書店の2Fから3F、3Fから4Fにある、
エスカレーターの存在を
今日まで知らなかったとか。

え~っ、うそ~~
(東京都下育ちの、のり屋のバーサンだって、
 10代の頃から知ってたのに)

でも、
そのあとの発言に、もっと驚いた。

「エスカレーターの外側が木材でした。
 いまどき珍しいでしょう?」

って、たしかに

それに、世の中の大多数の人は、
エスカレーターに乗ったところで、
外側の材質なんて見ないし…

さすがだワ。
やっぱり、着眼点が違う。。。

「紀伊國屋書店のエスカレーター。
 それが、今日のオススメです。
 ぜひ、見てみてください。
 べつに本なんか買わなくたっていいんです。
 “ひやかし”でいいんです」

そこから、
ひやかしで吉原に行く男の噺、
本題の『お茶汲み』がはじまった。

そうきたか。
お見事

『お茶汲み』は動きも少ないし、
派手なネタではない。

未熟な噺家が演じたら、
聞く側は、たちまち眠くなってしまうだろう。

でも、小三治師匠が演じると、
じわじわぐいぐい引き込まれるんだな。

今後しばらくは、夜寝る前に、
『お茶汲み』のCDを聴きつづけることになりそうです。

って、またもや
小三治教(?)信者の日記みたくなってしまった…

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三三時代の会員落語会、つづき

2010-07-20 19:48:05 | 落語会に行ってきた
前回の日記の、つづき。

ゲストは寄席文字の橘右楽さん。

寄席文字とは、
落語の世界特有の、
あのギッチリ詰まった文字のこと。

あの詰まり具合には意味があって、
寄席に空席(スキマ)が出ないようにと願う、
縁起文字なんだそうだ。

右楽さんが言うには、
柳家三三師匠の「三三」という名前は、
現役の噺家名のなかでも指折りの「書きにくい」名前。
寄席文字屋さん泣かせの名前とか。

たしかに

シンプルすぎて、ごまかしがきかない。

書く側の力量が試される2文字であろうことは、
容易に想像がつく。

また、
高座脇の「めくり」に書かれた
「三三」をぼんやり眺めていると、
「三」が2つというより、
六本の横線に見えることも。

もっと言えば、
コインを6回投げて占う、
『陰陽占い』(だったかな?)みたいにも思えてくる。

オモテが出たら、真っすぐな横線、
ウラが出たら、真ん中に切れ目のある線。

6回ぜんぶオモテが出れば、
六本(六段)の横線になる。

ぜんぶオモテ…って、
たしか、最強の「掛」だった気がするけど…
(違ったかな?)。

そんなこんなで、
勝手にイメージがふくらむ。
不思議な名前「三三」。

三三師匠の師匠である小三治師匠が、
どんな思いをこめて名付けたのか、
興味は尽きません

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