既に先月のことになりましたが2月20日~23日、宮古諸島に行って来ました。 雪が降る真冬から亜熱帯海洋性気候の地へ
宮古諸島のうち、橋で結ばれている宮古島・下地島・伊良部島・池間島・来間島を訪問(足早の旅)
伊良部島の北西部にある佐和田の浜、どこまでも遠く浅く。 沖合にたくさんの巨岩が転がっていますが、これは1771年の明和の大津波によって運ばれてきたものとのことです。この時には30メートルに達する波が押し寄せ、宮古諸島や八重山諸島で多くの方が亡くなったそうです。美しい風景の中にある忘れてはならない記憶です
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下地島にある通り池。2つの池は水中でつながっており、水深は45mと25m。ダイバーに人気のスポット(もちろん上級者) 吸い込まれそうな濃い色で満たされていました
通り池から海の方へ続く遊歩道。 深い池を覗いて緊張した心がここで穏やかになりました
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渡口の浜。 宮古諸島の浜はどこにいっても珊瑚から出来た真っ白な砂で覆われています。 歩くのが勿体ない。 おそらくどなたかが置いたものだと思いますが、ぽつんと一つだけ椰子の実がありました。 あの歌の世界です
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伊良部島の牧山展望台。 景色は素晴らしい、が風が物凄い。案内をして下さった方から「風が強いから注意してください」と言われていたが、想像を遥かに超えていました。スマホの手を離したら間違いなく紙切れのようにどこかに飛んで行ってしまいます。 右に見えるのは伊良部大橋、対岸は宮古島。 橋の真ん中付近で桁が盛り上がっていますが、大型船が橋の下を航行できるようにする配慮だそうです。 宮古諸島を結ぶ他の橋も同じ構造です
展望台に続く坂道の途中に桜の花が少しだけ咲いていました。ここでは1月に咲くそうです。 真冬でも暖かい亜熱帯
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宮古島南東の岬にある東平安名埼灯台
頂上まで登って見学できます(300円)グルグルと螺旋階段を昇ると、灯室の下にある展望デッキに出られます。ここも凄い風が吹いていました。係の方の話では、前日まで強風で頂上での見学は出来なかったそうです
灯台頂上より南東方向
北西方向
頂部にはもちろん閃光のための巨大な光源。北緯24度、我が家は37度。随分と南まで来たのですね
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池間大橋。左側遠くに見えるのは大神島
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帰路に就く日の午前に訪れた来間島。展望台より、来間大橋
南国の日が差してきて、海はまさに宮古ブルーその色。 ここの方たちはいつもこの海を見ているのですね。 もちろん台風が荒れ狂うときもあり、良いことばかりではないはずですが、やはりうらやましい
来間島の風景
真冬の2月で、住宅の庭先に普通にパパイヤが実っている。対して今頃北信濃はまだ雪がどっさり。。南北に長い日本は多種多様
「道の駅みやこ」で青パパイヤを1つ買いました。「切ったときに出る汁でかぶれることがあるので、手袋をするように」とはガイドさんのアドバイス。 自宅に帰ってからEさんがしりしりにしてくれましたが、歯ごたえありたいへん美味しい
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帰路、沖縄本島の西側を通過する際に見えた伊平屋島。どの島もたいへん美しい。できることなら生涯のうちに沖縄のすべての島を巡ってみたい(できない贅沢ですが)
往路:松本→神戸→那覇(1泊)→下地 帰路:下地→神戸→松本(神戸への到着が遅れたので、ギリギリで松本行に乗れた。神戸空港の手荷物検査は非常に手際よくしてくれました)
松本行のFDAから見えた富士山。機長がアナウンスしてくれました。なにかほっとした反面、珊瑚礁の海はもう遠い昔のように思えてしまいました。
宮古諸島、北国育ちの私にとって、やはり夢のような特別の場所でした。 感謝