星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

極東ロシア ウラジオストク・ハバロフスク  2017年7月23日

2017-07-23 15:24:11 | 旅行

7月12日から15日、極東ロシアに出かけてきました。行先はウラジオストクとハバロフスクです。松本空港からのチャーター便ツアーでの短期間旅行です。
本当は個人旅行のスタイルが旅先で自由に行動できるのでよいのですが、ロシアへ行くのは初めてで、言葉の問題がありしかも煩わしい査証手続きが必要
であることから、今回は団体ツアーでの参加です。極東ロシアツアーは、多くの旅行会社が扱っており、価格にもかなり開きがあり、今回のプランはその
中でも割高でしたが、松本空港発着の利便性(前後泊が不要)に負けてしまいました。行けるうちに行っておきたいという気持ちにも押されました。
直前までなかなか手続きが進まず、査証付きの旅券を受け取ったのが、出発当日の空港でという状況で、現地でも小さなハプニングはありましたが、参加
者の方たちと4日間楽しく過ごすことができました。
両都市とも、国境があることを除けば、北海道や九州へ行くのと同じくらい、たいへんに近いです。時差も1時間のみ(日本が遅れ)で、飛行機の移動時間
が短いことから、疲労は少ないです。
出発から帰路までの写真を掲載しました。(NIKON IMAGE SPACE) 良かったらご覧ください。→  2017/07 Russia /usagi-hoshi

 

ウスペンスキー教会(ハバロフスク)と中央広場(ウラジオストク)

言葉は、勿論ロシア語、英語は空港とホテル以外殆ど通じません。町中の看板なども殆どロシア語のみ。 でも日本語で対応してくれる店もあったりします。
またたとえ通じなくても、丁寧に話しをしてくれる人が結構いました。言葉もたいせつですが、それ以上に気持ちですね。 ただし、やはり個人旅行や長期
滞在の場合には、ロシア語が出来なければ、大きな支障となることは必至です。安易な気持ちでふらりと訪れて何とかなる場所ではありません。勿論とても
魅力的な両都市で、例えロシア語を学んででも、また行きたいですが。
食事は、ツアーのものだけでしたが、結構美味しいです。 ロシアということで、大陸性の気候を警戒し、万一のために薄い折り畳みのダウンジャケットも
持って行きましたが、全く不要、昼は殆ど半袖で過ごしました。気温は、ハバロフスクが少し高めで、滞在中最高が30度くらい、ウラジオストクはそれより
もやや低い感じですが、こちらは7月はモンスーンの影響をまともに受けるため霧の日が多いそうで、事実午前中は濃霧に覆われ、ルースキー島に通じる
橋の上からは、橋の柱以外なにも見えませんでした。(午後は霧が晴れてきた) 霧に覆われたウラジオストクのことを、「ミルクに包まれたよう」と言う
そうです。
買い物は、あらかじめ旅行会社を通じて両替してもらった分(約5000ルーブル)で事足り、カードなどを使うことはありませんでした。 長野でルーブル
から円への両替は出来ないので余っても困る、と思っていましたが、無駄遣いをせず丁度使い切り、僅かなコインだけが「記念品」として残りました。
治安について、ウラジオストクは不明ですが、ハバロフスクでは、現地ガイドさんから、「夜間は治安が良くないので出歩かないように」と言われました。そ
れを裏付けるかのように、ハバロフスク駅では、サブマシンガンを背中に携えた警備兵が巡回をしていましたし、ホテルの中も短銃を腰につけた警備員が見
回っていました。飛び道具をもっているから即危険、とまでは言えないかもしれませんが、平和ボケは通じないことを感じました。

ハバロフスクの2つの正教会で感じたあの厳粛な雰囲気、いつかまたもし機会があったならもう一度訪れてみたいです。

 

 

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種子島・屋久島の風景と星空 2017年5月28日

2017-05-28 11:44:54 | 旅行

いつか行ってみたいと思っていた両島、羽田や名古屋からだと北信濃から空港までの旅費と時間が相当かかりますが、今回松本空港からのチャーター便ツアーで叶いました。
5月21日~23日 3日間。

5/21 夕方
種子島空港に到着した搭乗機、飛行機に乗るのは4年ぶりです。国内線は今まで乗る機会が無く、今回初めて。
松本空港、種子島空港ともにたいへん親切で、荷物の扱いも非常に丁寧です。バックなどを特にケア無く積み下ろしする外国の空港と比べると格別で、日本はいいな、と思います。

5/21 夜
種子島からの星空です。ホテルのベランダから撮影。黄色く写っているのは、街灯に照らされた手前のソテツの木です。ケンタウルス座の上半身がしっかり見えていました。
北信濃と種子島では、緯度にして僅か6度ほどの違いですが、その差は大きいです。
ケンタウルス座のすぐ下にはみなみじゅうじ座(南十字星)の一番北側のガンマ星が、高度2~3度くらいに昇っているはずで(撮影した時刻がこの星の最大高度)、
もし海岸まで出ていたら水平線上に見えていたかもしれません。 種子島はやはり遠い南国の素敵な島です。

5/22 午前
種子島宇宙センターのロケットの丘展望所
4本の鉄塔がある場所が、発射台の場所です(4本の鉄塔は、避雷針) 広大な亜熱帯の森と白い海岸線が素晴らしく、世界一美しいロケット発射基地と呼ばれるのも分かります。
この場所からは普段見学が出来ますが、発射が行われる際にはここも閉鎖され厳重に警備されるそうです。

6月1日、GPSの精度を高める準天頂衛星「みちびき2号」を載せたH2Aロケット34号機が午前9時17分、この種子島宇宙センター発射台から
打ち上げられました。 10日後の旅行だったら、発射するところを(当然もっと遠くからですが)見ることが出来たかもしれませんね。(6/1加筆)

門倉岬
種子島最南端で、1543年、ポルトガル人の乗った船が漂着した岬、鉄砲伝来の地です。ここも美しい海岸線です。

5/22 午後
種子島西之表港から高速船で屋久島へ、ちなみに西之表港の灯台は、種子島に相応しいロケット型です。(飛びません^^;)

5/22 午後
屋久島安房港へ到着後昼食、そしてバスで標高1200メートルへ。海岸付近は、半袖で十分な暖かさでしたが、ここは長袖が必要、しかも雨です。雨量が半端では
ないという屋久島、でもそのお蔭で類まれな生態系が育まれているのです。
この紀元杉の樹齢は3000年、この木が芽生えた頃、日本ではまだ縄文から弥生の時代です。気の遠くなるほどの時間、ここでじっと生き続けていることにただ驚きです。
近くにいるとなにかこう、「深く優しい気」のようなものを感じます。出逢えて嬉しいです。

 

5/22 夜
再び星空、屋久島からです。こちらもホテルのベランダからです。 時間帯が深夜を過ぎていたため、ケンタウルス座は沈もうとしていますが、さそり座が高いところにいました。
人口光が少ないのですごく星がよく見えます。天の川(銀河系)の中心方向(さそりの尾の上)も非常に濃いです。

5/23 朝
ホテルの周りの散策路、熱帯の植物が生い茂り、寒い北信濃とは別世界です。花や植物の名前が分からなくて残念でした。今度行く機会があれば是非ガイドさんをお願いしたいです。

一番右側の高い山は、モッチョム岳

5/23 午前
千尋の滝、巨大な花崗岩の岩盤を流れる大滝です。 屋久島の大部分はこの花崗岩で形成されていて、でもその強固な岩盤の上に多種多様な生命が逞しく宿っていて、ここはその縮図
を見ているようでした。

5/23 午後
旅も終わりに近づきました。屋久島から高速船で再び種子島へ、空港から一路松本へ。 長野県上空に入ると御嶽山が見えました。
サトウキビやサツマイモの苗が植えられていた広々とした種子島、道沿いにブーゲンビリアが咲いていた屋久島、そして両島とも綺麗な星空、 またいつか。
同行のツアーの皆さま、添乗員さん、たいへんお世話になりました。

 

 

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